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ヒロアカ・ハイキュー・呪術廻戦・黒バス・ワートリ・いれいす・文スト・mzyb(wrwrd)・2j3j・鬼滅の刃・ハイカードの夢小説です

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二次創作
短編集【リクエスト停止】

#53

花宮真の心の内


創作元:黒子のバスケ

キャラ:花宮真




-----------








人生って何があるか分かんないじゃん?でもさ、こんな怖いこと起こると思わないじゃん











___少し前











「花宮くん!これ、作ってきたんだけど.........」






「僕に?器用だなぁ............有り難く貰うね。ありがとう」








私は横の席なので、視線の端っこに嫌に映る。ニコニコして、手作りお菓子を貰う男、「花宮真」

まさに、名前に忠実に従っているかのような性格













............でも、やっぱり人間には裏があるんだなって




















「ウゼェな」













舌打ちをしながら、一言吐き捨ててゴミ箱へ物を捨てる花宮真

別に驚きはしなかった。人..........いや、こういう人間には裏がつきものだからだ

壁に隠れながら、窓の反射で彼を見る







ばちっ









『...........気持ち悪りぃ』










反射越しに目が合ったので、私は踵を返そうとした..............のだが





反射越しのあいつが口角を上げてたもんで、私は"嵌められた"ということに気がついた


静かな廊下に一つの足音が鳴り響く。どんどんと音が近くなり、鼓動も嫌に速くなり、焦燥感が高まる

やがて足音が止まり..........















「盗み聞きなんて、趣味が悪いなぁ................●●○○さん?」









『..........盗み聞きだなんて、人聞きが悪いなぁ?花宮真くん』











私が無理矢理口角を上げ、焦る気持ちを隠そうと微苦笑する









『花宮くん、こんなところでどうしたの?この先はゴミ捨て場しかないけど......』







「.......●●さんこそ、どうしたの?こんなところに用なんて......」








彼に話を切り出される前に、自分から話し出す

常に相手の主導権を握れ。彼方から話題を振られたら、それに応えなければいけない。







『恥ずかしいことに、方向音痴でね........こんなところまで来ちゃって』






「此処からはゴミ捨て場しかないって分かってるのに?」





『窓の反射でゴミ捨て場しかないんだって、分かって』









バチバチと火花が散り、ペラペラと嘘が出てくる

花宮真。流石は"優等生"だ。簡単に切り抜けさせてはくれない

花宮真が「まぁいいや」と話題を切り出す。コツ、と一つ足音が近づく










「別に、○○に知られて困ることはねぇよ」








『.......っは、』










間抜けな声が出て、その場でフリーズする

名前呼び、本性、耳元、発言。全て脳で処理が追いつかない

花宮真の上がった口角の意味が分からず、眉を歪める

内心とても不愉快で、舌を打ちたくなる。その気持ちをグッと堪え、口を開く









『馴れ馴れしいんだけど』









少しでも抗うよう、花宮真に嫌味をぶつけた










(はっ........食えねぇ女)
(チッ........花宮真の心理が分からない......)







作者メッセージ

まこちゃんだいすきすぎる.............(わかる人おらん?)

2025/03/01 21:50

渡会天乃♣︎💐 ID:≫ 11GsR4EM2gvPY
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