二次創作
短編集
創作元:文豪ストレイドッグス
キャラ:太宰治
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「○○....?」
周りを見渡す。自分が探しているモノが居ない
目の前にあるモノは、ドロリとしたものが付着した死体
生 き て い る ○○は?
[斜体][明朝体]君だけがどこにもいなくって[/明朝体][/斜体]
「ッあぁ".....!」
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「太宰さん!」
「太宰」
「太宰さん」
[斜体][明朝体]そして時は過ぎていった[/明朝体][/斜体]
《治》
「....ん?なんだい?」
[斜体][明朝体]ただただ暑い日が過ぎてった[/明朝体][/斜体]
[斜体][明朝体][漢字]家族もクラス[/漢字][ふりがな]居場所も探偵社[/ふりがな]の奴らも居るのに[/明朝体][/斜体]
「○○......」
[斜体][明朝体]なぜか君だけはどこにも[/明朝体][/斜体]
《如何した?治》
[斜体][明朝体]いない[/明朝体][/斜体]
《治、楽しいな!》
[斜体][明朝体]あの夏の日を思い出す[/明朝体][/斜体]
「○○、あいしてるよ」
[斜体][明朝体]僕は今も今でもずっと[漢字]歌ってる[/漢字][ふりがな]謳ってる[/ふりがな][/明朝体][/斜体]
「太宰さんの探し物ってなんなんですか?」
「さぁ.......?当ててごらん」
[斜体][明朝体]君をずっと探しているんだ[/明朝体][/斜体]
[斜体][明朝体]君に言いたいことがあるんだ[/明朝体][/斜体]
「[打消し]好きだよ[/打消し]」
[斜体][明朝体]九月の終わりに[/明朝体][/斜体]
「あれ、太宰さん、今日は服装違うんですね?」
「ん?まぁね」
君の匂いが微かに残るシャツ
その匂いがどうしようもなくむず痒くて
[斜体][明朝体]くしゃみして[/明朝体][/斜体]
「今日は雨ですか.......」
「傘、入るかい?」
静かな雨の音と、脳裏の暖かい君の声
[斜体][明朝体]六月の匂いを[/明朝体][/斜体]
《治、また忘れたか?.......入れてやる》
《ふふっ....ありがとう》
[斜体][明朝体]繰り返す[/明朝体][/斜体]
[斜体][明朝体]君の笑顔は[/明朝体][/斜体]
《ふはっ!面白いな》
[斜体][明朝体]君の無邪気さは[/明朝体][/斜体]
《治、見てみろ!》
[斜体][明朝体]頭の中を飽和している[/明朝体][/斜体]
《何処で間違えたんだろうな》
[斜体][明朝体]誰も何も悪くないよ[/明朝体][/斜体]
《治.............バイバイだ》
[斜体][明朝体]君は何も悪くないから[/明朝体][/斜体]
《私がっ......!!》
《「[斜体][明朝体]もういいよ[/明朝体][/斜体]」》
[斜体][明朝体] 投 げ 出 し て し ま お う[/明朝体][/斜体]
「[斜体][明朝体]そう言って欲しかったのだろう?[/明朝体][/斜体]」
体の力が抜けた様に崩れ落ちる
[斜体][明朝体]なあ?[/明朝体][/斜体]
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