短編集
[太字]きっと似ている2人[/太字]
創作元:ワールドトリガー
キャラ:王子一彰
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皆さんは嫌いな奴に壁ドンをされたことはあるだろうか
私は今現在進行形で
『退け』
「酷いなぁ」
されている
私の嫌いな奴「王子一彰」は、私の顔の横に左腕の肘を曲げ置いている
口角を上げ、私の目を捕らえて離さない
王子の右の指が私の唇をなぞる
『....っくそが........』
「口悪いねえ」
そう言いながら、私の顎に指を移動させ、私の顔をクイとあげる
同時に王子の顔も近くなり、髪と髪が触れ合う、指一個分の近さだった
『っまじ、退け.......!』
私は出来るだけ頭を反るが、後ろは壁なのであまり意味がない
いつもの余裕そうな顔をして、王子が言う
「ねぇ.......なんでいつもぼくのこと避けるんだい?ぼくは○○と仲良くなりたいんだけどなぁ」
『こういう態度が最高にムカつくだからだよ..........!!』
私を愛おしそうに見つめるその瞳は、とても重いように見えた
(お前からの好意なんてとっくに気づいてる)
(まずは、"お友達"からって言うよね)
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