短編集
[太字]もし個性がない世界だったら[/太字]〜この2人は恋敵〜
創作元:僕のヒーローアカデミア
キャラ:鷹見啓吾 轟燈矢
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10月14日、13時。涼しい紅葉が舞う駅前で人を待っていた時、
「ねー、お姉さん?いいじゃん、教えてって」
「俺達、友達になりたいだけなんだって〜」
『あー.....はは.....すみません....』
ナンパに引っかかりました。
いや、本当に居るんだね。びっくりしたもん
『本当、人待ってるんで.......』
「え〜?でも、連絡先くらい良くない?」
「後で連絡するだけだからさ〜」
ナンパ男がじりじりと距離を詰めてきた時、後ろに二つの足音が聞こえた。
その瞬間、私は何かを察した
『アッ......お兄さん達ほんと、退いた方が......』
「えー、なになに?」
『いや、あの......!お兄さん達の身が危ないというか........』
二つの足音が止まった。私は内心すごく焦っている!
「"俺の"に何してくれてるんスかね」
「.......」
来ちゃった〜!!そう心の中で叫びながら、2人を見る。
1人はニコニコしている。もう1人は、無言で指をポキポキ鳴らして、殴る準備をしている。どっちも怖いわ!
『あの......啓吾くん、燈矢くん......?』
「ん?ちょと待ってな。先にこっち片付けるで」
「片付けてから聞いてやる」
私は危険を感じ、ささーっとその場から目を背けた。
その後、2人が血濡れた状態で、ニコニコして手を差し伸べてきたのは秘密
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