”[漢字]世加[/漢字][ふりがな]せいか[/ふりがな]学園”
中高一貫の名門校。数々の有名人が卒業しており、在校生にも大会優勝者などがいる学園。
天才も多い学園だが＿＿＿＿

日「[漢字]流夢[/漢字][ふりがな]るむ[/ふりがな]ーしりとりしよー」
流「いいぜー…みかん」
日「終わったじゃんか」
2-A組の教室で暇そうに会話する[漢字]京極日向[/漢字][ふりがな]きょうごくひなた[/ふりがな]と[漢字]玖無音流夢[/漢字][ふりがな]くむおとるむ[/ふりがな]。
他のクラスメートがザワザワとしている中、流夢が急に思いついたように、
流「よしっ…イタズラするか…」
日「まるで当たり前かのようにイタズラをする玖無音氏でありました」
流夢は席を立って、廊下に出る。
そのまま、放送室の方に向かって走っていった。
日「ま、授業潰れるからいっか」

放送室＿＿＿＿
流「あーあーマイクテストー」
マイクに向けて声を出す流夢。
手慣れた様子で機器を操作する流夢は笑顔になると、勢いよく息を吸い＿＿＿＿

《こんにちはーみなさーん！いつもの”イタズラ放送”のお時間でーす！》
「今日はこんな朝早くからかよ…」
「あいつもよく飽きないなぁ…」
突如流れた放送に生徒たちはいつものように苦笑する。
《えー2年の数学担当の今井せんせーにご報告でーす！今から2-Aの教室を爆破します！嫌なら1時間目の数学をなしにしてください！》
流夢の放送に名前を呼ばれた今井は喉を詰まらせる。
そして、他の先生を連れて放送室へと向かった。