黄瀬涼太誕生祭2024 誕生日おめでとう!【短編】
#1
ネックレスから意識
[太字]ネックレスから意識[/太字]
「●●っちどうしたんっスか?こんなとこ....はっ、もしかして告白っス『違うから』そうっスよね〜......」
こんなバッサリ....分かってたんスけどね!?じゃあ何でこんなとこ....
『.....黄瀬、誕生日、おめでとう』
「え?」
『た、誕生日おめでとうっ!』
いや、聞こえなかったわけじゃなくてっスね、あー、●●っちからお祝いの言葉もらえるなんて思いもしなかったんスけど?
「●●っちぃ....ありがとうっス〜!!」
『それと、これ。ファンの子から色々もらってるから私のなんていらないと思うけど....ん、』
そうして●●っちが渡してきたのは綺麗にラッピングされた箱で
「●●っち、もしかしてこれ....」
俺への、誕生日プレゼントっスか?
『中身、ネックレス、だから』
「あ、開けていいっスか!?」
『...どうぞ』
ありがとっス!そう言ってラッピングを丁寧に解いて、箱を開けると、ネックレスが"二つ"
「? なんでこれ2つなんスか?」
『好きな人とか、尊敬する人とか、お揃いでつけれたらいいんじゃないかって、思ったのよ.....悪い?』
この証言だけで分かった、●●っちは俺のことをちゃんと考えて決めてくれたんだって、そんでもって、俺のこと意識してないってこと
『黒子くんとか、一緒につけてみたらいいんじゃない?あなた大好きでしょう』
「そうっスか〜.....じゃ、これ、●●っちにひとつあげるっス!」
『は?いや何言って...』
●●っちが何かを言い終わる前にネックレスを強引に渡した。
「俺は"好きな人"にあげるっスから!」
『え、えぇ、あ、ありがとう....?』
あぁ!分かってないっスね!!
「恋愛的な意味で!女の子として好きっていうことっスからね!」
『えぇ、え.......あ、え.......』
俺は教室を出た。
その後に『はあぁぁぁぁあ!!?』とか、『黄瀬のバカぁ!!』という声が聞こえて来たのは聞かなかったことにするっスよ、●●。
(黄瀬のバカ.....明日、いや、部活どうすんのよ......どういう顔で....あぁもうっ!)
(今は尊敬してるんじゃなくて、ただ愛らしいだけなんで呼び方変えるっスよ、●●)
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