二次創作
闇AU関係いろいろ
「おはよう、パピルス」
今日もオレ、"マーダー"はリアルスターに挨拶をする。そしてゆっくりベッドから降り、チリだらけのパーカーを羽織った。
「さて、今日も"仕事"をするか…」
深くフードを被り、下に降りる。"エラー"に頼んでダストテールに戻るか…なんて考えながら。
「おい、エr…」
「わ、わ〜!!ちょっとマーダー"まだ"来ないで!!」
「マーダーだけに?」
「違うよ"ホラー"?!」
なぜか"キラー"に止められた。奥の方に何やらカラフルなものが見える。
「おい、なんだあr」
「わ〜!!!早くどっか行って!!"クロス"、なんとかしてよ!」
「え、なんでオレなんですか?!えぇっと、マーダー先輩…今ちょっと取り込み中なんで…入らないでもらえると嬉しいんですけど…」
「そういうことなら早く言え。エラーはどこだ?」
仕方ない、この部屋に入るのは諦めよう。とりあえずエラーに会えれば良い。
「あ〜…あいつ、"ナイトメア"と一緒に買い物に行ったぞ」
ホラーが申し訳無さそうに言う。
「珍しいな、あの二人が買い物に行くなんて」
「まぁな…[小文字]クロスが料理を作るだけで手一杯だし[/小文字]」
「なんか言ったか?」
「い、いや!なんでもない」
「?」
なんだか全員の様子がおかしい。なにかを隠しているのか…?
『サンズ、そんなもの気にしてる場合ではないだろう。早く"仕事"をしなくては』
「[小文字]…あぁ、そうだなパピルス。[/小文字]じゃ、オレはもう行く」
と言っても、エラーがいないんじゃ他のAUに行けやしない。どうするか…
「あ、あのさ…」
ホラーが上目遣いで話しかけてくる。[打消し]可愛い。[/打消し]
「なんだ?」
「その…今日くらいは"骨"休めをしたらどうだ?スケルトンなだけに」
「…なぜだ」
「だって…いつも忙しそうじゃんか、マーダー」
…オレに休んでいる暇はない。いつニンゲンがやってくるかわからないしな。もしあいつにパピルスを殺されてしまったら…?考えただけで鳥肌が立つ。…肌はないけど。
「ね〜ね〜幻かk…じゃなくて、パピルスさぁ…今日くらいお兄ちゃんを休めてもいいよね!だいじょ〜ぶ、ニンゲンが好き勝手しないように足止めしておくからさ!」
キラーがパピルスに向かって話しかけ…ているつもりなのだろう。
「…パピルスはそっちじゃない」
「わかるわけないじゃん?!ボクには見えないんだからさぁ!!」
ムスッとした顔をされた。その顔があまりにも間抜けで、思わずフッと笑ってしまう。
『…仕方ない。あいつに免じて今日だけは休ませてやろう』
「?!パピルス?どうしたんだ、急に」
『なんだ、今日はなんの日か忘れたのか?サンズ』
「…なんのことだ」
「せんぱ〜い!そろそろ準備終わりますよ!!」
クロスの声が飛んでくる。キラーとホラーは慌ただしげに駆け出した。ご丁寧にドアの鍵まで閉めていく。
「あれ、ボスもう帰ってきたの?!」
「何だキラー、帰ったら悪いのか」
「いやそうは言ってないし?!」
もう、ナイトメアは中にいるのか…?玄関から入ればいいのに。
「それでは"本日の主役"を呼ぶとするか」
ナイトメアの声が響く。誰だ?本日の主役って…
「?!ッッ!」
突然、身体が宙に浮く。いや、違う。床が無くなったんだ。
(これは…エラーのポータル…)
「よっト」
エラーの声が背後から聞こえる。青い糸で優しく地面に下ろされた。
「ほら、前を見テ見ろ」
「?」
言われるがままに前を見る。
「!!」
ハッと息を呑む。視界いっぱいにカラフルな飾りつけが飛び込んできた。
「お前ラ、準備は良いka?」
エラーの声に後ろを振り返ってみると、クラッカーを持ったあいつらがいた。
「「[大文字]ハッピバースデー、マーダー!![/大文字]」」
パァンっとクラッカーが一斉に鳴らされた。クロスがキッチンからごちそうを運んでくる。
「マーダー先輩、早く食べないとホラー先輩に全部食べられちゃいますよ?w」
「あ、あぁ…」
ようやく、少しずつ状況が飲み込めてくる。
(そうだ…今日はオレの誕生日…)
ちらりとナイトメアを見ると、少し身体が溶けている。それでも、この場所にはとどまっていた。
『サンズ、あいつらに言うことはないのか?』
「あ…」
パピルスに急かされ、オレは"仲間"の方を向いた。じんわりと温かいものがソウルいっぱいに広がる。
「…ありがとな、お前ら」
そう言ってオレは、小さく笑った―…
[右寄せ]―fin―[/右寄せ]
今日もオレ、"マーダー"はリアルスターに挨拶をする。そしてゆっくりベッドから降り、チリだらけのパーカーを羽織った。
「さて、今日も"仕事"をするか…」
深くフードを被り、下に降りる。"エラー"に頼んでダストテールに戻るか…なんて考えながら。
「おい、エr…」
「わ、わ〜!!ちょっとマーダー"まだ"来ないで!!」
「マーダーだけに?」
「違うよ"ホラー"?!」
なぜか"キラー"に止められた。奥の方に何やらカラフルなものが見える。
「おい、なんだあr」
「わ〜!!!早くどっか行って!!"クロス"、なんとかしてよ!」
「え、なんでオレなんですか?!えぇっと、マーダー先輩…今ちょっと取り込み中なんで…入らないでもらえると嬉しいんですけど…」
「そういうことなら早く言え。エラーはどこだ?」
仕方ない、この部屋に入るのは諦めよう。とりあえずエラーに会えれば良い。
「あ〜…あいつ、"ナイトメア"と一緒に買い物に行ったぞ」
ホラーが申し訳無さそうに言う。
「珍しいな、あの二人が買い物に行くなんて」
「まぁな…[小文字]クロスが料理を作るだけで手一杯だし[/小文字]」
「なんか言ったか?」
「い、いや!なんでもない」
「?」
なんだか全員の様子がおかしい。なにかを隠しているのか…?
『サンズ、そんなもの気にしてる場合ではないだろう。早く"仕事"をしなくては』
「[小文字]…あぁ、そうだなパピルス。[/小文字]じゃ、オレはもう行く」
と言っても、エラーがいないんじゃ他のAUに行けやしない。どうするか…
「あ、あのさ…」
ホラーが上目遣いで話しかけてくる。[打消し]可愛い。[/打消し]
「なんだ?」
「その…今日くらいは"骨"休めをしたらどうだ?スケルトンなだけに」
「…なぜだ」
「だって…いつも忙しそうじゃんか、マーダー」
…オレに休んでいる暇はない。いつニンゲンがやってくるかわからないしな。もしあいつにパピルスを殺されてしまったら…?考えただけで鳥肌が立つ。…肌はないけど。
「ね〜ね〜幻かk…じゃなくて、パピルスさぁ…今日くらいお兄ちゃんを休めてもいいよね!だいじょ〜ぶ、ニンゲンが好き勝手しないように足止めしておくからさ!」
キラーがパピルスに向かって話しかけ…ているつもりなのだろう。
「…パピルスはそっちじゃない」
「わかるわけないじゃん?!ボクには見えないんだからさぁ!!」
ムスッとした顔をされた。その顔があまりにも間抜けで、思わずフッと笑ってしまう。
『…仕方ない。あいつに免じて今日だけは休ませてやろう』
「?!パピルス?どうしたんだ、急に」
『なんだ、今日はなんの日か忘れたのか?サンズ』
「…なんのことだ」
「せんぱ〜い!そろそろ準備終わりますよ!!」
クロスの声が飛んでくる。キラーとホラーは慌ただしげに駆け出した。ご丁寧にドアの鍵まで閉めていく。
「あれ、ボスもう帰ってきたの?!」
「何だキラー、帰ったら悪いのか」
「いやそうは言ってないし?!」
もう、ナイトメアは中にいるのか…?玄関から入ればいいのに。
「それでは"本日の主役"を呼ぶとするか」
ナイトメアの声が響く。誰だ?本日の主役って…
「?!ッッ!」
突然、身体が宙に浮く。いや、違う。床が無くなったんだ。
(これは…エラーのポータル…)
「よっト」
エラーの声が背後から聞こえる。青い糸で優しく地面に下ろされた。
「ほら、前を見テ見ろ」
「?」
言われるがままに前を見る。
「!!」
ハッと息を呑む。視界いっぱいにカラフルな飾りつけが飛び込んできた。
「お前ラ、準備は良いka?」
エラーの声に後ろを振り返ってみると、クラッカーを持ったあいつらがいた。
「「[大文字]ハッピバースデー、マーダー!![/大文字]」」
パァンっとクラッカーが一斉に鳴らされた。クロスがキッチンからごちそうを運んでくる。
「マーダー先輩、早く食べないとホラー先輩に全部食べられちゃいますよ?w」
「あ、あぁ…」
ようやく、少しずつ状況が飲み込めてくる。
(そうだ…今日はオレの誕生日…)
ちらりとナイトメアを見ると、少し身体が溶けている。それでも、この場所にはとどまっていた。
『サンズ、あいつらに言うことはないのか?』
「あ…」
パピルスに急かされ、オレは"仲間"の方を向いた。じんわりと温かいものがソウルいっぱいに広がる。
「…ありがとな、お前ら」
そう言ってオレは、小さく笑った―…
[右寄せ]―fin―[/右寄せ]