白神さん家の秘密
春なのにまだ冷たい風が頬を通り過ぎる。
赤くなった耳をネックウォーマーで隠しながら、自転車をこぐ。
入学式を無事終え、ついに俺も高校生。
たくさんの青春を謳歌したいと思っている。
でも、高校に上がると同時に、奇妙な噂を聞いた。
「白神山地のどこかに、異世界に繋がる穴がある」と・・・
今は、午後の4時半。入学式を終え、家に帰り、ゴロゴロした後、ふと頭に過った会話だった。
暇だし、確かめに行こうと思った。
そうして、今、白神山地へ自転車を漕いでいる。
白神山地を一周した後、中に入ろうと思っている。
イヤホンに流れるボカロ曲は、今の俺の心境とマッチしている。
【まだ知らない事を、確かめたいんだよ。】
その通りと、俺は思う。
この曲に出会ったのは2ヶ月前だった。
おすすめ欄の一番上にあったもんだから、聴いてみたら、最高すぎた。
1日1回は聴かないと身が持たないところまできている。
さて、そろそろ白神山地だ。
まずは一周して・・・・ん?
あそこに居るのは・・・俺の隣の席の・・・なんだっけ・・・?
てか、何してるんだ?
その瞬間、その謎の人物が右手を出した場所に、謎の裂け目が出現した。
「いっ!?」
おいおい、まさか本当だったとは・・・!?
白神山地には、存在するんだ・・・!
異世界に繋がる穴が・・・!!
赤くなった耳をネックウォーマーで隠しながら、自転車をこぐ。
入学式を無事終え、ついに俺も高校生。
たくさんの青春を謳歌したいと思っている。
でも、高校に上がると同時に、奇妙な噂を聞いた。
「白神山地のどこかに、異世界に繋がる穴がある」と・・・
今は、午後の4時半。入学式を終え、家に帰り、ゴロゴロした後、ふと頭に過った会話だった。
暇だし、確かめに行こうと思った。
そうして、今、白神山地へ自転車を漕いでいる。
白神山地を一周した後、中に入ろうと思っている。
イヤホンに流れるボカロ曲は、今の俺の心境とマッチしている。
【まだ知らない事を、確かめたいんだよ。】
その通りと、俺は思う。
この曲に出会ったのは2ヶ月前だった。
おすすめ欄の一番上にあったもんだから、聴いてみたら、最高すぎた。
1日1回は聴かないと身が持たないところまできている。
さて、そろそろ白神山地だ。
まずは一周して・・・・ん?
あそこに居るのは・・・俺の隣の席の・・・なんだっけ・・・?
てか、何してるんだ?
その瞬間、その謎の人物が右手を出した場所に、謎の裂け目が出現した。
「いっ!?」
おいおい、まさか本当だったとは・・・!?
白神山地には、存在するんだ・・・!
異世界に繋がる穴が・・・!!