[明朝体]

【Prologue】

雪月華家。
その家系の長男は代々、最高神になることが決まっていた。

最高神とは簡単に言うと、この世界で一番偉い人なのである。
先代の最高神が亡くなってしまったため、急遽、雪月華長男の雪月華りゆるさまが最高神となられたが...

彼が最高神になった時はまだ、齢１４歳の子供であった。

りゆる『この仕事は俺が引き受ける。他の仕事に集中するように』
秘書「はい！」
りゆる『はんな、この仕事を頼めるか？』
はんな『わかった。ついでに、こちらの仕事も片付けるね』
りゆる『助かる』

齢１４で、この双子は仕事に教育、勉強を文武両道して頑張ってきた。

執事「りゆる様、はんな様、ご報告がございます。」
はんな『どうかしたの？』
執事「実は、ディスティニー学園とフェイス学園に問題が起こったらしく...」
りゆる『なんだと？』
はんな『お兄様、学園に入って問題を解決してはいかがでしょう？』
りゆる『.........使用人を全て集めろ』
執事「御意」

りゆる『俺とはんなは、ディスティニー学園に入学する』
はんな『かしこまりました、お兄様』
使用人「「「御意」」」

りゆる『さて、どんな問題があるのやら...』

男は、誰にも気づかれないよう静かにため息をついた。



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