生花
#1
私の日常
ベッドを立ち、カーテンを開く。
すると、明るい陽の光が私を照らす。
「んー!、朝だぁ!」
当たり前の事を言っているだけだが、今朝、こうして起きる事が出来た事実がただ、嬉しい。
「今日の服はこれかしら?」
タンスの上に綺麗に畳まれた服。
真っ白で如何にも清潔そうだ。
きっと、綺麗好きなのだろう。
「あ、帽子がずれてる」
鏡を見ながら位置を整える。
別に、お部屋でお洒落したっていいじゃない。
「ふふ、今日も私可愛いー、」
鏡に映る私をそっと撫でる。
頬に付けられた絆創膏に手が掠める。
確か、この前本棚の角でぶつけたのよね。
「あら、足の包帯もずれてるわ」
私はかなり寝相が悪く、大抵起きたら枕元に足がある。
自慢では無いが。
つまり、今日ああして起きれたのは珍しい事だった。
「今日は放課後にあいつが来るのよね、」
カレンダーを見て苦笑する。
小学三年生の後輩だ。
小さくて可愛いのに、口を開けば馬鹿に阿呆に、、。
此処最近毎日の様に遊んでいた。
あいつと遊ぶのは、まぁ、暇潰しにはなるから仕方無く遊んであげているまで何だから。
流石、私優しいわ♪
「んー、今日も学校はサボるし、大人しくしておこう」
再びベッドに潜り込む。
朝ごはんは後ででいいわ。
お昼も、、おやつで代用しましょ。
「あー、、スマホは無いし、暇ねぇ」
そうして暫くだらだらとしていると、気付けば眠っていた。
「おーい、起きてよ。折角来てやったんですけど?」
「ん?、何だ、[漢字]千[/漢字][ふりがな]せん[/ふりがな]か。後五分ね、、」
「は?何だって何なの?」
手でパタパタと扇ぎながら彼が頬を膨らませた。
耳が痛いから辞めて欲しいわ。
「うるさいって、」
「、、今日は漫画持って来たってのにですか」
「マジで?見せて」
千に手を伸ばすと、悪戯に避けられる。
そして、子供の様に笑いながら
「やです」
と言った。
「、あっそ、じゃあいいわよ」
「?、、」
作戦成功かしら?
普段は無理にでも取ろうとしていたが、急に辞めると、予想通り戸惑っていた。
ほら、あれよ、何かには駆け引きが大切って言ってたし。
「、え、●●どしたん?」
千に目を向けた時、方言が出る位に彼は困っていた。
途端に申し訳無さが襲ってくる。
「読もー」
「え?ちょっ、待って下さっ」
仕方無い、と言う様に千が本を広げる。
私は顎に手を添えて記憶を思い起こす。
「昨日は11巻を読んだから、、」
「、読んだのはおれですけど」
じとーっとした目で見られる。
字を読む練習として読ませてるんだから感謝して欲しい。
「そんな事気にしないの、ほら、読んで」
「、はいはい」
いつもの様に、千が漫画を朗読している。
棒読みで、でも一生懸命に読む姿は微笑ましい。
気付けば、その声に聞き惚れてまた、うとうとするだった。
「、終わりです。、また寝てる?」
「や、起きてる」
「珍しいですね~」
「失礼じゃない?」
彼は荷物をナップザックに入れると
「まぁまぁ。、じゃあ、そろそろ帰りますね」
とベッドを立った。
「うん、またね」
「はい、また来てあげますよ」
からかう様に彼は部屋を出て行った。
だが、名残惜しそうに此方をギリギリまで見ているのが何とも言えない。
「、さて、寝ますか」
ベッドに横たわり、布団を被る。
今日は夏らしく、大分暑いそうだ。
まぁ、私には関係無いわ。
だって、私には私の感じ方があるもの!
部屋の扉から視線を感じる。
声に出てしまっていたらしい。
叫んだ所為かは知らないが、中々眠れなかった。
すると、明るい陽の光が私を照らす。
「んー!、朝だぁ!」
当たり前の事を言っているだけだが、今朝、こうして起きる事が出来た事実がただ、嬉しい。
「今日の服はこれかしら?」
タンスの上に綺麗に畳まれた服。
真っ白で如何にも清潔そうだ。
きっと、綺麗好きなのだろう。
「あ、帽子がずれてる」
鏡を見ながら位置を整える。
別に、お部屋でお洒落したっていいじゃない。
「ふふ、今日も私可愛いー、」
鏡に映る私をそっと撫でる。
頬に付けられた絆創膏に手が掠める。
確か、この前本棚の角でぶつけたのよね。
「あら、足の包帯もずれてるわ」
私はかなり寝相が悪く、大抵起きたら枕元に足がある。
自慢では無いが。
つまり、今日ああして起きれたのは珍しい事だった。
「今日は放課後にあいつが来るのよね、」
カレンダーを見て苦笑する。
小学三年生の後輩だ。
小さくて可愛いのに、口を開けば馬鹿に阿呆に、、。
此処最近毎日の様に遊んでいた。
あいつと遊ぶのは、まぁ、暇潰しにはなるから仕方無く遊んであげているまで何だから。
流石、私優しいわ♪
「んー、今日も学校はサボるし、大人しくしておこう」
再びベッドに潜り込む。
朝ごはんは後ででいいわ。
お昼も、、おやつで代用しましょ。
「あー、、スマホは無いし、暇ねぇ」
そうして暫くだらだらとしていると、気付けば眠っていた。
「おーい、起きてよ。折角来てやったんですけど?」
「ん?、何だ、[漢字]千[/漢字][ふりがな]せん[/ふりがな]か。後五分ね、、」
「は?何だって何なの?」
手でパタパタと扇ぎながら彼が頬を膨らませた。
耳が痛いから辞めて欲しいわ。
「うるさいって、」
「、、今日は漫画持って来たってのにですか」
「マジで?見せて」
千に手を伸ばすと、悪戯に避けられる。
そして、子供の様に笑いながら
「やです」
と言った。
「、あっそ、じゃあいいわよ」
「?、、」
作戦成功かしら?
普段は無理にでも取ろうとしていたが、急に辞めると、予想通り戸惑っていた。
ほら、あれよ、何かには駆け引きが大切って言ってたし。
「、え、●●どしたん?」
千に目を向けた時、方言が出る位に彼は困っていた。
途端に申し訳無さが襲ってくる。
「読もー」
「え?ちょっ、待って下さっ」
仕方無い、と言う様に千が本を広げる。
私は顎に手を添えて記憶を思い起こす。
「昨日は11巻を読んだから、、」
「、読んだのはおれですけど」
じとーっとした目で見られる。
字を読む練習として読ませてるんだから感謝して欲しい。
「そんな事気にしないの、ほら、読んで」
「、はいはい」
いつもの様に、千が漫画を朗読している。
棒読みで、でも一生懸命に読む姿は微笑ましい。
気付けば、その声に聞き惚れてまた、うとうとするだった。
「、終わりです。、また寝てる?」
「や、起きてる」
「珍しいですね~」
「失礼じゃない?」
彼は荷物をナップザックに入れると
「まぁまぁ。、じゃあ、そろそろ帰りますね」
とベッドを立った。
「うん、またね」
「はい、また来てあげますよ」
からかう様に彼は部屋を出て行った。
だが、名残惜しそうに此方をギリギリまで見ているのが何とも言えない。
「、さて、寝ますか」
ベッドに横たわり、布団を被る。
今日は夏らしく、大分暑いそうだ。
まぁ、私には関係無いわ。
だって、私には私の感じ方があるもの!
部屋の扉から視線を感じる。
声に出てしまっていたらしい。
叫んだ所為かは知らないが、中々眠れなかった。
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