ずっとショーケースの中で過ごしていた



でも誰も彼もが過ぎ去っていったんだ



これから飼い主となる君に連れられるまではずっと怖かった



まだ小さい君は僕とおんなじ小さな手で



遊んでいる僕ら



気づいたら君のことどんどん好きになってた



どんなときでも寄り添い合って



君が言うなら



僕の名前はレオ。名前呼んでくれない？



こんなに僕を幸せにしてくれた君がつけてくれた名前。



どんなときでも何があってもそばにいると決めた大事な人なんだ



君がどんどん大きくなるほど僕との時間は減っていくよね



遠くに君の友達が見えてる



成長したんだし、しょうがないよね



最近つけたりする降水は



僕にとっては辛いかな



今日も帰りは遅くなるのかな



君がいない寂しい部屋でまたあの日のことを夢に見る



僕の名前はレオ。名前呼んでくれない？



こんなに僕を幸せにしてくれた君がつけてくれた名前。



どんどん離れていって寂しいし悲しいけど



ずっとそばにいると決めた大事な人なんだ



君が大人になって誰かとこれから暮らしていくことを



知らせに来た夜、なでてくれたよね



たぶんもう僕もだめだ



だからお別れかもね



でも最後に会えたから幸せだよ



僕の名前はレオ。名前呼んでくれない？



こんなに僕を幸せにしてくれた君がつけてくれた名前なんだから



もう泣かないで名前呼んでよ



出会ったときより大きくなった手でなでてくれた



僕の名前はレオ。名前呼んでくれない？



こんなに僕を幸せにしてくれた君がつけてくれた名前でよかった。



忘れないで。ただそれだけでいいから。



また新しい誰かにさ。名前つけて？