昼休み、私が一生懸命作ったお弁当のふたを開ける
とてもおいしそうだけど、表情をうかべる気も無い
また虐められた。また殴ってしまった。辛かった、だからこっちに来た・・・
[太字]なのに！！[/太字]
私が小さく机をたたく
「ハアハア・・・」
もう…なんで？何で私がるう君、鈴くん、勝くんと仲良くしたらダメなの？
私の勝手じゃん…！
卵焼きを一口食べる
それは今朝の私が魔法学校を楽しみにしているときに作った甘い卵焼き
だけど今はちがう。
虐められていやな気持ちになって
まるで自殺しようと決心した朝ご飯の苦いまずい卵焼きの味がした
だからってそれをかみ砕く、虐めの思いいやな気持ちをかみ砕くように・・・
「おーい！連！！」
るう君達がまた私に向かって手を振っている
私だって行きたいよ…そっちに行きたいよ・・・
でもダメなんだ。トラブル、いじめが発生したらさらに悪化してしまう。
ごめんね。だけど仕方が無いことなの…ごめんね・・・
そう思って私はるう君達を無視しながらご飯を食べた。
ずっとずっと無視しながら・・・
しばらくするとクソ子がるう君に何かうったえかけていた。
するとるうくん、鈴くん、勝くんは私の方を見てから大声でクソ子に言った。
[太字]「連がそんなことするかよクソ女！！」[/太字]
そうるう君は言ってスタスタと歩いていった。
キーンコーンカンコーン
「あ！そろそろお弁当かたずけないと！」
そうして時間があっという間に過ぎていったのだった。