朝起きて、学校行って、なんとなく聞き入れて授業を終える。

帰ったらまあなんか適当にゲームとか動画とかみてパソコンいじる。

なんか大量にあるらしい宿題をこなして、夕飯を食べて、寝る。

そんな生活だと思っていた。

でも・・・。あの女のせいで、俺の未来はガラッと変わってしまったのだ。

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俺は、海飼 レオン。

小学生の時までは友達が一人だけいた。でもアイツー悠真は事故で死んだ。

俺が５年生の頃だ。そのせいで俺は気持ちの感じ方がおかしくなって

サイコパスになったんだ。周りの人たちは俺を怖がって避けていた。

でも叶星中学校は結構遠くにあったから小学校が同じな人はいなかった。

だから俺は中学校生活で何も困ることはないと母さんに何度も聞かされた。

もう俺は人とは関わりたくない。大事な人をこれ以上失くしたくはない。

悠真が事故で死ななければこんなことにはならなかったんだ。

居眠り運転で悠真を轢いたヤツを恨むしかない。

俺はなりたくてサイコパスになったわけじゃないんだよ。

なんで俺を避けるんだよ。
苦しい。

辛い。

死にたい。

こんなことになるなら俺も悠真と死ねばよかった。

　　　　　[小文字]悠真[/小文字]
それなら大切な人とずっと一緒にいられたのに。

今でも俺は悠真を思い出す度に苦しめられる。

なんでこんな人生を神様が選んだのだろう。

少しくらいは俺にも希望をとって欲しかった。

俺が遅く生まれたせいだ。

俺の誕生日は3月26日。

きっと最初の辺りに生まれた人たちは希望が通っていったのだろう。

俺が神様から貰ったのは余り物なのだろう。

余り物には福があるとかいうけど、悠真が死んでからは福なんて

全くなかった。だから、俺はこれから先もずっとこんな人生なのだろうと

思っていた。でも、あの女が俺も人生をガラッと変えてくれた。