STAR
__ある土曜日の晩。私が家でゴロゴロしていると、チャットアプリの通知が鳴った。
「ん?なんだろ」
チャットアプリ、と言っても、私が参加しているサーバーは一つしか無い。STARの連絡用サーバー、それだけだ。
「えーっと…」
この時間に通知が鳴るのは、別にそれほど珍しくない。
深夜にしては早く、普通の夜にしては遅い、そんな中途半端な時間。暇ができやすいので、この時間帯はよく連絡が来るのだ。
『ノルさん。お話大丈夫ですか』
メールを開いてみると、それは私宛だった。送ってきた相手は、カントだ。
『はい、大丈夫です。どうされましたか』
『ノルさんの動画のコメントに、荒らしが大量発生していましたが、何かあったのですか?』
そのチャットを見た時、私は一周回って冷静になった。
荒らしが発生しているなんて、その時私は知らなかったが、まぁ荒らしなんてよくある事だし。
『今初めて知りました。特に思い当たる事はありませんね。とりあえず、荒らしは対処しておきます。ありがとうございます』
とりあえず、カントと私の会話は、ここで途絶えた。
[水平線]
「えーっと、荒らし荒らし…。見る限り返信にいる感じか」
YouTubeの荒らしなんて、大抵は人の返信欄に居る。今回も例に漏れず、といった感じだろう。どいつもこいつも、ずっと変わりない。
「ひゃあ、これはひどいな…。皆にスルースキルあって良かったよ…」
試しに、一番上にあったコメントの返信欄を開いてみた。するとそこには、いわゆる「逆張り」をしている、ひどいコメント。他のコメントを見てみても、大体同じなので、これはヤバそうだ。
「はぁー…。さてさて、削除地獄がやってまいりましたー。民度維持のために頑張るぞ…!」
思わずため息が出てしまったのは、コメント削除の作業にかかる時間を想像しての事だ。普通にユーザー非表示をするだけでも良いのだが、このコメントたちに返信している人がいるかも、と考えると、それは最後にするべきだと思う。
「よし…。頑張ろ」
「ん?なんだろ」
チャットアプリ、と言っても、私が参加しているサーバーは一つしか無い。STARの連絡用サーバー、それだけだ。
「えーっと…」
この時間に通知が鳴るのは、別にそれほど珍しくない。
深夜にしては早く、普通の夜にしては遅い、そんな中途半端な時間。暇ができやすいので、この時間帯はよく連絡が来るのだ。
『ノルさん。お話大丈夫ですか』
メールを開いてみると、それは私宛だった。送ってきた相手は、カントだ。
『はい、大丈夫です。どうされましたか』
『ノルさんの動画のコメントに、荒らしが大量発生していましたが、何かあったのですか?』
そのチャットを見た時、私は一周回って冷静になった。
荒らしが発生しているなんて、その時私は知らなかったが、まぁ荒らしなんてよくある事だし。
『今初めて知りました。特に思い当たる事はありませんね。とりあえず、荒らしは対処しておきます。ありがとうございます』
とりあえず、カントと私の会話は、ここで途絶えた。
[水平線]
「えーっと、荒らし荒らし…。見る限り返信にいる感じか」
YouTubeの荒らしなんて、大抵は人の返信欄に居る。今回も例に漏れず、といった感じだろう。どいつもこいつも、ずっと変わりない。
「ひゃあ、これはひどいな…。皆にスルースキルあって良かったよ…」
試しに、一番上にあったコメントの返信欄を開いてみた。するとそこには、いわゆる「逆張り」をしている、ひどいコメント。他のコメントを見てみても、大体同じなので、これはヤバそうだ。
「はぁー…。さてさて、削除地獄がやってまいりましたー。民度維持のために頑張るぞ…!」
思わずため息が出てしまったのは、コメント削除の作業にかかる時間を想像しての事だ。普通にユーザー非表示をするだけでも良いのだが、このコメントたちに返信している人がいるかも、と考えると、それは最後にするべきだと思う。
「よし…。頑張ろ」
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