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act

#7


車で移動とは言ったものの、実際はただ座っているだけの状態。
揺れもしないし、傾きもしない。
空の体内時計ならもうそろそろで1時間経つ頃だが、あまりあてにならないのが現実だ。
さっきから何度か、目隠し越しに光を感じたが、気のせいだろうか。
もし合っているなら、外の天気は”雷”を伴っていることになる。
音こそしないものの、気圧の変化に弱い空ならわかる。
恐らく、”雨が降っている”。
松田さんの事件のときには、雲ひとつない快晴だった。
ならば、遠くの方まで来ている可能性が出てくる。
恐らくは”県外”といったところだろうか。
[漢字]或[/漢字][ふりがな]ある[/ふりがな]いは、もっと遠く、地方をまたいでいるかもしれない。
仮に1時間しか経っていないなら、県外までの方が妥当だが、何せこの[漢字]間[/漢字][ふりがな]かん[/ふりがな]揺れも傾きも音もないのだ。
別に地方をまたいでいたところで、ありえない話ではない。
『ならばここはどこなんだ』と考えていたとき、不意に肩を叩かれた。
もちろん軽く、人を呼ぶくらいのものだったが、何も見えない状態だったのですごく驚いた。
「あ、ごめんごめん、びっくりしたでしょ?驚かすつもりは全然なかったんだけど・・・」
「え、あ、ミライさん!?」
やはり声でわかるものだが、声でわかってしまう空は自分が変態の域まで行っていることに薄々感づいていた。
「うん、そうだけど・・・」
名前だけ呼んでしまったので、少し混乱しているように思えた。
「あ、そういえば、目的地に着いたからここから案内するね。目隠しはまだつけてて」
ミライが小声で「手引くよ」と空の耳元で呟いた。
恐らくさっき思いっ切り驚いてしまったのが原因だろう。
優しさはありがたいが、やはり少し恥ずかしい。

車を降りてからしばらくミライに手を引かれながら何かの建物内であろうところを歩き続けたころ、急にミライが手を離した。
何もあてがないので、まっすぐ立っていることも難しい。
不安定な足取りで何とか立とうとしている[漢字]最中[/漢字][ふりがな]さなか[/ふりがな]、不意に隣から
「フラフラしてんじゃねぇ!!」
と怒られてしまった。
「その声・・・凪くん?」

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作者メッセージ

どーもどーもふたばです!
最近投稿頻度が下がってきている気がしてます(自覚アリ)。
最初の方は「毎週日曜日がんばるぞー!」って感じで、日曜日が来るごとにドキドキしていたんですが、最近になると日曜日は家族に連れまわされます(言い訳)。
「じゃあもっと前もって書いとけばいいじゃん」っていう話なんですが、いくらコピペしても私のパソコンじゃコピペできてないんです。
「その日のうちに仕上げておけ」ってことですよ・・・(´・ω・`)
そして、閲覧数が110を突破しました!
伸び続けてて嬉しい限りです!ありがとうございます!
(/・ω・)/\( 'ω')/
話は変わりますが、この小説にでてくるキャラの見た目をイラストなどで募集しています。
コメントでURL貼り付けてもらえれば幸いです。
アイデアのある方々、並びに想像力のある方々のご応募をお待ちしています。
よろしくお願いします。_(._.)_
ではでは~
( ´Д`)ノ~バイバイ

2024/08/19 18:34

ふたば ID:≫9pTUPyzgbFYYM
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