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#3


後ろから激しい爆音と共に、いくつかの[漢字]瓦礫[/漢字][ふりがな]がれき[/ふりがな]が飛散した。
振り向けば、先程通ったばかりの家が。
「[漢字]松田[/漢字][ふりがな]まつだ[/ふりがな]さん!」
慌てて駆け出す。
もう無傷は避けられない。
でも、もしかしたら、助かるかもしれない。
いや、絶対助ける。
松田さんの家の前でそう決心している空の肩を、1つの手が軽く叩いた。
「まぁまぁ少年。焦んないで、深呼吸深呼吸」
声のしたほうである後ろを向くと、そこにはずっと憧れていた姿があった。
「ミ、ミライさん!?」
緊迫していた状況から、一瞬で気が抜けてしまった。
「どうしてここに・・・?」
「どうしてって、そりゃあ困ってる人には敏感でさ。無理しても助けたいなって思っちゃうから、来ちゃった」
(通報も何もしてないのに・・・やっぱすごいな、この人は)
ミライが来たことによって安心している場合ではなくとも、心のどこかではやはり安心していた。
「さーて、誰の仕業かな?」
そう言って、倒壊した家の周辺を調べ始めた。
時折中を覗いてはうんうん唸っていた。
「ここまで破片が飛ぶとなると、設置された爆弾としか考えられないかも」
空は勉強の為にとメモ帳とペンを取り出し、ミライのもとへと駆け出す。
するとミライは、手のひらを空の方へ突き出し、止めるような仕草をした。
「来ない方がいいよ。中を見たらトラウマになる」
そう警告されてしまったため、その場で止まった。
少し、後ずさりをしてしまっていた。
(『トラウマ』ってことは、やっぱ松田さんが・・・)
そこからしばらく、[漢字]眩暈[/漢字][ふりがな]めまい[/ふりがな]と吐き気に襲われながらしゃがみ込んでいた。
終始ミライに大丈夫かと心配されながら過ごした。
ようやくどちらも収まってきたのは、5、6分後くらいだっただろうか。
「ミライさん、迷惑をかけてしまってごめんなさい!」
頭を下げて言った。
「いいよいいよ!頭上げて!俺だって実際、助けてあげられたわけじゃないし、事件後は処理班の仕事だから、今回何もできてないから」
今回の事件については、ミライも思うとことがあったらしい。
「えっと、こんな時にする話じゃないかもしれないけど・・・」
言葉を濁しながら話していた。
「実は、人探してるんだよね。アクターズ全体で」
「アクターズ全体で!?」
思わず聞き返す。
「そうそう。多分、聞いたことぐらいはあるんじゃないかな。”[漢字]薄氷凪[/漢字][ふりがな]うすらひなぎ[/ふりがな]”っていう人」

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作者メッセージ

どーもどーもふたばです!
前回に引き続きゆる~い感じのあとがきになります!
なんと、今回は消えなかったですよ!!
あとがきを読んでくださっている方はご存じでしょうが、前回の話は2回ほど全部まっさらな状態に消えているんですね。
でも、対策をうった今回は今回は消えませんでした。ε-(´∀`*)ホッ
実はわたくし”ふたば”はですね、元々”めんつゆ”なんて名前にしようと思ってたんですね。
どうしても漢字を使う名前にしたくないという謎の意地(?)からこの2つが浮かんだんです。
で、決め手は文字数でした。入力するとき楽ですから。
そうしてふたばになりました!
そんなふたばを今後もよろしくお願いします!
ではでは、また次回でお会いしましょー!
( ´Д`)ノ~バイバイ
(あれ・・・?前回『内容触れる』って言ったような・・・?)

2024/06/16 18:29

ふたば ID:≫9pTUPyzgbFYYM
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