act
瞬発力には自信のあった空だったが、やはり凪には及ばない。
そうして体力テストの全科目が終わり、結果は凪に全く及ばないものとなった。
体力テストも終わって、本来なら家へ送り届けてもらうはずだったのだが、なぜか今は本部の中央ホールに来ている。
ミライが言うには今日は帰れないらしい。
その原因は、松田さんの家が爆発したのと同じように、住宅が相次いで爆発したそうだ。
そして奇妙なことに、そのどれもが家主が不在だったらしい。
さらに、爆発した住宅は全国各地のバラバラな場所。
警察は、今後も爆発の恐れが十分にあるとの見解を述べ、日本全国に避難所での生活及び避難所からの外出禁止を命じた。
かなりの爆発の規模による街の崩壊。
当然、警察はアクターズに協力要請を出し、厳重警戒の体勢に入った。
「ミライさんは、見回り行かないんですか?」
空が聞く。
「うん。というのも、見回りは下部小隊の方だけでいいらしいんだ。俺ら四天王は非常事態に備えて本部で待機だってさ」
「下部小隊?」
しばらく口を開かなかった凪が聞く。
「そ。聞いたことない?テレビとかで」
「ねぇな。俺は元々アンタらが嫌いなんだ」
その割には下部小隊について聞いていたな、と空は思う。
「そっかそっか、そういやそうだったね。じゃ、空も含めて改めて説明するよ」
するとミライは自身のポケットからメモ帳とペンを取り出し、三角形を書いた。
「まず、アクターズの構成について」
三角形を上から三等分にする。
「基本的にアクターズは下部、中部、上部の3つからなってる。下部は、さっき凪が聞いてた下部小隊のことね。ここは一番人数が多いトコ。つっても、小隊規模のグループがたくさんあるのが下部だから”下部小隊”って呼ばれてるだけで、他に小隊があるわけじゃないんだ」
三等分にした三角形に、下から下部、中部、上部と書く。
「次に中部。ここはある程度実績がある人たちがいるトコ。俺たちみたいな”戦闘員”の他に、”医療班”、”情報班”、”機密班”もここにいるよ。ある程度大きな事件事故だと、ここが出てくるかな」
中部と書かれた部分から外側に線を引き、医療、情報、機密の文字を書く。
「最後に上部。ここは、俺ら四天王とか隊長、副隊長がいるトコ。逆にそれ以外がいないから、本当に人数少ないよ。よっぽどのことないと出てこないし。ただ、今では超貴重な”アナログ”のアクトがいるのは上部だけなんだ。[漢字]中央ホール[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]にいるかなっと…」
そうしてミライは周囲を見渡す。
「あ、いたいた!」
ミライが呼び、手を振る先にいたのは、史上2人目の四天王。
「コン!」
そうして体力テストの全科目が終わり、結果は凪に全く及ばないものとなった。
体力テストも終わって、本来なら家へ送り届けてもらうはずだったのだが、なぜか今は本部の中央ホールに来ている。
ミライが言うには今日は帰れないらしい。
その原因は、松田さんの家が爆発したのと同じように、住宅が相次いで爆発したそうだ。
そして奇妙なことに、そのどれもが家主が不在だったらしい。
さらに、爆発した住宅は全国各地のバラバラな場所。
警察は、今後も爆発の恐れが十分にあるとの見解を述べ、日本全国に避難所での生活及び避難所からの外出禁止を命じた。
かなりの爆発の規模による街の崩壊。
当然、警察はアクターズに協力要請を出し、厳重警戒の体勢に入った。
「ミライさんは、見回り行かないんですか?」
空が聞く。
「うん。というのも、見回りは下部小隊の方だけでいいらしいんだ。俺ら四天王は非常事態に備えて本部で待機だってさ」
「下部小隊?」
しばらく口を開かなかった凪が聞く。
「そ。聞いたことない?テレビとかで」
「ねぇな。俺は元々アンタらが嫌いなんだ」
その割には下部小隊について聞いていたな、と空は思う。
「そっかそっか、そういやそうだったね。じゃ、空も含めて改めて説明するよ」
するとミライは自身のポケットからメモ帳とペンを取り出し、三角形を書いた。
「まず、アクターズの構成について」
三角形を上から三等分にする。
「基本的にアクターズは下部、中部、上部の3つからなってる。下部は、さっき凪が聞いてた下部小隊のことね。ここは一番人数が多いトコ。つっても、小隊規模のグループがたくさんあるのが下部だから”下部小隊”って呼ばれてるだけで、他に小隊があるわけじゃないんだ」
三等分にした三角形に、下から下部、中部、上部と書く。
「次に中部。ここはある程度実績がある人たちがいるトコ。俺たちみたいな”戦闘員”の他に、”医療班”、”情報班”、”機密班”もここにいるよ。ある程度大きな事件事故だと、ここが出てくるかな」
中部と書かれた部分から外側に線を引き、医療、情報、機密の文字を書く。
「最後に上部。ここは、俺ら四天王とか隊長、副隊長がいるトコ。逆にそれ以外がいないから、本当に人数少ないよ。よっぽどのことないと出てこないし。ただ、今では超貴重な”アナログ”のアクトがいるのは上部だけなんだ。[漢字]中央ホール[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]にいるかなっと…」
そうしてミライは周囲を見渡す。
「あ、いたいた!」
ミライが呼び、手を振る先にいたのは、史上2人目の四天王。
「コン!」