気が強めな女の子、救われて溺愛される。
[水平線]
斗真side
昨日。●●が自分のことを話してくれた。
相手…桃宮環奈だよな。絶対に許さない。
今までそんなに好きでもなかった久遠家の権力を使ってでも抹消してやる。他の3人も気持ちは同じだったようで、とりあえず全員の会社から桃宮グループとの取引を無くすことにした。
「久遠様、琴吹様、九十九様、烏丸様!?なんでこんな急に、今まで上手くやってきたではありませんか!」
「確かに上手くやってきてはいた。」
「でもねぇ、君の娘がやってはならないことをしたんだよ。」
「あろうことか俺らの大切な人に、な。」
「娘…環奈が!?」
「気になるなら本人に聞けばいい。じゃあな。」
「久遠さま!?久遠さまー!?」
よし、これであいつの権力は、無に等しくなった。この久遠家、琴吹家、烏丸家、九十九家に嫌われたらもう社会的に終わったも同然だ。
じゃあ次は…家にでも押しかけるか。
ピンポーン
ガチャ
「はい、桃宮です…って、久遠さま!?よ、よくいらっしゃいましたぁ、どうぞこちらへどうぞぉ♡」
…ちょうどいい。あいつが出てきた。
ちょっと待てよ?ここは一芝居うってから絶望させた方がいいんじゃないか?
あいつに先に行け、と言ってから3人にそれを話した。
「その作戦はな、ーーーーーだ。」
「なるほど!めちゃくちゃいいじゃん!」
「おー!よし、それで行こう!」
「いいね。やろっか!」
そして、俺たちはあいつがいる客間に向かった。
ガチャ
「皆さん!よくいらっしゃいましたねぇ〜!精一杯おもてなしさせていただきますぅ!」
「…[小文字]ぶりっこきも[/小文字]」
雪が小声で言っていたが、俺もその意見に大いに賛成だ。
妙に間延びした声で…気持ちが悪い。
でも俺は作戦のためそんなことはおくびにも出さず、笑顔で話しかける。
「ああ、そろそろ頃合いかと思ってな。」
「僕たちはね…君のことが好きになっちゃったみたいなんだ!」
「えっ…!」
よし、上手くいっている。このまま演技を続け、もてはやすか。
「お前のその綺麗な顔…(注・メイクで可愛くしてるだけでブスです)愛くるしい声…(注・めちゃくちゃぶりっこの高い声出してます)全てが好きになってしまったみたいなんだ。」
「う、嬉しいですぅ♡皆さんのことはずっと前からおしたいしておりましたぁ♡」
「笑った顔も綺麗ダナ!」
「きゃー♡烏丸様にそんな事を言ってもらえるなんて嬉しいですぅ♡」
なんか最後カタコトになっていた気もするが…まあこんなやりとりをずっと続けていた。すっかり俺らに好意を寄せられていると勘違いしたあいつはますますぶりっこになっていった。そろそろ頃合いかな?
俺は3人にアイコンタクトをとり作戦の終了を伝えた。
斗真side
昨日。●●が自分のことを話してくれた。
相手…桃宮環奈だよな。絶対に許さない。
今までそんなに好きでもなかった久遠家の権力を使ってでも抹消してやる。他の3人も気持ちは同じだったようで、とりあえず全員の会社から桃宮グループとの取引を無くすことにした。
「久遠様、琴吹様、九十九様、烏丸様!?なんでこんな急に、今まで上手くやってきたではありませんか!」
「確かに上手くやってきてはいた。」
「でもねぇ、君の娘がやってはならないことをしたんだよ。」
「あろうことか俺らの大切な人に、な。」
「娘…環奈が!?」
「気になるなら本人に聞けばいい。じゃあな。」
「久遠さま!?久遠さまー!?」
よし、これであいつの権力は、無に等しくなった。この久遠家、琴吹家、烏丸家、九十九家に嫌われたらもう社会的に終わったも同然だ。
じゃあ次は…家にでも押しかけるか。
ピンポーン
ガチャ
「はい、桃宮です…って、久遠さま!?よ、よくいらっしゃいましたぁ、どうぞこちらへどうぞぉ♡」
…ちょうどいい。あいつが出てきた。
ちょっと待てよ?ここは一芝居うってから絶望させた方がいいんじゃないか?
あいつに先に行け、と言ってから3人にそれを話した。
「その作戦はな、ーーーーーだ。」
「なるほど!めちゃくちゃいいじゃん!」
「おー!よし、それで行こう!」
「いいね。やろっか!」
そして、俺たちはあいつがいる客間に向かった。
ガチャ
「皆さん!よくいらっしゃいましたねぇ〜!精一杯おもてなしさせていただきますぅ!」
「…[小文字]ぶりっこきも[/小文字]」
雪が小声で言っていたが、俺もその意見に大いに賛成だ。
妙に間延びした声で…気持ちが悪い。
でも俺は作戦のためそんなことはおくびにも出さず、笑顔で話しかける。
「ああ、そろそろ頃合いかと思ってな。」
「僕たちはね…君のことが好きになっちゃったみたいなんだ!」
「えっ…!」
よし、上手くいっている。このまま演技を続け、もてはやすか。
「お前のその綺麗な顔…(注・メイクで可愛くしてるだけでブスです)愛くるしい声…(注・めちゃくちゃぶりっこの高い声出してます)全てが好きになってしまったみたいなんだ。」
「う、嬉しいですぅ♡皆さんのことはずっと前からおしたいしておりましたぁ♡」
「笑った顔も綺麗ダナ!」
「きゃー♡烏丸様にそんな事を言ってもらえるなんて嬉しいですぅ♡」
なんか最後カタコトになっていた気もするが…まあこんなやりとりをずっと続けていた。すっかり俺らに好意を寄せられていると勘違いしたあいつはますますぶりっこになっていった。そろそろ頃合いかな?
俺は3人にアイコンタクトをとり作戦の終了を伝えた。
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