気が強めな女の子、救われて溺愛される。
「にしても“あの”斗真が女の子連れてくるなんてねー?」
「蓮まじそれなー!何があったの?」
「あの女嫌いの“氷の総長”がさ。僕も気になる〜」
女の子は徹底的に無視!存在なんてない!みたいににしていたあの斗真に何があったんだろー。
確かにあの子も綺麗だったけど、うーん、わからない…。
「ーてた。」
「え?」
「絶望、してたんだよ。なんか、全てを諦めたような感じで。それで、ほっとけなくて…。」
絶望ねぇ…
「やっぱ変わったよね〜斗真。なんか斗真が斗真じゃ無いみたい。」
「ね。前までならどうでもいい人ならほっときそうなのに。」
「なんか、丸くなった気がする!」
「…気のせいだろ。」
やっぱなーんか変なんだよねぇ、違和感しかない。
ーもしかして、あの子に一目惚れしたとか!?
いや、流石にないか。女嫌いなのに一目惚れとかないよね。うん。
そう、1人で納得しておくことにした。
[水平線]
●●side
パーティーをして騒いだ次の日。
「そういえば、●●は…その、学校に行くのは大丈夫なのか?」
「?大丈夫だよ」
あ、そっか。私自殺しようとしてたから学校自体無理だと思われたのか。
「私が、その、」
「言いにくいなら言わなくていい。」
でも、ここまでしてもらっているんだから言わなくちゃ失礼だ。
「ありがと。でもここで言ってけじめをつけたいんだ。」
ーーーーーーーーーーーここから回想ーーーーーーーーーーーー[/中央寄せ]
私は元々自分で言うのもなんだけど結構な陽キャでクラスのほとんどと仲が良かった自信がある。
“ほとんど”というのはどうしても相容れない人がいたからだ。
「ふふ、この程度で泣くなんて根気がないわねぇ?あ・ま・ねちゃん?」
あの人…!また天音を虐めて…!
「ちょっと!環奈!なんで天音を虐めてるの?やめてよ、天音は何もしてないじゃん!」
「●●…?あり、がと、痛っ!」
「おい、なんで勝手に泣いてんだよ黙ってサンドバッグになってりゃいいんだよお前は」
「天音!環奈、本当にやめて!」
その子ー桃宮環奈は両親がお金持ちで。学校に寄付もたくさんしてたから
先生も環奈の味方…その結果、環奈によるいじめが始まったんだ。
毎回こうやって止めてたんだけど、いつしかその標的は私になっていた。
私がただ暴力を振るわれるのなら耐えられるけど、環奈は、もっともっと酷い方法で私を追い詰めた。
私を押さえ込んだ上で目の前でね。天音や、私の大切な人たちに酷いことをするの。
私は無傷だからみんなに何も言えなくて。無理に笑って大丈夫って言われると余計…私がいないほうがいいんじゃないかって。私がいなかったらみんな傷つかないんじゃないかって…それで。
ーーーーーーーーーーーー回想終了ーーーーーーーーーーーーー[/中央寄せ]
「●●!」
気づいたらほおに水が流れて。私は蓮にバッグハグされていた。
「蓮…? 」
「辛かった、よな。怖くて、1人で耐えて…。よく頑張った。」
気づいたらみんなちょっと泣いていて。
「もう、大丈夫だよ…○○ちゃんの周りの天音?ちゃんたちのことは任せて。」
「そのゴミの名前は桃宮だよな?待ってろ。社会的に抹消してやる。」
「え、いや、それは…」
「かわいそう、とか言ってもやめない。必ず、○○ちゃんを救って周りの子達を助けてあげる。」
「ほんと…?あり、がと、…うっ……なん、か…嬉しくて、涙が…」
「大丈夫だよ。これからは本当の●●でいてくれ。」
「なんか一線をひかれてた感じしたからね。今度からは素で接しろよ?」
「…もち、ろん…!」
そうして私は精一杯の笑顔を向け、…救われた。
「蓮まじそれなー!何があったの?」
「あの女嫌いの“氷の総長”がさ。僕も気になる〜」
女の子は徹底的に無視!存在なんてない!みたいににしていたあの斗真に何があったんだろー。
確かにあの子も綺麗だったけど、うーん、わからない…。
「ーてた。」
「え?」
「絶望、してたんだよ。なんか、全てを諦めたような感じで。それで、ほっとけなくて…。」
絶望ねぇ…
「やっぱ変わったよね〜斗真。なんか斗真が斗真じゃ無いみたい。」
「ね。前までならどうでもいい人ならほっときそうなのに。」
「なんか、丸くなった気がする!」
「…気のせいだろ。」
やっぱなーんか変なんだよねぇ、違和感しかない。
ーもしかして、あの子に一目惚れしたとか!?
いや、流石にないか。女嫌いなのに一目惚れとかないよね。うん。
そう、1人で納得しておくことにした。
[水平線]
●●side
パーティーをして騒いだ次の日。
「そういえば、●●は…その、学校に行くのは大丈夫なのか?」
「?大丈夫だよ」
あ、そっか。私自殺しようとしてたから学校自体無理だと思われたのか。
「私が、その、」
「言いにくいなら言わなくていい。」
でも、ここまでしてもらっているんだから言わなくちゃ失礼だ。
「ありがと。でもここで言ってけじめをつけたいんだ。」
ーーーーーーーーーーーここから回想ーーーーーーーーーーーー[/中央寄せ]
私は元々自分で言うのもなんだけど結構な陽キャでクラスのほとんどと仲が良かった自信がある。
“ほとんど”というのはどうしても相容れない人がいたからだ。
「ふふ、この程度で泣くなんて根気がないわねぇ?あ・ま・ねちゃん?」
あの人…!また天音を虐めて…!
「ちょっと!環奈!なんで天音を虐めてるの?やめてよ、天音は何もしてないじゃん!」
「●●…?あり、がと、痛っ!」
「おい、なんで勝手に泣いてんだよ黙ってサンドバッグになってりゃいいんだよお前は」
「天音!環奈、本当にやめて!」
その子ー桃宮環奈は両親がお金持ちで。学校に寄付もたくさんしてたから
先生も環奈の味方…その結果、環奈によるいじめが始まったんだ。
毎回こうやって止めてたんだけど、いつしかその標的は私になっていた。
私がただ暴力を振るわれるのなら耐えられるけど、環奈は、もっともっと酷い方法で私を追い詰めた。
私を押さえ込んだ上で目の前でね。天音や、私の大切な人たちに酷いことをするの。
私は無傷だからみんなに何も言えなくて。無理に笑って大丈夫って言われると余計…私がいないほうがいいんじゃないかって。私がいなかったらみんな傷つかないんじゃないかって…それで。
ーーーーーーーーーーーー回想終了ーーーーーーーーーーーーー[/中央寄せ]
「●●!」
気づいたらほおに水が流れて。私は蓮にバッグハグされていた。
「蓮…? 」
「辛かった、よな。怖くて、1人で耐えて…。よく頑張った。」
気づいたらみんなちょっと泣いていて。
「もう、大丈夫だよ…○○ちゃんの周りの天音?ちゃんたちのことは任せて。」
「そのゴミの名前は桃宮だよな?待ってろ。社会的に抹消してやる。」
「え、いや、それは…」
「かわいそう、とか言ってもやめない。必ず、○○ちゃんを救って周りの子達を助けてあげる。」
「ほんと…?あり、がと、…うっ……なん、か…嬉しくて、涙が…」
「大丈夫だよ。これからは本当の●●でいてくれ。」
「なんか一線をひかれてた感じしたからね。今度からは素で接しろよ?」
「…もち、ろん…!」
そうして私は精一杯の笑顔を向け、…救われた。
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