気が強めな女の子、救われて溺愛される。
「あ、そういえばさ斗真。ここに転入するのって、その…お金、どのくらいかかった?私、いつか絶対に働いて返すからさ。」
…これは、ここにきてからずっと気になっていたこと。どうしよ、数千万とか言われたら。
一生働かなきゃ…。
「ああ、その金銭面の心配はないぞ。」
「え、なんで?」
「魔法を使える人間は少なくて、重宝されているんだ。代々魔法が使える家系もあるが、魔法が使えない両親から魔法が使える子が生まれることもある。そしてその家が入学金を払えない場合があっても入学できるよう、ちゃんと然るべき手続きをしたら奨学金が出るんだ。ほぼ全額カバーできる、な。」
魔法ってそんなに希少なの?ならなんで私みたいな、普通の一般庶民にこんな大量の魔力があるんだろう…。
だってそれならさっき言っていた代々使える家系の人とかの方が多そうなのに。
「まあそんな心配はしなくていい。●●はただ、…ただ楽しく学園生活を送ればいいんだ。」
「もちろん僕/俺たちもそう思ってる/よ!」
「みんな…!」
本当に。本当に心の底からみんなに助けてもらってよかったって思える。
「ありがとう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雪side
ある日、総長が1人の女の子を連れて戻ってきた。
「斗真!?どうしたの、この子!?」
「自殺、しようとしてて。すごい思い詰めた顔してたから連れてきた。」
「自殺…?連れてきたって、本人の許可は?」
「ない。助けたらすぐ泣いて、泣き疲れて寝た。」
え、それ連れてきて大丈夫なの?誘拐とか…。
心配に思いながらその子を見ると、とても綺麗な顔をしていた。
可愛い…。
純粋に顔がいい子なら何人も今まで見てきたけど、ここまで綺麗な子は初めて見た。
こんな子が自殺‥。きっと、よっぽど辛いことがあったんだろう。
「それで?斗真これからどうするの?この子。」
「学園に転入させる。」
「え!?この子、魔力あるの?」
「感じないか?魔力を。」
言われてみると、魔力の気配が確かにする。
なら、入学はできるだろうけど、勝手にいいのかな?この子の意思だって尊重したいし。
「とりあえず、蓮と玲央にも話しておいてくれ。」
「…わかった。」
起きるまでは身元もわからないし、それまではここに置いておくしかない。
そう思い、蓮たちにもこのことを話すと、驚いたが納得してくれた。
…これは、ここにきてからずっと気になっていたこと。どうしよ、数千万とか言われたら。
一生働かなきゃ…。
「ああ、その金銭面の心配はないぞ。」
「え、なんで?」
「魔法を使える人間は少なくて、重宝されているんだ。代々魔法が使える家系もあるが、魔法が使えない両親から魔法が使える子が生まれることもある。そしてその家が入学金を払えない場合があっても入学できるよう、ちゃんと然るべき手続きをしたら奨学金が出るんだ。ほぼ全額カバーできる、な。」
魔法ってそんなに希少なの?ならなんで私みたいな、普通の一般庶民にこんな大量の魔力があるんだろう…。
だってそれならさっき言っていた代々使える家系の人とかの方が多そうなのに。
「まあそんな心配はしなくていい。●●はただ、…ただ楽しく学園生活を送ればいいんだ。」
「もちろん僕/俺たちもそう思ってる/よ!」
「みんな…!」
本当に。本当に心の底からみんなに助けてもらってよかったって思える。
「ありがとう」
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雪side
ある日、総長が1人の女の子を連れて戻ってきた。
「斗真!?どうしたの、この子!?」
「自殺、しようとしてて。すごい思い詰めた顔してたから連れてきた。」
「自殺…?連れてきたって、本人の許可は?」
「ない。助けたらすぐ泣いて、泣き疲れて寝た。」
え、それ連れてきて大丈夫なの?誘拐とか…。
心配に思いながらその子を見ると、とても綺麗な顔をしていた。
可愛い…。
純粋に顔がいい子なら何人も今まで見てきたけど、ここまで綺麗な子は初めて見た。
こんな子が自殺‥。きっと、よっぽど辛いことがあったんだろう。
「それで?斗真これからどうするの?この子。」
「学園に転入させる。」
「え!?この子、魔力あるの?」
「感じないか?魔力を。」
言われてみると、魔力の気配が確かにする。
なら、入学はできるだろうけど、勝手にいいのかな?この子の意思だって尊重したいし。
「とりあえず、蓮と玲央にも話しておいてくれ。」
「…わかった。」
起きるまでは身元もわからないし、それまではここに置いておくしかない。
そう思い、蓮たちにもこのことを話すと、驚いたが納得してくれた。
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