放浪の水魔法使い
「水、うめえ...」
「ゆっくり飲まないと咽せますよ」
この青髪金眼のサーシャは俺を魔物から救っただけでなく、水まで恵んでくれている。こうも借りばかり作っていていいのだろうか。一括で返すのは不可能に近いと考えられる。あの、リボ払い的な返し方でもいいですかね。
その優しいサーシャの髪は透き通る水のように美しく、流れるように風に靡く。先ほど用意された焚き火を囲んで、言葉を交わす。その吸い込まれそうになる瞳には燃え盛る炎が映り込み、より一層輝かせる。宝石の価値なんて分からないが、図鑑で見たどの石よりも綺麗なそれに俺は見惚れた。サーシャは恩人という贔屓目もあるかもしれないが、本当に綺麗だ。油断するとすぐに視線は強い引力の餌食となる。
しばらくそうしていると、朝から何も食べていなかったからだろう。腹が大きめの唸り声を上げた。大体午後9時と言ったくらいだ。勘を取り戻した体内時計は、即ち俺の体調が殆ど回復したことを表す。するとまた小うるさく腹が鳴った。
「ふふ、そろそろご飯にしましょうか」
異世界で初めてのご飯...。不安はあるが新しいものへの期待はある。そして、元の世界には「空腹は最上のソースなり」なんて言葉もある。今や脳は食事のことでいっぱいになっていた。サ、サーシャの背負っている大きなカバンには何か美味しい食べ物でも入っているのだろうか。胸が高鳴り、腹が鳴り、そして美味しい物を食べて舌を鳴らすのだろう。いや俺の体うるせぇな。俺は目を輝かせてサーシャに問うた。
「な、何を食べるんだ...?」
「もちろん、あれですよ!」
あれとは何だろうか。一度も出ていないものに指示語を使われても分からないぞ。なんて言おうと思ったが、サーシャは小さく弾みながら腕を後ろへ伸ばしているようだった。その腕の伸びる方向に顔を動かし、そこで見えた指は大きな月の下、サラサラした砂の上でリズミカルに踊っていた。さらに指の示す方へと目を動かす。そうして俺が見たものは―――
サンドワームだった。
単に気色悪いその見た目と俺を殺そうとした事実も相まって、最上のソースはその効力を失った。同時に吐き気を感じた俺はそのワームを見ないようにしながら、何故か震える声でサーシャに尋ねる。
「こ、これ食うって...ネタじゃないんですか?」
「食べず嫌いは感心しませんよ。まあ、私も食べられると言うことくらいしか知らないですが」
「それ大丈夫なのか?」
「本には大丈夫だと書いてありましたよ」
心配...。心配だ...。でもお腹空いてるしなー。俺が長く迷っているのに痺れを切らしたか、サーシャが少し口を尖らせる。なんでも様になるのだから困ったものである。
「でもどの道食べなければ死んでしまいますよ?あなたを助けるために使った魔力と労力が無駄になります」
そ、その通りだが...一言多くないか?未だサーシャのことを一つも理解できていないがこの感じ、大丈夫だろうか。一抹の不安が頭を過ぎる。しかしここまで良くしてくれる人に思うことではない。失礼に値する。
まああの大きさだ。食べる時には必ず切るだろうし、原型なんて分からない筈だ。俺は腹を決める。その表情にサーシャは気が付いたか
「では準備してきますね」
とだけ告げて、忌まわしきクソデカ芋虫の方へと砂をザッザッと鳴らして歩いて行った。俺は焚き火の側から少しだけ小さくなっていくサーシャの背を見つめる。本当、何故ここまでしてくれるのだろうか。ワームを切ろうと体を震わして必死になるサーシャを見た俺は、魔物の死体の横にいるサーシャの元へと駆けていった。
「つ、疲れた...」
弾力のありそうな見た目とは違い、思いの外その肉を断つには力が必要だった。汗を垂らしながら今日食べる分を切り終わった俺は、滴を腕で拭いながら息を吐いた。サーシャはそんな俺を労る。
「お疲れ様です。ではそれを洗いながら焚き火の方へ持っていきますので、後はお任せください」
サーシャは大きな水の球を器用に操り、集められた肉を取り込むと一気に浮かせた。その技に感心していると、サーシャがもう歩き出していたので俺も小走りでその後を追いかける。
焚き火へと戻った俺たちはしゃがみ込む。サーシャは絨毯を敷くと、そこへ運ぶと同時に洗浄していた肉を水を破裂させることでボトボトと落としていく。そして俺たちは薪木として焚べていた棒を二本引っこ抜いて、棒に付いていた火を消すと、それを肉に刺して炙った。
よし、食っている間に俺の事情を話してしまおう。それからこの世界のことも聞いておきたい。
[中央寄せ]✕ ✕ ✕[/中央寄せ]
ワームの肉はと言うと、なんだろう。味としては鶏肉が一番近いような気がした。ワームなのに。しかし、基本他の生物の味で例えられる食べ物はその例えの劣化版であることが多い。蛙も鶏肉のような味と聞くがやはり鶏肉の方がうまいと言う。このワームも例外ではなかった。といっても先入観からくる嫌悪感を除けば、不味い訳でもないので食べ物としては申し分なかった。
俺の話を聞いたサーシャは、何やら俯いて呟き始めた。
「転移、ですか。三十年に一度ほど、勇者様が今まで通り活動できなくなった際に異世界から召喚するそうですよ。もしかしたら、あなたと同じ世界の人なのかもしれませんね」
「なにっ勇者⁉︎日本出身の可能性?魔王でも倒すのか?」
「まあ、表向きはそうなっています」
「何か違うのか?」
「はい。とはいえ別に悪い話ではありません、私の知る限りでは。私もつい最近得た知識なので正確性には乏しいかもしれませんが、魔王はとうの昔に討伐されていたそうです。しかし魔王に怯えていたお陰で大人しかった国々の間で争いが起こることを恐れた王は、魔王を生きていることにして勇者を召喚し続けているとか。因みに異界からの召喚術はその国のトップクラスの魔術師のみが情報を握っているそうです」
この話を皮切りに俺はこちらの世界のことをサーシャに質問し始めた。彼女は魔法のこと、魔術のこと、そして禁忌術式のことなどを教えてくれた。更に[漢字]水魔法使い[/漢字][ふりがな]アクア[/ふりがな]は世間の扱いが酷いらしく、それが理由でサーシャは追放されたらしい。
「この水魔法が忌避される理由ですが、元々水魔法というのは魔族から発生したものなんです。かつて勇者に討伐された水を操る双子の魔族が呪いを振り撒いた結果、世界に二人だけ[漢字]水魔法使い[/漢字][ふりがな]アクア[/ふりがな]が現れるようになった。これは私が複数の文献を読み、参考にしたことによって得た見解です」
なるほど、サーシャが砂漠にいるのにはそんな理由が。俺もかなり大変だが、サーシャもかなり辛い思いをしていそうだ。しかし、実力はあるだけに世間に認められないその様はまさに不遇である。不遇水魔法使いのサーシャ。俺はそんな彼女に最後の質問を投げかけた。
「この世界については大方分かった。でも、これからも俺が変なことしてたら教えてくれ。で、最後の質問なんだが。この砂漠からはいつ出られるんだ?どこまで続いてるんだ?」
「はい!終わりませんよ!」
ニコニコとそう答えるサーシャに俺は訝しんで視線を向ける。
「え?」
「はい!術が解けない限りこの砂漠は終わりませんよ!」
「はい?」
「だ・か・ら、終わらないんですよ!何度言ったら...。[小文字]脱水症状の後遺症でしょうか[/小文字]」
「おい聞こえてるぞ」
つまりこの砂漠を脱するには、術を解かなければならないのだろうか。まずすべきはそれか。とりあえず目標があればそれなりのモチベーションアップに繋がる。思考にキリがつくと、大きな欠伸が出た。もうすぐ時計はてっぺんを回る頃だろう。
「そろそろ寝るか、今日は色々ありがとな」
「そうですね。もう遅いです。特にあなたは気を失っていたとはいえ、まだ疲れが残っていると思います」
また俺を気遣うサーシャ。これが彼女の性分なのだろうか。焚き火はつけたまま、サーシャは絨毯を二人分大きなリュックサックから取り出すと砂の上に敷いた。舞い上がった砂が落ち着くのを確認すると、俺たちはそれぞれ自分の絨毯に寝転がった。
「では、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
どうやらこの世界では科学の代わりに魔法が発展しているようだ。地球では、科学は人々の暮らしを向上させる代わりに、自然に悪影響を与えもした。なら、魔法は。
まだまだ俺には知らないことが多すぎる。サーシャと共に旅をしていたら、その内色々なことも自然に分かってくるだろう。この世界のことも、転移の理由も。そして、彼女のことも。
サーシャの言う通り、疲れが蓄積していたのだろう。砂の感覚が消えて少し快適になったらなったで、違和感がありそわそわする。しかしその程度で襲いくる睡魔に敵う訳がなく、目を閉じてしまうと火のパチパチという音を子守唄にして、すぐに眠りについてしまった。見守るように俺たちを照らす月が何の明かりもない砂漠で、無数の星を押し除けて眩いばかりに輝いていた。
[中央寄せ]ー続ー[/中央寄せ]
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〈世界観memo〉
「結界」
結界を作るには、依代が必要である。魔法陣が主流だが、その他のものも代用可能である。依代が壊れれば結界も崩れる。
依代を複数設定することも可能。一つ一つの効力は落ちるが、代わりに幾つか壊れても結界は維持される。
「ゆっくり飲まないと咽せますよ」
この青髪金眼のサーシャは俺を魔物から救っただけでなく、水まで恵んでくれている。こうも借りばかり作っていていいのだろうか。一括で返すのは不可能に近いと考えられる。あの、リボ払い的な返し方でもいいですかね。
その優しいサーシャの髪は透き通る水のように美しく、流れるように風に靡く。先ほど用意された焚き火を囲んで、言葉を交わす。その吸い込まれそうになる瞳には燃え盛る炎が映り込み、より一層輝かせる。宝石の価値なんて分からないが、図鑑で見たどの石よりも綺麗なそれに俺は見惚れた。サーシャは恩人という贔屓目もあるかもしれないが、本当に綺麗だ。油断するとすぐに視線は強い引力の餌食となる。
しばらくそうしていると、朝から何も食べていなかったからだろう。腹が大きめの唸り声を上げた。大体午後9時と言ったくらいだ。勘を取り戻した体内時計は、即ち俺の体調が殆ど回復したことを表す。するとまた小うるさく腹が鳴った。
「ふふ、そろそろご飯にしましょうか」
異世界で初めてのご飯...。不安はあるが新しいものへの期待はある。そして、元の世界には「空腹は最上のソースなり」なんて言葉もある。今や脳は食事のことでいっぱいになっていた。サ、サーシャの背負っている大きなカバンには何か美味しい食べ物でも入っているのだろうか。胸が高鳴り、腹が鳴り、そして美味しい物を食べて舌を鳴らすのだろう。いや俺の体うるせぇな。俺は目を輝かせてサーシャに問うた。
「な、何を食べるんだ...?」
「もちろん、あれですよ!」
あれとは何だろうか。一度も出ていないものに指示語を使われても分からないぞ。なんて言おうと思ったが、サーシャは小さく弾みながら腕を後ろへ伸ばしているようだった。その腕の伸びる方向に顔を動かし、そこで見えた指は大きな月の下、サラサラした砂の上でリズミカルに踊っていた。さらに指の示す方へと目を動かす。そうして俺が見たものは―――
サンドワームだった。
単に気色悪いその見た目と俺を殺そうとした事実も相まって、最上のソースはその効力を失った。同時に吐き気を感じた俺はそのワームを見ないようにしながら、何故か震える声でサーシャに尋ねる。
「こ、これ食うって...ネタじゃないんですか?」
「食べず嫌いは感心しませんよ。まあ、私も食べられると言うことくらいしか知らないですが」
「それ大丈夫なのか?」
「本には大丈夫だと書いてありましたよ」
心配...。心配だ...。でもお腹空いてるしなー。俺が長く迷っているのに痺れを切らしたか、サーシャが少し口を尖らせる。なんでも様になるのだから困ったものである。
「でもどの道食べなければ死んでしまいますよ?あなたを助けるために使った魔力と労力が無駄になります」
そ、その通りだが...一言多くないか?未だサーシャのことを一つも理解できていないがこの感じ、大丈夫だろうか。一抹の不安が頭を過ぎる。しかしここまで良くしてくれる人に思うことではない。失礼に値する。
まああの大きさだ。食べる時には必ず切るだろうし、原型なんて分からない筈だ。俺は腹を決める。その表情にサーシャは気が付いたか
「では準備してきますね」
とだけ告げて、忌まわしきクソデカ芋虫の方へと砂をザッザッと鳴らして歩いて行った。俺は焚き火の側から少しだけ小さくなっていくサーシャの背を見つめる。本当、何故ここまでしてくれるのだろうか。ワームを切ろうと体を震わして必死になるサーシャを見た俺は、魔物の死体の横にいるサーシャの元へと駆けていった。
「つ、疲れた...」
弾力のありそうな見た目とは違い、思いの外その肉を断つには力が必要だった。汗を垂らしながら今日食べる分を切り終わった俺は、滴を腕で拭いながら息を吐いた。サーシャはそんな俺を労る。
「お疲れ様です。ではそれを洗いながら焚き火の方へ持っていきますので、後はお任せください」
サーシャは大きな水の球を器用に操り、集められた肉を取り込むと一気に浮かせた。その技に感心していると、サーシャがもう歩き出していたので俺も小走りでその後を追いかける。
焚き火へと戻った俺たちはしゃがみ込む。サーシャは絨毯を敷くと、そこへ運ぶと同時に洗浄していた肉を水を破裂させることでボトボトと落としていく。そして俺たちは薪木として焚べていた棒を二本引っこ抜いて、棒に付いていた火を消すと、それを肉に刺して炙った。
よし、食っている間に俺の事情を話してしまおう。それからこの世界のことも聞いておきたい。
[中央寄せ]✕ ✕ ✕[/中央寄せ]
ワームの肉はと言うと、なんだろう。味としては鶏肉が一番近いような気がした。ワームなのに。しかし、基本他の生物の味で例えられる食べ物はその例えの劣化版であることが多い。蛙も鶏肉のような味と聞くがやはり鶏肉の方がうまいと言う。このワームも例外ではなかった。といっても先入観からくる嫌悪感を除けば、不味い訳でもないので食べ物としては申し分なかった。
俺の話を聞いたサーシャは、何やら俯いて呟き始めた。
「転移、ですか。三十年に一度ほど、勇者様が今まで通り活動できなくなった際に異世界から召喚するそうですよ。もしかしたら、あなたと同じ世界の人なのかもしれませんね」
「なにっ勇者⁉︎日本出身の可能性?魔王でも倒すのか?」
「まあ、表向きはそうなっています」
「何か違うのか?」
「はい。とはいえ別に悪い話ではありません、私の知る限りでは。私もつい最近得た知識なので正確性には乏しいかもしれませんが、魔王はとうの昔に討伐されていたそうです。しかし魔王に怯えていたお陰で大人しかった国々の間で争いが起こることを恐れた王は、魔王を生きていることにして勇者を召喚し続けているとか。因みに異界からの召喚術はその国のトップクラスの魔術師のみが情報を握っているそうです」
この話を皮切りに俺はこちらの世界のことをサーシャに質問し始めた。彼女は魔法のこと、魔術のこと、そして禁忌術式のことなどを教えてくれた。更に[漢字]水魔法使い[/漢字][ふりがな]アクア[/ふりがな]は世間の扱いが酷いらしく、それが理由でサーシャは追放されたらしい。
「この水魔法が忌避される理由ですが、元々水魔法というのは魔族から発生したものなんです。かつて勇者に討伐された水を操る双子の魔族が呪いを振り撒いた結果、世界に二人だけ[漢字]水魔法使い[/漢字][ふりがな]アクア[/ふりがな]が現れるようになった。これは私が複数の文献を読み、参考にしたことによって得た見解です」
なるほど、サーシャが砂漠にいるのにはそんな理由が。俺もかなり大変だが、サーシャもかなり辛い思いをしていそうだ。しかし、実力はあるだけに世間に認められないその様はまさに不遇である。不遇水魔法使いのサーシャ。俺はそんな彼女に最後の質問を投げかけた。
「この世界については大方分かった。でも、これからも俺が変なことしてたら教えてくれ。で、最後の質問なんだが。この砂漠からはいつ出られるんだ?どこまで続いてるんだ?」
「はい!終わりませんよ!」
ニコニコとそう答えるサーシャに俺は訝しんで視線を向ける。
「え?」
「はい!術が解けない限りこの砂漠は終わりませんよ!」
「はい?」
「だ・か・ら、終わらないんですよ!何度言ったら...。[小文字]脱水症状の後遺症でしょうか[/小文字]」
「おい聞こえてるぞ」
つまりこの砂漠を脱するには、術を解かなければならないのだろうか。まずすべきはそれか。とりあえず目標があればそれなりのモチベーションアップに繋がる。思考にキリがつくと、大きな欠伸が出た。もうすぐ時計はてっぺんを回る頃だろう。
「そろそろ寝るか、今日は色々ありがとな」
「そうですね。もう遅いです。特にあなたは気を失っていたとはいえ、まだ疲れが残っていると思います」
また俺を気遣うサーシャ。これが彼女の性分なのだろうか。焚き火はつけたまま、サーシャは絨毯を二人分大きなリュックサックから取り出すと砂の上に敷いた。舞い上がった砂が落ち着くのを確認すると、俺たちはそれぞれ自分の絨毯に寝転がった。
「では、おやすみなさい」
「ああ、おやすみ」
どうやらこの世界では科学の代わりに魔法が発展しているようだ。地球では、科学は人々の暮らしを向上させる代わりに、自然に悪影響を与えもした。なら、魔法は。
まだまだ俺には知らないことが多すぎる。サーシャと共に旅をしていたら、その内色々なことも自然に分かってくるだろう。この世界のことも、転移の理由も。そして、彼女のことも。
サーシャの言う通り、疲れが蓄積していたのだろう。砂の感覚が消えて少し快適になったらなったで、違和感がありそわそわする。しかしその程度で襲いくる睡魔に敵う訳がなく、目を閉じてしまうと火のパチパチという音を子守唄にして、すぐに眠りについてしまった。見守るように俺たちを照らす月が何の明かりもない砂漠で、無数の星を押し除けて眩いばかりに輝いていた。
[中央寄せ]ー続ー[/中央寄せ]
[水平線]
〈世界観memo〉
「結界」
結界を作るには、依代が必要である。魔法陣が主流だが、その他のものも代用可能である。依代が壊れれば結界も崩れる。
依代を複数設定することも可能。一つ一つの効力は落ちるが、代わりに幾つか壊れても結界は維持される。