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灼熱の翼は白銀に煌めく。 ~レイマウント2663~

#1

第壱話 曇り傘

*** 2663年5月16日
    グニオン エメリア共和国
    ロザント州 レイマウント市

レイマウントの地と私の部屋のベットには、今日も曙色の朝日が差し込む。あまりの眩しさに、ゆっくりと起き上がる。まだ眠気が残っているからなのか、視界の左側が、ぼんやり卵殻膜の様な色をしている。無意識のうちに、大あくびをしていた。
 [漢字]軈[/漢字][ふりがな]やが[/ふりがな]て朝準備も終わり、[漢字]三好[/漢字][ふりがな]みつよし[/ふりがな]のいる仕事場の食堂に向かった。まだ朝5時半というのもあって、食堂はしん、と静まり返っていた一方、厨房の方では、今日も給仕さん達が食事を作ってくれている。

「みつよし、今日は何頼んだの?」

「カレーだよ、ただの。」

既に完食していた様だが、皿に残っているルーの色からして絶対にカレーではない。[打消し]何がどうなったらカレーが紫色になるの⁉[/打消し]

これから夕方まで仕事なので、目覚しにココアでも買うか。

暫くしてココアを呑んでいた時、食堂の中に、けたたましい程の警報音が響いた。私は驚き、思わずココアを吹き出してしまった。

「緊急事犯発生‼レイマウント中央駅にて爆弾テロ事件発生‼」

続く

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2024/05/28 19:25

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