当時10歳。私、白詰水晶は、親を殺された。
家に帰ると、血まみれで倒れている母と父がいた。
その後、自分はどうしたか忘れた。気づくと、親の葬式に来ていた。
まだ、当時の私は、悲しみの感情しかなかった。

それから6年後の、今。
私は、憎悪と怒りでまみれていた。
親の葬式後、母の日記を読み、私は衝撃の事実を知った。
なんと、母達は、ある組織に脅され、金を大量に貢いでいたそうだ。そして、貢げる金がなくなり、もうじき殺されることも書かれていた。

―そいつらに、復讐をしたい。それが、私の気持ちだった。
そして私は、私と同じように、人生をどん底に突き落とされた人達を集め、一緒に復讐をすることにした。






これは、人生をどん底に落とされ、暗闇の中を生きる私達の、復讐劇だ。