俺じゃないみたい 。【国見main】【🐢更新】
[明朝体]
影山「気づいてなかったのか?お前、泣いてるだろ。ほら」
そう言うと、影山はポケットから手鏡を取り出して、私に差し出してきた。
ヒョコっと鏡を覗いた私は、自分が泣いていることに初めて気がついた。
『...あれ、おかしいなぁ。なんで泣いてるんだろ。泣いてないと思ったのに...』
ただ、家族のことについて考えているだけだった。
家が家庭崩壊気味なことについて悩んでいるだけだった。
それ、だけだったのに...
『[小文字].........ポロポロ[/小文字]』
影山「...話せねぇのか?」
『...[小文字]っえ?[/小文字]』
影山「お前が悩んでいること、俺に話せられねぇか?」
気づいたら、影山に『なんで』って聞いていた。
だって、聞いてくれる人なんて、クロと研磨以外いなかったから。
出会ってまだ間もないのに、聞いてくれる人なんているわけないと思ってたから。
影山「なんでって...俺とお前は仲間だろ?」
『...っ!じ、つは...』
私は、影山に家での事情を話した。
お父さんが私に対して空気のように扱っていること。
お母さんが私とお兄ちゃんを比べて、暴言を吐いてくること。
お兄ちゃんがそんな状況を見て見ぬフリをしていること。
...そして、私は親の前ではとてもいい子を演じているけど、
本当はもっと違う人間なこと。
『どんな人でいたらいいのか、どうしたらいいのか、もうわかんないのっ...』
[/明朝体]
影山「気づいてなかったのか?お前、泣いてるだろ。ほら」
そう言うと、影山はポケットから手鏡を取り出して、私に差し出してきた。
ヒョコっと鏡を覗いた私は、自分が泣いていることに初めて気がついた。
『...あれ、おかしいなぁ。なんで泣いてるんだろ。泣いてないと思ったのに...』
ただ、家族のことについて考えているだけだった。
家が家庭崩壊気味なことについて悩んでいるだけだった。
それ、だけだったのに...
『[小文字].........ポロポロ[/小文字]』
影山「...話せねぇのか?」
『...[小文字]っえ?[/小文字]』
影山「お前が悩んでいること、俺に話せられねぇか?」
気づいたら、影山に『なんで』って聞いていた。
だって、聞いてくれる人なんて、クロと研磨以外いなかったから。
出会ってまだ間もないのに、聞いてくれる人なんているわけないと思ってたから。
影山「なんでって...俺とお前は仲間だろ?」
『...っ!じ、つは...』
私は、影山に家での事情を話した。
お父さんが私に対して空気のように扱っていること。
お母さんが私とお兄ちゃんを比べて、暴言を吐いてくること。
お兄ちゃんがそんな状況を見て見ぬフリをしていること。
...そして、私は親の前ではとてもいい子を演じているけど、
本当はもっと違う人間なこと。
『どんな人でいたらいいのか、どうしたらいいのか、もうわかんないのっ...』
[/明朝体]
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