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東方や転スラは後で出します

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二次創作
クロスオーバー異世界

#12

魔獣編《1》

「ロズワールに、魔法の基本知識は教えて貰ってあるかな?その前提で話すよ」これが俺が弟子入りしようとしている、手のひらサイズの猫の第一声だった。「ああ。属性とか使える魔法とかについては教えて貰ったぜ」パックがエミリアの頭の上に着地し、自身の頭をなでる。「だったら魔法のスペルから教えようかな。基本がヒューマで、エルヒューマ、ウルヒューマ、アルヒューマ。今言った順に強くなってくよ。あっちの山に向かって、なんと言うか…体の中心にある《門》を意識して唱えてみて」 俺は、言われた通り、意識を集中して、唱える。
「ヒューマ」その瞬間、突き出した俺の左手から、氷の槍が飛び出した。「スゲー!かっけぇー!」初めて見る魔法にとても舞い上がっていた。ニコニコしているパックが笑う。「子供みたいだね、火花。楽しそうで何よりだ」「他にも、想像で何かを作り出すことも出来るわよ」エミリアが追加のtipsを投下してくれる。「マジ!?想像、想像、想像」必死に唱える。《門》
を意識しながら。しばらくしたら、想像通りの剣が出来上がった。「おお!!剣が出来た!」意外と軽い。エミリアからの解説。「氷で作った剣は薄いけど軽いから便利よ。作り直せるし。」 「へー、んなことできんのか」そんな会話をしていると、後ろから声をかけられる。「火花くん、あと少しで夕食の準備です。魔法の勉強は出来ましたか?」「もちろん。エミリアさんとパックに教えて貰った」俺は、太陽が沈んでいるのを確認し、エミリアとパックに言う。「もう暗くなってきたし、このぐらいにしとく?」エミリアがうなずき、みんなで玄関に戻る。ドアを開けたら、眼前にメイクを落としたロズワールがいた。レムが質問する。「お出かけですか?」ロズワールは、
首を縦に振る。「ああ。そうだぁーとも。留守をしっかり頼むよ」レムと、どこからともなく現れたラムの声が、重なる。「かしこまりました」 少し後。俺は、レムとラムと夕飯の準備をしていた。「魔法って楽しいな。二人は何の魔法を使うんだ?」
「ラムは風属性よ」「レムは水属性です」普通の話のはずだった。ラムに後頭部を叩かれるまでは。「痛!?!?なぜ俺は殴られたんだ!?」「速く準備しなさい。エミリア様と大精霊様を待たせる気?」「はーい」しぶしぶうなずく。いざ目の前に居ると、ラムとレムが人気の理由が分かる。元々分かっていたはずだが。めちゃくちゃ可愛い。この二人。
俺は、レム派だがな。そんなことを考えながら夕飯を食べて、片付けを終えた頃。ロズワール邸の呼び鈴が鳴った。ドアを開けた所に立っていたのは、村に住んでいる、村民の女性だった。彼女は、焦った口調で捲し立てる。「子供たちが何人か遊びに行ってから帰ってこないんです!」 マジかよ。魔獣編スタートか。絶対クリアしてやる。「ラムがレムと行ってこようかしら」中々無茶なはずだ。ラムには、角が無いからきついはずだ。そう思っていたところ。レムが同じことを考えていたらしい。「姉様は、ムリをしないでください。マナが無くなったら大変です」「でも、レムを一人で行かせるわけには…」
この二人、俺の事忘れてね?俺は、横槍を入れる。
「だったら、俺がレムについて行く。スペルの基本は教わってるし、剣も使えるようになった」ラムから了承を受け、二人で走り出す。「火花くん、子供たちはどこに居ると思います?」
「結界の奥。前に生き物の気配がするって言ってただろ?それ、魔獣だったんじゃ…」レムは動揺しているようだ。いつもの冷静な顔が、揺れている。「確かに…こっちです!来てください!」 例の結界の前。結界は光を失っていた。「結界が壊れている…直さなくては」「今はそれよりこっちだ!」レムは、我に返ったようだ。直ぐに俺を追い越す。100メートルほどだろうか。子供たちを見つけた。レムが困った声で言う。
「まずい、呪いが掛かっています。治癒魔法がどれぐらい足しになるか...」 「!?火花くん!後ろです!」後ろには、俺に飛びかかってくる魔獣がいた。

作者メッセージ

次回は魔獣編中編です

2025/05/27 20:59

Kuroto/39 ID:≫ 0pbFHmHPDNoPs
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