二次創作
《参加型》─終末の世界で恋をした─
[小文字]side 瓦屋 美咲[/小文字]
ピピピ,ピピピ
──いつものアラームで重い瞼を開けた
嗚呼,あの日々がまた始まる,そんなことを考えているとスマホが指している
時刻を見つめる
「…あれ」
時刻は午前2:30を指していた
いつも時間は午前6:30に設定しているはずなのに?
「うーん」
起きたばかりの働かない頭を抱えて考える,今日は朝に予定は無いし,設定は変えずにアラームをかける。そんなことを考えながら窓に眼をやる
「……………え?」
窓の向こうは真っ赤だ。夕焼けの色じゃない,血のような赤,雲は黒く淀んでいる。急いで階段を駆け降りる,私の眼に映ったものは
[大文字]この世のものじゃないほどぐちゃぐちゃなナニカだった[/大文字]
よく見れば触手のようなものが生えている,ルージュの水溜まり,呼吸は浅くなってぐちゃぐちゃなナニカの上を駆ける,咽せ返りそうな匂い,いやだ,汚い,いやだいやだいやだいやだいやだ!玄関の戸に手を掛け,開けた時に,やっと見た光景は,[打消し]お母さん[/打消し]が絶望感に苛まれた顔だけだった。
あの地獄のような光景の先には先ほどの匂いはなく,朽ちた建物があり地面は砂漠のようだった。戸惑いながらいつもいる公園に歩いて行くと,後ろから,声がした。
「あ!ねぇ!君大丈夫?」
ピピピ,ピピピ
──いつものアラームで重い瞼を開けた
嗚呼,あの日々がまた始まる,そんなことを考えているとスマホが指している
時刻を見つめる
「…あれ」
時刻は午前2:30を指していた
いつも時間は午前6:30に設定しているはずなのに?
「うーん」
起きたばかりの働かない頭を抱えて考える,今日は朝に予定は無いし,設定は変えずにアラームをかける。そんなことを考えながら窓に眼をやる
「……………え?」
窓の向こうは真っ赤だ。夕焼けの色じゃない,血のような赤,雲は黒く淀んでいる。急いで階段を駆け降りる,私の眼に映ったものは
[大文字]この世のものじゃないほどぐちゃぐちゃなナニカだった[/大文字]
よく見れば触手のようなものが生えている,ルージュの水溜まり,呼吸は浅くなってぐちゃぐちゃなナニカの上を駆ける,咽せ返りそうな匂い,いやだ,汚い,いやだいやだいやだいやだいやだ!玄関の戸に手を掛け,開けた時に,やっと見た光景は,[打消し]お母さん[/打消し]が絶望感に苛まれた顔だけだった。
あの地獄のような光景の先には先ほどの匂いはなく,朽ちた建物があり地面は砂漠のようだった。戸惑いながらいつもいる公園に歩いて行くと,後ろから,声がした。
「あ!ねぇ!君大丈夫?」
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