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▷ この旋律は『全部上書きして』の続編となっております。先にそちらを読破してからこちらを閲覧することを推奨します。

『全部上書きして』
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▷ シリアス展開・鬱展開   ▷ 多少のグロテスク表現
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嘘つきたちの輪舞曲【Lier's world】

#7

疲れ切った灰色


重い瞼が、ゆっくりと幕を上げる。





目が、覚める。











「............」







繰り返されるアナウンス、電車の緩やかに減速する、機械の生命が尽きる瞬間のような機械音、







いつの間にか寂れた赤色をした電車に揺られる私たち。







乗客は、私たち2人以外には誰もいない。















寂れた電車と寂れた駅と私の隣、彼も次第に身体を起こす。









佐々木「.........レモンさん.........」







レモン「.........分かってる」





レモン「分かってはいたけど、やっぱりこうして見ると怖いって感情はあるよ」







佐々木「.........行くん、ですか......?」







レモン「.........ここまで来て食い下がるような根性なしがいるなら、見たいくらいですけどね」





レモン「ほら、着いてくる勇気のあるくらいなんですから。佐々木も行くんすよ。」





レモン「可愛らしい寝ぼけ顔したって無駄ですからね」







佐々木「.........えっ今なんて」







レモン「はい立って、!」







佐々木「あっはい!?」











寝ても電車に乗った後のふわふわする感覚は消えないんだなと、変なことを考えながら電車に降りて、カメラを取り出した。





正直、ただ気を紛らわすためだけの考え事だったかもしれない。









[水平線]







〜 佐々木side 〜











『 戻界駅 』







ご丁寧にそう書かれた駅名標が私たちを出迎える。





巡ってきた前の駅も、次の駅の行き先も書かれていない、そんな駅名標。













「 .........あなたも、 」







人、......?



聞こえた声に振り返る。















[太字]「 .........あなたも、あなた達も、迷い込んで来たんですか 」[/太字]





寂れたこの駅によく似合う。





そんな言葉が最初に浮かぶ。







そんな、不確かな疲れ切ったような灰色の髪色をした青年がそこにいた。











レモン「.........あなた、が。あなたが、うちらの[太字]『案内人役』[/太字]って事でいいんすね?」







「.........はい。多分、そうです」





「俺も、ついさっきに『問い』を解いたばかりですから。きっと、そうなんでしょう」





[小文字]「.........というか、複数人来る事とかもあるんだ」[/小文字]







[小文字]レモン「............まぁ、君も君で『悩んでた』って事すかね、」[/小文字]





佐々木「............」







彼女はただ、手元のメモ帳に目線を落とすばかり。





気づけば振り返った先、赤く寂れた電車はそこから消えていた。













案内人役「あ、伝言板はこっちです。.........行きますか?」







佐々木「.........どう......します?」







レモン「.........行く以外の選択肢はないと思うんすけどね」





レモン「行かないで困るのはうちらの方っすよ」







佐々木「.........それもそうですね。行きましょうか。」









ふと時間を気にして駅の時計を見る。



時刻は六時五十九分、ただ集合したのは昼前。







そんなに時間が過ぎてたのかとスマホを見るが、時刻はまだ3時半である。







その時で初めて、『あぁ、この時計は止まっているんだ』と理解した。





それが午前なのか午後なのかは、知る由もない。









[水平線]















レモン「.........ところで、君はどんな問題出されたんすか?」







案内人役「俺ですか?」







レモン「君しかいないっすよ。」







案内人役「......結構、[漢字]曖昧[/漢字][ふりがな]アバウト[/ふりがな]な感じでした。」





案内人役「『一番嫌いなものはなんですか』って、俺は伝言板に聞かれました」







佐々木「私たちが思っていたより、問題の範囲は広いみたいですね」











案内人役「.........正直、最初ここに来た時は嘘だとしか思えなかったです」





案内人役「ただ、頬をつねっても痛いものは痛かったです」







[小文字]佐々木「.........間違いなく、『ここ』は嘘ではない.........」[/小文字]





その証明のための一証言。











案内人役「.........あと、一つ。」







レモン「、? どうしたんすか?」







案内人役「.........確かにクイズには "問題" が出されますけど、こっちの場合は [太字]"問い" に限りなく近い[/太字]です。」





案内人役「そしてその答えが、[太字]自分の奥底にある深層心理。自分でも気づきたくない想いを掘り返す事になるかもしれない[/太字]、と言う事だけ。」







[小文字]レモン「自分でも、気づきたくない想い...........」[/小文字]











案内人役「......俺も実際、自分の問題の答えは最後まで気付けませんでしたから」











佐々木「............ちょっと、......覚悟する必要はありそうですね」







自分でも顔が険しくなるのを感じる。







案内人役「あ、着きましたよ。ここが『伝言板』、そしてあなた達の"問題"の居場所です。」







昭和にはあったであろう、そんな伝言板。





学校よりは一回り小さめな黒板が壁にあり、







[太字]そこには私たちの " 問い " が待っている。[/太字]































[太字]______『 貴方にとって、一番辛い事とはなんですか? 』[/太字]

作者メッセージ

エッホエッホエッホエッホ
BMI見てみたら普通に18.5未満で普通にやばかったって事伝えなきゃ♪(((

※ちなみに18.29とかでした。

2025/04/30 21:48

炙られまぐろ ID:≫ 0iWryiYymRxjY
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