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以下の要素に注意して傾聴してください

▷ この旋律は『全部上書きして』の続編となっております。先にそちらを読破してからこちらを閲覧することを推奨します。

『全部上書きして』
https://novelcake.net/works/lite/?mode=view&log=1597

▷ シリアス展開・鬱展開   ▷ 多少のグロテスク表現
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嘘つきたちの輪舞曲【Lier's world】

#53

妬みの炎





朱肉「........え」







朝露「..........」







レモン「は......?」









捨て飯「そんなの.........嘘、じゃ........」










『 ........... 』









姿カタチ、物体、物質。







その全てを、万物を模倣する能力、[太字]【[漢字]無作為な模倣者[/漢字][ふりがな]ミスター・マスクドコピー[/ふりがな]】[/太字]










[太字]それが彼の能力だったと。[/太字]







俺が察するには、十分すぎた。










夕凪「..........[漢字]他人様[/漢字][ふりがな]ヒトサマ[/ふりがな]に成りすましといて、何がしたかったんだ」








『 .........やっぱり、何も分かってない 』







『 僕が何でここまで堕ちたと思ってるんだよ 』










『 [太字]_______僕は罪に手を染めてまで堕ちたのに[/太字] 』









笹淵「........まさか、変身できたのも、」









『 [漢字]Ⅺ[/漢字][ふりがな]11[/ふりがな]の席、『[漢字]嫉妬[/漢字][ふりがな]エンヴィ[/ふりがな]』の器.........それが僕 』








笹淵「!!」










『 .........皆みたいになりたいってこと、さっさと分かってよ!!!! 』







『 [太字]【エントロピーマスク】[/太字]........ 』








『______『[漢字]八咫烏[/漢字][ふりがな]やたがらす[/ふりがな]・[漢字]火[/漢字][ふりがな]ひ[/ふりがな]ノ[漢字]環[/漢字][ふりがな]わ[/ふりがな]』!!』









緑炎が彼の体に纏わったと認知した次の瞬間。







[太字]その緑が風を焼き尽くす轟音を立てて一瞬の内に輪となり広がる。[/太字]








その矛先、









朝露「おいレモン!!」








レモン「っ、やばっ」








朝露「掴まッ........クソッ遅れた、あっつい!!」








レモン「あ、っ........あ.......!!」










[太字]二人が、分断される。[/太字]










レモン「...........っ、はぁ、はぁ........!!」







レモン「[太字]........違う、やめて、[/太字]」







レモン「[太字]やめてよ!!熱いのはもう嫌だって!!!![/太字]」








朱肉「レモンさん!?」









声に振り向くと、緑炎に囲われている彼女の姿がある。








ただ周りですら、熱波で皮膚が爛れそうなほどに熱い。







[太字]これが、彼の怒りの感情の全てなのかと。[/太字]








近づこうとすれば感応してこちらを睨み、







近づかせないと言うように彼は炎を強めて、一言。










『 人間の構成元素は〜、炭素と、酸素と、水素でできてま〜す。 』







『 つまりさぁ、? 』












『 [太字]______よく燃えるんだよね。[/太字] 』










無慈悲にも、後ろの両手はその脳天を貫くように緑炎を放った。







ブフォアッ!!!!










レモン「っ、[太字]あ゛あ゛あぁぁあぅああっっ!!!![/太字]」









『 うわ〜........やっぱ断末魔ってうるさいねぇ〜....... 』







『 まぁ辛いだろうけど.......[太字]10秒もしたら脳も蒸発する[/太字]と思うから、それまで我慢して? 』










レモン「[太字]う゛う゛うううぅっっ、あぁっ、あ゛ぁああ......!![/太字]」









カラカラン......









レモン「.........っ、死ぬ........[太字]嫌だ、嫌だ嫌だいやだ!![/太字]」







レモン「[太字]まだ........全然終わってない、幸せになってない.......!![/太字]」








レモン「[太字]しあ、わせ........に.......!![/太字]」









彼女は、藁にも縋る想いから、さいごまで包丁に手を伸ばしていた。







[太字]...........その全ては、『幸せ』を掴むために。[/太字]










朝露「........っ、おい、上手いこと火は消せないのか!?」








夕凪「できない、そもそも、消せるかどうかすら......!!」








朱肉「........はぁっ、はぁっ、はっ........」









結界の中が騒がしい。







轟々と音を燃えて燃え上がる緑炎、彼女の断末魔、それを見て阿鼻叫喚する人々。









その中で、








[太字]グシャリ[/太字]








[太字]そんな肉体の裂ける音がしたのを聞いた者は、もちろん誰もいない。[/太字]










笹淵「っ、ここは一発俺に.......!!」









その[漢字]最中[/漢字][ふりがな]さなか[/ふりがな]混沌に怯まず、一歩前に出た彼は弓を構えて、









笹淵「...........。」









それを放つ。









笹淵「______見えた」







笹淵「[漢字]付与[/漢字][ふりがな]エンチャント[/ふりがな]:[漢字]旋風[/漢字][ふりがな]テンペスト[/ふりがな]、」







笹淵「[太字]______『[漢字]鳶氷雨[/漢字][ふりがな]トビヒサメ[/ふりがな]』![/太字]」









三つの矢が放たれ、風圧で炎が消し飛ぶ。









夕凪「っ、消された........か.......」







夕凪「[太字]______!![/太字]」









[太字]しかし、もう手遅れであった。[/太字]









レモン「.............」












『 .........まぁ、[太字]自殺したくもなるよね。[/太字]御愁傷様。 』









[太字]腹部に、一直線に、赤く、赤く、それは突き刺さる。[/太字]








[太字]血が、広がる。







血が、肌をなぞる。







血が、滴る。[/太字]

作者メッセージ

本日の食材(贖罪)
・とりあえずメインキャラを死へ連れる
・作業用の了冫/丶"廾勺"ーとD/N/A
・夏休みの躁鬱と多忙とストレス

クトゥルフ神話TRPG『 ソープスクール 』もよろしくお願いします。

2025/08/09 20:59

炙られまぐろ ID:≫ .15IoyfhsGiL6
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