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▷ この旋律は『全部上書きして』の続編となっております。先にそちらを読破してからこちらを閲覧することを推奨します。

『全部上書きして』
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嘘つきたちの輪舞曲【Lier's world】

#47

カミサマがいるのならば






赤いドアを久方振りに開けてみると、ほんの少し懐かしい香り。






佐々木「こんにちは、朝露さん。」






朝露「お、佐々木じゃん。ちょっと久しぶりか?」






佐々木「そうですね。」






「 あ、朝露さん、この方........ 」






朝露「........気になる? お目が高いなぁ〜」






佐々木「、?」






どうやら私以外で先客がいたようだが、葉坐来くんとかでもあるまいし。





率直に私の知らない人と言った感じだった。







朝露「あーえーっとねー........これ紹介した方がいい?」






佐々木「あ、はい。ぜひ。」






朝露「この人は [太字]"笹淵 界斗"[/太字] さん。最近からよくウチに来てくれる人。」






そう紹介されてサンバイザーをつけた青年はこちらに浅くお辞儀をする。





[太字].........どこかで見たことがある気がする。[/太字]






笹淵「あ、え、ど、どうも.........」






佐々木「こんにちは笹淵さん。私は佐々木と申します。」






笹淵「佐々木さん.........ですか。改めて、俺は笹淵って言います、こんにちは。」






紫陽花色のガラス玉みたく美しい瞳が微笑んだ。







佐々木「せっかくですし楽しくお話でもしましょう?」






笹淵「.........そうですね。俺も佐々木さんの事もっと知りたいですし。」








[小文字]朝露「........まぁいっか」[/小文字]







[水平線]









佐々木「笹淵さんって得意なこととかあるんですか?」






笹淵「え、俺ですか?..........何だろ」





笹淵「あーでも、ダーツは得意ですよ!」






佐々木「え、ダーツ得意なんですか。私そういう[漢字]類[/漢字][ふりがな]たぐい[/ふりがな]のものすっごい苦手なんですよ.........」






笹淵「まぁああ言うジャンルものって慣れてないと難しいですよね.........」





笹淵「僕は学生時代ずっと弓道やってたんでわりかしできます。」






佐々木「へぇ、弓道.........」






朝露「はい失礼〜エビ炒飯とネギたっぷり炒飯ですよ〜(((」






佐々木「あ、ありがとうございま〜す」





[小文字]佐々木「.............っと」[/小文字]






笹淵「..........佐々木、さん、そのロザリオは.......?」






佐々木「あ、これ.......ですか。」





佐々木「.........まぁ、神様だった私の名残みたいな感じです。」










[小文字]笹淵「..........カミ、サマ.......?」[/小文字]





笹淵「[太字]........どういう事ですか[/太字]」






佐々木「、? いや、[太字]過去に勘違いでそうやって崇められてたってだけです.........[/太字]」





佐々木「そんな真剣に聞いてどうしちゃったんですか........」






朝露「そーだそーだ、そんな真に受けなくてもいいのに〜」






笹淵「あ.........すいません。つい.......」





笹淵「[太字].........俺、カミサマの事嫌いだから。[/太字]」






佐々木「...........」





[小文字]佐々木「..........カミサマね。」[/小文字]






笹淵「佐々木さんは、カミサマの事信じてますか?」






佐々木「面白い事言いますね。.........私もそんなに信じてはいませんよ。」





佐々木「[太字].........でも、もしかしたらいるかなって。[/太字]」






笹淵「.........」






佐々木「一回だけ、声が聞こえてきたんです。」







[水平線]







ガタンガタン





ガタンガタン






佐々木「...........。」





空っぽな電車の中で目覚めてしまった。







佐々木「.........よく寝れるなぁ........」






正面ではレモンさんがぐっすりと眠っている。






..........どこに流れ着くんですかね、この電車







錆びた電車に似つかずついているモニターには、案内もされないのに駅の名前が流れていく。





それをぼうっと眺めていたその時だった。







[太字]『 ______汝に永久の叡智と創装の知恵を 』[/太字]







佐々木「!?」






確かにそこから、アナウンスが聞こえたはずなのに。





[太字]よくレジ案内の『レシートをお受け取りください』やら、エレベーターの『五階です』のように発する音とは逸れている。[/太字]






そこに、機械らしさが全くなかった。







佐々木「.........今のは、一体........」







[水平線]








朝露「あ........それ、俺にも似たようなのが聞こえた事ある.......!」






佐々木「えっ」






朝露「何か、何たらの彼方に何たら〜、みたいな........。」






佐々木「ほぼ覚えてないじゃないですかそれ」






笹淵「........何なんでしょうね、それ」





笹淵「佐々木さんの主張は、『カミサマの声』ですけど。」






笹淵「俺は少なくとも聞いたことのないやつですね。」






佐々木「..........。」








もし仮に、カミサマだとしたら。





そうだとしたら、目的は何?






[太字]私や朝露さんに声をかけてまでしたいことは、何.........?[/太字]

2025/07/21 13:19

炙られまぐろ ID:≫ .6t6.euj6250E
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