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▷ この旋律は『全部上書きして』の続編となっております。先にそちらを読破してからこちらを閲覧することを推奨します。

『全部上書きして』
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▷ シリアス展開・鬱展開   ▷ 多少のグロテスク表現
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嘘つきたちの輪舞曲【Lier's world】

#33

知らない場所、知らない誰か





夕凪「.........!」







目が覚めたその時、一番に感じたのは水色の光。





薄暗くされている自分の身体に、妖しく光が纏っている。









夕凪「.........朝露!?」







朝露「ん、......夕凪、俺ら........」







夕凪「......よく分かんねー」



[小文字]夕凪「何だったんだ、あれ」[/小文字]







あの感覚が頭にこびりついて離れない。





思い出そうとするだけで背中が一瞬で凍りつく。









朝露「........夕凪」





朝露「俺ら、変なとこ来ちゃったみたいだな」







光の方を見ると、眩むくらいに目に悪い色使いのネオン管で文字が描かれている。





『 WELCOME 』











[小文字]夕凪「[太字].........何がwelcomeだよ、クソ野郎[/太字]」[/小文字]





夕凪「.......って、ちょっおいお前!一人で勝手に行くんじゃねー!」









朝露の貼りついた笑顔、





連れ去られていてなお歓迎する姿勢、







無性に腹が立った。









[水平線]











足を踏み入れる。





路面は意外に整備されているみたいで、まぁ転んだらそれは痛そうだ。









『 ........あれぇ〜、お兄ちゃんたち初めて見る顔だねぇ〜。どしたのぉ〜 』







夕凪「!?」







突然、声をかけられた。





人なんていたのか? 気づかなかった。









[太字]『 そ〜んな驚かなくてもいいのにぃ〜 』





『 仲良くしようよぉ〜、ねぇ? 』[/太字]







声のする方には、一人の男がブルーシートの上で[漢字]胡座[/漢字][ふりがな]あぐら[/ふりがな]をかいてこちらに微笑んでいる。





背丈はかなり低そうだ。









夕凪「........誰なんだ、あんたは」







『 え〜あ〜僕? う〜んとねぇ、じゃあ [太字]"[漢字]溺水[/漢字][ふりがな]デキスイ[/ふりがな]"[/太字] って呼んで! 』







夕凪「で、溺水......?」





夕凪「で.........その、溺水.....さんは、こんな路上で何してるんですか」







溺水「何って........見て分からない? 僕はここで[太字]『商売』[/太字]してるんだよぉ〜」





溺水「君もいる〜?」







そうやって笑顔で紙袋を上に、俺の手元まで突き出してくる。







夕凪「........いや、いいです.......」







.........不気味だ。





さっきからこの男が何を考えてるかなんて皆目検討もつかないし、





[太字]笑ってばかりだった目が開いた時に見えた瞳が、嘘みたいに黒かったから。[/太字]









夕凪「.........」





夕凪「.........溺水、さん」







溺水「........堅苦しいのは好きじゃないんだぁ、溺水でいいよ」







夕凪「.........じゃあ、溺水くん。」





夕凪「ここについて、何か知ってることはないかな?」







溺水「ここについて? あぁ〜、つまりは君は[太字]迷子になった[/太字]って事なのかぁ〜!」







溺水「いいよぉ、教えてあげる!」











溺水「ここはねぇ、暗黒の地下街[太字]『[漢字]九龍城[/漢字][ふりがな]クロウジョウ[/ふりがな]』[/太字]!」





溺水「夜の明けることのない、都心深くの暗黒地下街!」





溺水「毎日が宴会で毎日が楽しい、そんな場所!」









夕凪「.........えっと、その......ここから出る方法とか、あるのか?」







溺水「んえ、出る方法? 僕は知らないよ〜!」





溺水「[太字]だってみ〜んな、出ようとか考えもしないんだから![/太字]」







夕凪「.......え?」







溺水「僕もそうだも〜ん! み〜んなここに居れば幸せなんだよ!」





溺水「[太字]だから、ね? 君も一緒に遊ぼうよぉ〜![/太字]」







.........ダメだ。





気が狂いそうになる。









夕凪「.........俺はいい」







溺水「.........そっかぁ。」





溺水「........。」









溺水「.........道理で迷子が来たわけだぁ。」







夕凪「..........迷子.....? 俺の事ですか?」







溺水「うん、教えてあげる。」





















溺水「[太字]君、そのままだと死ぬよ。[/太字]」

作者メッセージ

夕凪先生、唐突の死刑宣告

2025/06/08 16:18

炙られまぐろ ID:≫ 19ZQABSFMiPlU
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