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『全部上書きして』
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嘘つきたちの輪舞曲【Lier's world】

#27

乖離、離反、もう一人の私






ガヤガヤと賑わう商店街。





いや、『商店街』と呼んでいいのだろうか。











[太字]無法地帯の猿の楽園と化した、このネオン街。





















______乱反射されたみたいな、静かな喧騒のこの街で。[/太字]









[水平線]















あの日。絶望を知った、『あの日』。







あの地で僕は、[太字]『僕』に出会った。[/太字]















_____。











『 ........... 』







夏目「........なんで、」







『 え、僕......!? って......あぁそっか、キミは[太字]オリジナル[/太字]か。 』







夏目「オリジナル、って.......どういう事......?」







『 [太字]僕はキミのドッペルゲンガー。[/太字] 』





『 [太字]正真正銘、夏目シロウの、ドッペルゲンガーだよ。[/太字] 』







夏目「.........なんで、君は生まれたの?」





夏目「僕の真似なんてして、楽しいの?」







『 うん、楽しいよ。 』





『 [太字]存在すらも許されないよりマシでしょ?[/太字] 』







夏目「............っ」





夏目「.........それだけ......?」







『 ううん、僕の......いや、[太字]"僕ら" って言うべきかな[/太字] 』















『 僕らの目的は、.........端的に言っちゃえば、[太字]オリジナルを殺すことだよ[/太字] 』







夏目「........っ!?」











『 まだ殺すわけじゃないよ。 』





『 キミの[漢字]膿[/漢字][ふりがな]生[/ふりがな]んだ[太字]〝 邨カ譛� 〟[/太字]を解けば、........僕はキミを殺したりなんてしない。 』





『 [太字]それまでにキミが解けるかだけど、ね。[/太字] 』







夏目「..........」







『 じゃあ、僕はこの辺で。んじゃまたね〜 』







[小文字]夏目「.........次会う機会があったら、だけど」[/小文字]









その日知った僕自身の〝 邨カ譛� 〟の理由は、見るまでもなかった。





[太字]母親に存在を否定されたこと。[/太字]







もしこれが字に書かれて本になったとしても、誰もがすぐに分かる事だった。









[太字]全部否定されて、何もかも否定されて..........







『 普通 』でいて、それで全部ダメだって言われて...........[/太字]





















この振る舞いも、









この口癖も、









『自分』を描くようになったのも.........



















[太字]全部ぜんぶ、自分を『 異常 』に見せるため。







『 普通 』の僕を愛してくれないなら、『 異常 』になるまで。[/太字]











[太字]僕を見てくれないなら、生まれ変わった『 僕じゃない何か 』に、化けるまで。[/太字]







見てくれるまで。









僕は、いつまで化けの皮を被ればいいのだろうか。











[水平線]















夏目「............」







珍しく外の世界に明るい日差しが差し込む。





まるで、神がこちらに手を伸ばすように。







そうだとしたら珍しいもんだ。











夏目「.........お天気雨、か」







晴れているのに雨は降っていた。







その実、降っている雨が紫陽花に溶けている。





街行く人々も、晴れているのに傘を差している。







『雨が降っている』と考えるには、十分すぎる証拠。











僕は思っている。







お天気雨は、笑いながら泣く人の顔みたいだと。







見る度見る度、そう思っている。







...........そうだ、絵でも描こう。





笑いながら泣く人の絵を。









そうじゃなきゃ、僕は..........























[太字]______〝 夏目 シロウ 〟じゃないんだから。[/太字]

2025/06/04 21:41

炙られまぐろ ID:≫ 19ZQABSFMiPlU
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