東方異闘録
[太字][中央寄せ]第22話「呪われたお面」[/中央寄せ][/太字]
「博麗誠也ですか…、ありがとうございます!」
誠也が素直に喜んでいるのを横目に、魔理沙とロイが驚いていた。
数日前に色々あって、カエルに名前を付けたときは
【カエル丸】なんてひどい名前を付けていたが、今回はかなりマシだろう。
「誠也、お前はなんでずっとお面つけてんだ?」
正直な疑問だった。最近の幻想郷は夏で、気温は軽く28℃を超えていた。それなのにお面なんて、暑苦しいことこの上ないだろう。
「それなんですけど、自分が物心ついた時から付けてたんですよ」
「ん?それなら外せば良いじゃないか」
実際、誠也の説明を聞くだけだとそう思うが、誠也がお面を外そうとすると、全くと言っていい程に動かなかった。
「この通り、全く外れないんですよ」
霊夢がお面をじっと見ている。何か気になることでもあるのだろうか…。
「叩き割ってみるのは?」
ロイが口を開いたかと思ったが、ただの脳筋だった。
「いや、このお面は何故か強度が高くて全然割れないんですよ」
[太字][中央寄せ]誠也の本題[/中央寄せ][/太字]
「そういえば、誠也はどうして[漢字]幻想郷[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に来たんだ?というか来れたんだ?」
「そこら辺は記憶がなくて、でも人が欲しい課題は明確に覚えてるんですよ」
「どんなのだ?」
「生まれ故郷でバトルロワイアルをやるんですよ」
ここにいる3人は何となく、分かった様子で苦笑いする。
「それで、ここの人の中で戦闘できる人を招待したいんですよ」
「ここにいる3人は取りあえず行けると思うけど、どこでやる
の?」
ロイはいつにも増して面倒くさそうな顔をしながらも、霊夢たちの話を聞いていた。
「開催場所は、[漢字]地獄天[/漢字][ふりがな]フェルルーノ[/ふりがな]です。簡単に言えば地獄の首都みたいなもんです」
誠也が話し終わった瞬間に魔理沙が驚きながら質問する。
「え!?あの文献にしか載ってなかった、あの!?」
誠也が妙に感心気味で、
「そうなんですね…、こちら側だと一般常識なので文献に載るなんてこと…。少し驚きです」
確かに、誠也から見ると常識が文献に載るのは正直、不思議なことだ。驚いても仕方ないし、《少し》だけなのは凄い。
[太字][中央寄せ]第24話「率直な疑問」[/中央寄せ][/太字]
[斜体][中央寄せ]日が暮れ、月が昇った[/中央寄せ][/斜体]
「それで、集まったのはこの5人ね」
メンバー紹介[水平線]
博麗の巫女【博麗 霊夢】(ただの)人間の魔法使い【霧雨 魔理沙】
唯一の男【? ロイ】破壊の申し子【フランドール・スカーレット】
カリスマ(チュマ)吸血鬼【レミリア・スカーレット】[水平線]
全員がいることを確認すると、後ろを振り返り何か呪文のようなことを唱え、[漢字]入口[/漢字][ふりがな]ゲート[/ふりがな]を出現させた。
「じゃあ、早速行きましょうか。地獄の首都「地獄天」へ」
と、真っ先に入った誠也を戦闘に、順々と皆が入口を潜る。
すると、目の前に広がっていたのは…
「な、なんだよ…、これ…」
今、誠也たちは少し高い丘の頂上にいるのだが、回りは溶岩の海。
一応柵はあるのだが、とても高いとは言えず、身長174.8cmのロイの腰付近の高さだった。
しかも、その柵には倒れかかった人の死体があった。
「貴族の命令に反したものは…、こうなってしまいます…」
流石地獄の首都と呼ばれるだけある…と、感心してはいけない。
「今回は力を持った貴族が、バトルロワイアルを開催すると言っていたので、貴女方を呼ばせていただきました」
状況がようやく分かった。簡単に要約すると、この機会に貴族を打ちのめそう!という作戦だ。
「では、こちらに来てください」
「博麗誠也ですか…、ありがとうございます!」
誠也が素直に喜んでいるのを横目に、魔理沙とロイが驚いていた。
数日前に色々あって、カエルに名前を付けたときは
【カエル丸】なんてひどい名前を付けていたが、今回はかなりマシだろう。
「誠也、お前はなんでずっとお面つけてんだ?」
正直な疑問だった。最近の幻想郷は夏で、気温は軽く28℃を超えていた。それなのにお面なんて、暑苦しいことこの上ないだろう。
「それなんですけど、自分が物心ついた時から付けてたんですよ」
「ん?それなら外せば良いじゃないか」
実際、誠也の説明を聞くだけだとそう思うが、誠也がお面を外そうとすると、全くと言っていい程に動かなかった。
「この通り、全く外れないんですよ」
霊夢がお面をじっと見ている。何か気になることでもあるのだろうか…。
「叩き割ってみるのは?」
ロイが口を開いたかと思ったが、ただの脳筋だった。
「いや、このお面は何故か強度が高くて全然割れないんですよ」
[太字][中央寄せ]誠也の本題[/中央寄せ][/太字]
「そういえば、誠也はどうして[漢字]幻想郷[/漢字][ふりがな]ここ[/ふりがな]に来たんだ?というか来れたんだ?」
「そこら辺は記憶がなくて、でも人が欲しい課題は明確に覚えてるんですよ」
「どんなのだ?」
「生まれ故郷でバトルロワイアルをやるんですよ」
ここにいる3人は何となく、分かった様子で苦笑いする。
「それで、ここの人の中で戦闘できる人を招待したいんですよ」
「ここにいる3人は取りあえず行けると思うけど、どこでやる
の?」
ロイはいつにも増して面倒くさそうな顔をしながらも、霊夢たちの話を聞いていた。
「開催場所は、[漢字]地獄天[/漢字][ふりがな]フェルルーノ[/ふりがな]です。簡単に言えば地獄の首都みたいなもんです」
誠也が話し終わった瞬間に魔理沙が驚きながら質問する。
「え!?あの文献にしか載ってなかった、あの!?」
誠也が妙に感心気味で、
「そうなんですね…、こちら側だと一般常識なので文献に載るなんてこと…。少し驚きです」
確かに、誠也から見ると常識が文献に載るのは正直、不思議なことだ。驚いても仕方ないし、《少し》だけなのは凄い。
[太字][中央寄せ]第24話「率直な疑問」[/中央寄せ][/太字]
[斜体][中央寄せ]日が暮れ、月が昇った[/中央寄せ][/斜体]
「それで、集まったのはこの5人ね」
メンバー紹介[水平線]
博麗の巫女【博麗 霊夢】(ただの)人間の魔法使い【霧雨 魔理沙】
唯一の男【? ロイ】破壊の申し子【フランドール・スカーレット】
カリスマ(チュマ)吸血鬼【レミリア・スカーレット】[水平線]
全員がいることを確認すると、後ろを振り返り何か呪文のようなことを唱え、[漢字]入口[/漢字][ふりがな]ゲート[/ふりがな]を出現させた。
「じゃあ、早速行きましょうか。地獄の首都「地獄天」へ」
と、真っ先に入った誠也を戦闘に、順々と皆が入口を潜る。
すると、目の前に広がっていたのは…
「な、なんだよ…、これ…」
今、誠也たちは少し高い丘の頂上にいるのだが、回りは溶岩の海。
一応柵はあるのだが、とても高いとは言えず、身長174.8cmのロイの腰付近の高さだった。
しかも、その柵には倒れかかった人の死体があった。
「貴族の命令に反したものは…、こうなってしまいます…」
流石地獄の首都と呼ばれるだけある…と、感心してはいけない。
「今回は力を持った貴族が、バトルロワイアルを開催すると言っていたので、貴女方を呼ばせていただきました」
状況がようやく分かった。簡単に要約すると、この機会に貴族を打ちのめそう!という作戦だ。
「では、こちらに来てください」
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