二次創作
東方異闘録
[太字][中央寄せ]第19話「だらしない最高神・フィヲ」[/中央寄せ][/太字]
[斜体][中央寄せ]神国にて[/中央寄せ][/斜体]
「はぁ…疲れた。」
深夜0時を回った頃、首都にはほとんど灯りが灯っておらず、とても冷えていた。
「こんな寒い中で作業できるのかよ…」
と、文句を吐きながら着々と作業を続ける。
今の時間は[2016年の12月14日深夜1時]特にこの日付に意味はないが書いておこう。
「折角、幻想郷まで行ったのに…。不具合で能力付与されないっておかしいだろ…」
コイツはフィヲ。初登場は、ここまでのお話を全て読む覇者には要らない説明だったかもしれない。
[水平線]
[中央寄せ][中央寄せ]9時間後[/中央寄せ][/中央寄せ]
「Zzz…」
なんとも情けない姿だ。この世にたった4人の神がなれる最高神だとは思えない。…思いたくもない
「おっ、大丈夫かフィヲ?」
今フィヲに声を掛けた神は幻想郷にて、人里を襲った上神。
敢えて名前は伏せておこう。
「んぁ。アレ?なんでお前がここにいるんだ?」
フィヲは慌てて周囲を見渡す。
時計・風景・この状況。全てから察する、フィヲ寝落ちしたのだろう…。
[太字][中央寄せ]第20話「レベィーヅ」[/中央寄せ][/太字]
「お前、全然睡眠とってないだろ」
フィヲの目には濃い隈が出来ていた。
「そんなこと‥ないよ…」
フィヲが椅子から落ちるところをただ平然と眺め、
状態を確認する。
「過労死とかしてねぇよな?」
脈は…ある。ただ二度寝しているだけだ。
かれこれ、フィヲは一ヶ月ほど睡眠をとっていなかった。
溜め息を付きながらもフィヲを布団に投げる。
幸いにもフィヲの体重は48kg。十分に投げられる重さだ。
そして、その流れでフィヲの作成途中の設計図を眺める。
[太字][中央寄せ]"[漢字]超古代兵器[/漢字][ふりがな]レベィーヅ[/ふりがな]"[/中央寄せ][/太字]
設計図の上には大きくそう書いてあった。
およそ2万年も前の会話でフィヲはこういっていた。
「時間さえ掛ければ、楽して造ることも出来る。だが、魔力を
消費しながら作業すると、大幅に時間短縮が出来る。
だから僕は魔力を犠牲にしてでも作業するんだ…」
「俺が手伝うことは出来る?」
「いいや、能力を使った本人じゃないと出来ないはずだ」
そして時は現在。神国は平和そのもの、本当なら"こんな能力は要らないのに…"。
[太字][中央寄せ]第21話「名のない悪魔」[/中央寄せ][/太字]
そして場所は戻り幻想郷へ。
この日は珍しく、買い物に出掛けていたロイ。
すると、同じく買い物中の霊夢たちと出会った。
「あら奇遇ね、ロイも買い物?」
「逆にどうやったらそれ以外に見えるんだ?」
ロイはいつものジャケットに、魔理沙から貰った買い物袋。
どう見たって買い物中にしか見えない。
そこに、狐の仮面を着けた人間かどうか区別できない存在が現れる。
「誰?」
霊夢が気配に気付き、咄嗟に声をかける。
「俺は悪魔です。今、お時間ありませんか?」
「あっ、悪魔?」
3人とも驚く。珍しくロイも。ひとまずはこの4人で博麗神社へと向かう。
[中央寄せ][斜体]到着[/斜体][/中央寄せ]
4人は中へ入り、真ん中に机がある形にまとまる。
「で、悪魔さんは何をしに来たの?」
「というか、名前は?」
「俺の名前はありません。よく[漢字]聖水泡[/漢字][ふりがな]アクア[/ふりがな]とは呼ばれます。」
霊夢が何か悩んでいる。…嫌な予感しかしない。
「悪魔さんに名前つけてあげるわよ。ここを継ぐのであればね」
悪魔も同じく悩んだ様子で答える。
「そうですね…、それで貴方が少しでも楽になるのならば
そうするのも[漢字]吝[/漢字][ふりがな]やぶさ[/ふりがな]かではないですね」
そう聞くと嬉しそうに、
「じゃあ、貴方の名前は《[漢字]博麗[/漢字][ふりがな]はくれい[/ふりがな] [漢字]誠也[/漢字][ふりがな]せいや[/ふりがな]》よ!」
[斜体][中央寄せ]神国にて[/中央寄せ][/斜体]
「はぁ…疲れた。」
深夜0時を回った頃、首都にはほとんど灯りが灯っておらず、とても冷えていた。
「こんな寒い中で作業できるのかよ…」
と、文句を吐きながら着々と作業を続ける。
今の時間は[2016年の12月14日深夜1時]特にこの日付に意味はないが書いておこう。
「折角、幻想郷まで行ったのに…。不具合で能力付与されないっておかしいだろ…」
コイツはフィヲ。初登場は、ここまでのお話を全て読む覇者には要らない説明だったかもしれない。
[水平線]
[中央寄せ][中央寄せ]9時間後[/中央寄せ][/中央寄せ]
「Zzz…」
なんとも情けない姿だ。この世にたった4人の神がなれる最高神だとは思えない。…思いたくもない
「おっ、大丈夫かフィヲ?」
今フィヲに声を掛けた神は幻想郷にて、人里を襲った上神。
敢えて名前は伏せておこう。
「んぁ。アレ?なんでお前がここにいるんだ?」
フィヲは慌てて周囲を見渡す。
時計・風景・この状況。全てから察する、フィヲ寝落ちしたのだろう…。
[太字][中央寄せ]第20話「レベィーヅ」[/中央寄せ][/太字]
「お前、全然睡眠とってないだろ」
フィヲの目には濃い隈が出来ていた。
「そんなこと‥ないよ…」
フィヲが椅子から落ちるところをただ平然と眺め、
状態を確認する。
「過労死とかしてねぇよな?」
脈は…ある。ただ二度寝しているだけだ。
かれこれ、フィヲは一ヶ月ほど睡眠をとっていなかった。
溜め息を付きながらもフィヲを布団に投げる。
幸いにもフィヲの体重は48kg。十分に投げられる重さだ。
そして、その流れでフィヲの作成途中の設計図を眺める。
[太字][中央寄せ]"[漢字]超古代兵器[/漢字][ふりがな]レベィーヅ[/ふりがな]"[/中央寄せ][/太字]
設計図の上には大きくそう書いてあった。
およそ2万年も前の会話でフィヲはこういっていた。
「時間さえ掛ければ、楽して造ることも出来る。だが、魔力を
消費しながら作業すると、大幅に時間短縮が出来る。
だから僕は魔力を犠牲にしてでも作業するんだ…」
「俺が手伝うことは出来る?」
「いいや、能力を使った本人じゃないと出来ないはずだ」
そして時は現在。神国は平和そのもの、本当なら"こんな能力は要らないのに…"。
[太字][中央寄せ]第21話「名のない悪魔」[/中央寄せ][/太字]
そして場所は戻り幻想郷へ。
この日は珍しく、買い物に出掛けていたロイ。
すると、同じく買い物中の霊夢たちと出会った。
「あら奇遇ね、ロイも買い物?」
「逆にどうやったらそれ以外に見えるんだ?」
ロイはいつものジャケットに、魔理沙から貰った買い物袋。
どう見たって買い物中にしか見えない。
そこに、狐の仮面を着けた人間かどうか区別できない存在が現れる。
「誰?」
霊夢が気配に気付き、咄嗟に声をかける。
「俺は悪魔です。今、お時間ありませんか?」
「あっ、悪魔?」
3人とも驚く。珍しくロイも。ひとまずはこの4人で博麗神社へと向かう。
[中央寄せ][斜体]到着[/斜体][/中央寄せ]
4人は中へ入り、真ん中に机がある形にまとまる。
「で、悪魔さんは何をしに来たの?」
「というか、名前は?」
「俺の名前はありません。よく[漢字]聖水泡[/漢字][ふりがな]アクア[/ふりがな]とは呼ばれます。」
霊夢が何か悩んでいる。…嫌な予感しかしない。
「悪魔さんに名前つけてあげるわよ。ここを継ぐのであればね」
悪魔も同じく悩んだ様子で答える。
「そうですね…、それで貴方が少しでも楽になるのならば
そうするのも[漢字]吝[/漢字][ふりがな]やぶさ[/ふりがな]かではないですね」
そう聞くと嬉しそうに、
「じゃあ、貴方の名前は《[漢字]博麗[/漢字][ふりがな]はくれい[/ふりがな] [漢字]誠也[/漢字][ふりがな]せいや[/ふりがな]》よ!」
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