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東方異闘録

#3

東方神戦録/7~9話

[中央寄せ][太字]第7話「神ノ國からの使者」[/太字][/中央寄せ]

「勘がいいのね!」

女の人はそう言うと、霊夢に向かって殴りかかる。

「おっと!」

霊夢が少し余裕を持って避けると、女の人が笑った様子で標的を変える。右に249°回転すると、そこには魔理沙が立っていた。

すると、女の人は自身の翼をバサッと動かし、魔理沙に向かって飛んでくる。

(また同じ攻撃…!だとすれば…)

魔理沙が1歩後ろに下がり戦闘態勢に入ろうとする
その時だった。女の人は予想外の行動に出た。

空中でひらりと一回転し、滞空時間・飛行距離を延ばした。
 
「ッ!」
(ま、マズイ…、どうしよう…)

魔理沙が色々なことを考えている内に、女の人は空中で減速し、地面に足を付け、ため息をついた。

「はぁーあ…。これくらい避けて欲しかったのにな」

こう告げると、女の人は先ほどよりも大きい翼を広げ、颯爽に上空に去る。

あそこにいた全員が混乱状況に陥っている。

[太字][中央寄せ]第8話「神ノ國・神国」[/中央寄せ][/太字]

'ここは神々の住まう國、又の名を《神国》
           あの戦いを境に法が厳しくなっている'

「ただいまー」

先ほどまで霊夢と魔理沙と戦っていた神だ。
そして、この神の目の先には《"最高神「フィヲ」"》がいた

「お!おかえり。どうだった?」
「いやー、片方の赤いほうは良かったんだけど、黄色のほうはまだちょっとなぁ…」

何について話しているのかはあまり分からないが、
良い話…、という訳ではなさそうだ。

「久しぶりだね、えっと…10年ぶり?」
「うん」

ここで少しの間、無言が続く。
すると、覚悟が決まったのか。少女が口を開く。

「アイツに…、会った」

フィヲは驚いた様子で

「大丈夫だったの!?」
「まぁ、何とか」

それほどマズイことなのだろうか。
分からないが、取りあえず今は《かなりマズイこと》として捉えておこう。

「そうだ!遂に"アレ"ができそうだよ!」

[太字][中央寄せ]第9話「人里の様子」[/中央寄せ][/太字]

舞台は再び人里へ…。

「あ、そうだ!あの男の人は?」

霊夢が周りを見回す。

「あれ!?」

先ほどまでは霊夢・魔理沙・ロイ・野次馬・被害者・被害者の妻が居たのだが、
気付けば霊夢・魔理沙・ロイのみになっていた。

「どういうことだ…?」

だが、ロイはただ空を見るだけで、周りの声など聞いていないようだ。

「ん?」

魔理沙が何かを見つけた。

「これは…、血?」

少量の血が地面に1ヶ所だけ垂れていた。
何故か家の屋根に…。

「他の人たちは…殺された?」
「で、でも‥、あの1瞬よ?」

もし、殺されているなら1瞬で40人ほどは人間の成せる業ではない。

「これは…異変…よね…」

こちらに向かって歩く音が聞こえる

「どうしたんですか?」
「あ、《さとり》!」

さとりが目を閉じる。

「なるほど、そういうことですか…」

能力だろうか…、恐らく心の中を読んだのだろう。

「それで、これからどうしますか?」

「レミリアにこの状況を教えないと…」

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作者メッセージ

どもー!レイです。
今回の3話はこの物語でかなり大事だから何十周もしてきてね(笑)
今回は話すことがないからこれで終わります。では、
次回もお楽しみに!

2024/05/20 23:44

レイ ID:≫ttJWIqi5kpSTE
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