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東方異闘録

#16

第2章~終戦・返ってきた平和~

[太字][中央寄せ]第46話「合流する二人組」[/中央寄せ][/太字]

レミリア、フラン。そして天使の3人は
              ゆっくり地平線の彼方へと歩いている。

「へぇ~。あの熊ってそんなに強いんだ‥」

「そうなんですよ~!でも毎年この時期になると出来てきちゃって‥」

天使にも案外、馴染んで今では気さくに話掛けられるようになった…?

「でもさっきから全然人を見ないわね‥」

そう…、意外と数時間程歩いているが、一度も人と遭遇していない。

「確かに…珍しいですね」

天使が歩きながらも手の甲に肘をつき、何か考え事をしている。

「私が歩いてるからかな…」

独り言のように呟く、実際のことはわからないが…。

「え??今、何て言った?」

レミリアの問いに対し、またもや考え、そして喋る。

「私って、実は…最高神っていって、
      この世に存在する偉い神、トップ4に入ってるんです…」

「…え??」

あまりに衝撃的すぎる告白に何度も聞き直す。そんな時、

「おーい!お前らー!」

魔理沙だ。魔理沙がこちらに手を振っている。

「あれ?ロイと誠也は?」

こちらに合流してからの第一声は仲間を気遣う一言で始まった。

「ってあれ!?オイ!お前!」

ピンと天使に指を指す。きっと前回の記憶が鮮明に蘇ったのだろう。

「前回はよくもやってくれたな!!今こそ"霊夢"と私でお前を倒す!」

魔理沙が以外が困惑する、今の台詞におかしい箇所は一つもない…ハズ

「えっと…霊夢はここにいないよ?」

[太字][中央寄せ]第47話「陰謀・神国の4柱」[/中央寄せ][/太字]

「…え?いや、霊夢はここに…」

と、後ろを振り返るが魔理沙の視界には殺風景が虚しく映る。

「皆さん、と魔理沙?さん。取りあえず着いてきてください」

魔理沙たちには着いていく以外に選択肢が無かった。

[斜体][中央寄せ]~数分後~[/中央寄せ][/斜体]

「ここが私の屋敷です。どうぞ、お入り下さい」

とても大きな建物だ。高さはおよそ90m、恐らく4階建てで豪華だ

「お、お邪魔しまーす…」

入るのを謙遜する程に綺麗に掃除もされていた。

結局、中へ入ると最初に大広間があった。
              そこに椅子が置かれ会議が開かれる。

「まず、しばらく私の話になるけど、許してほしい…」

「取りあえず名前ね。私はルアード・テスラ、ルアード・ロイの弟」

この言葉の直後、全員が一瞬震える。あのロイの弟。しかも最高神…

「私はもともとフィヲ様っていう最高神に仕えてたの」

「勿論仕事で。昔はお金が少なくてね」

少し笑って咳払いをする。顔を上げたテスラは真剣な眼差しだった。

「24000年前、兄はとんでもないことを犯しました…」

全員の内心はロイの年齢が24000を越えていることに驚愕している。

[中央寄せ][太字]「[漢字]神国無差別殺人事件[/漢字][ふりがな]apocalyptic world[/ふりがな]」[/太字][/中央寄せ]

「これが兄が犯した神国で起きた最悪の事件です」

全員が俯き、少し緊張感の漂う状況になってしまった。

ここで話すはやはり、テスラ。

「兄がどうしてこんなことをしたのかは未だに不明です…」

と、テスラも俯いてしまった。テスラの頬に涙が零れる。

そんな状況を見かねてレミリアが立ち上がる

「結局、ロイを止めればいいんでしょ。手伝うわ」

すると続々と皆が立ち上がり、テスラを慰めるよう発言する

フラン「うん!私たちはもう"友達"だからね!」

魔理沙「そうだな!この魔理沙様が力を貸してやる」

するとテスラは腕で目を擦り涙を拭き取る

「皆さん…!ありがとうございます‥本当に…」

[太字][中央寄せ]第48話「スベテヲコエルモノ」[/中央寄せ][/太字]

「で、結局霊夢・誠也はどこにいるんだ?…まさかロイと…!?」

魔理沙の雰囲気ぶち壊しパンチが炸裂する。感動的な場面が…

「そ、そそ、そうですね…。どこにいったんでしょうか…」

突然の質問で戸惑いつつ、結果的には冷静に返すことが出来た。

「取りあえず、外に出て仲間を探しに行きますか」

と、外へ出る。だが、そこは…

「え?ここって…

[太字][中央寄せ]幻想郷??[/中央寄せ][/太字]

そう、先程までは神国を歩いていたが、気が付くと人里に立っていた

「チッ、やられた!」

ステラが周りに聞こえるように舌打ちをする。すると、足音が…

「お!テスラじゃん。死んでなかったんだw」

目の前にはあの凶悪殺人犯、ルアード・ロイの姿が

「俺の幻が見抜けないなんて…弱くなったのか?」

すると、ロイはそのままそこを立ち去ろうとする。

「おい!待てよ!!」

魔理沙がミニ八卦炉を取り出し、流れで向ける。

「お前は今!私で倒す!!」

ロイの足が止まる。そして振り返らずに、

「お前らが俺を?‥無理無理w霊夢とアイツが居ても勝てないのにw」

こんなことは言っているが、今はこちらを見ていない。つまり、

相手は油断している可能性が高い。これなら勝てると思った魔理沙が

[太字]「恋符[マスタースパーク]!!」[/太字]

すると、巨大なエネルギー弾(?)が手元から放出される。

これなら当たると確信した瞬間、妨害が入る。

「お前ら、誠也はどこだ?解答によっては楽に殺してやるよ」

見た目は怖いが、言動だけだとマシ…?取りあえず敵なのは確定だ

「悪い百勝。アイツらの相手は俺がやる。誠也はどうせ上だ」

その瞬間、百勝と呼ばれていた男が消える。そしてロイが振り返る

「さぁて、お前らの相手を"少し"だけしてやるよ」

[太字][大文字][中央寄せ]戦闘開始【スベテヲコエルモノ】[/大文字][/太字][/中央寄せ]

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作者メッセージ

どぉぉぉぉぉぉも!レイです。

遂に2章「終戦・返ってきた平和」が始まったぜぇぇぇぇ!!

前々からステータス貼ってあった百勝君の登場でぇぇぇす!

本当は序盤から登場してたんだけどね…

さぁて、来週のサザエs…((殴。次回予告!

第49話「秘めたる力」
第50話「能力の暴走」
第51話「崩れ行く幻想郷」

次回もお楽しみに!

2024/06/28 22:15

レイ ID:≫ttwSGuIstvPVg
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