二次創作
東方異闘録
[太字][中央寄せ]第40話「鬼の強さ」[/中央寄せ][/太字]
休憩所でのいざこざも終わりを向かえ、再度会場に立つ。
次の相手は「[漢字]月駆者[/漢字][ふりがな]むらまさ[/ふりがな]」より格段に強い「[漢字][斜体]魏悪鬼[/斜体][/漢字][ふりがな]なまはげ[/ふりがな]」。
だがチーム「幻想郷」も第一試合とは異なりロイ以外にも誠也達も戦闘に
介入する。…名前でも認識可能だが前回(第38話)と同じ様に解説すると
今回の相手は全員が「鬼」、又は鬼の派生系だ。
そして「鬼」は最強の種族となっている…。
これよりも詳しく知りたい場合は前回を確認する事を推奨する。
「あ、あれが…"鬼"‥?」
霊夢が指を指した方向から相手のチームが続々と会場に足を踏み込む。
その中でも一際目立ったのは…
「お、見えてきましたで皆さん…」
[漢字]黒邪[/漢字][ふりがな]こくじゃ[/ふりがな] [漢字]雫[/漢字][ふりがな]れい[/ふりがな]。この辺りでも有数の実力者だ。
寄せ集めの5匹の鬼を束ねている。
「パチュリーが言ってたわ…万全な状態でなくても、鬼は群を抜くって」
レミリアは冷や汗を書きながらも情報の伝達を行う。
…段々と過呼吸になる、きっと彼女の能力
[中央寄せ][斜体]「運命を操る程度の能力」[/斜体][/中央寄せ]
が関係していることは明白である。きっとこの後の
"恐ろしい運命"を感じ取ってしまったのだろう…。
いつの間にか開戦のゴングは響いており、鬼の1匹がレミリアの方向に突撃している。
「余所見はアカンで!」
すると鬼はペースを落とさずに体制を変化させレミリアに蹴りを入れる。
それをレミリアは皮一枚で回避する。
だがしかし、避けきれなかったのか蹴られ掛けた箇所は皮が切れ、血が滴っている。
レミリアは覚悟を決めたのか、呼吸を安定させグングニルを召喚する。
「…ここからは、私も本気よ」
[太字][中央寄せ]第41話「サヨナラ霊夢」[/中央寄せ][/太字]
「じゃあ、俺の相手はお前ってことか」
雫に向かって指を指すロイ。特に警戒も無く、そのまま近づく。
「人に指を指すなんて‥行儀が悪いですよ」
ロイが瞬きをした瞬間、右手に激痛が走る。
よく見ると鉄で出来ている扇がロイの左腕を半ば貫いたのだ。
「へぇー、最近の鬼はこんだけ強くなったんだ…成長したんだね」
観客席から聞こえる声に誰も耳を傾けない。
それと同様に他の観客はこの状況で今日一番の盛り上がりが起きている。
「折角、参加型で集まって貰った人だからな。丁重に扱うか…」
多少メタい発言を溢しながらもロイと零との戦闘は始まった。
問題は誠也と霊夢の相手達だ。
2vs2なのだが鬼は全体的に身体能力が人間とは段違いだ。
その為か、幻想郷最強の霊夢の呼吸が荒くなる。
「霊夢さん、ハァ、大丈夫ですか?‥ハァ」
「誠也こそ、ハァハァ、大丈夫なの?ハァハァ…」
それに対して鬼は傷こそ有るものの、体力には余裕がありそうだ。
だが、1つだけ気になることがある。
剣士である誠也が一度も刀を握っていないのだ。
ましてや、冴も鍔も触れない。
「取りあえず、先に強そうなお前だな」
巨大な鬼が疲れきった誠也の腹に膝蹴りをする。
すると誠也はその場に血を吐きながら力尽き、倒れた。
「霊夢!大丈夫かッ!」
箒に乗りながら攻撃を避けるので精一杯な魔理沙は霊夢に声を掛けた瞬間
鬼の攻撃に被弾し地面に背中から落ちる。
「ま!魔理沙!大丈夫!?…とも言えないんだった」
呼吸を時間と共に安定させ霊夢はゆっくりと立ち上がり、
3匹の鬼が周囲に存在することを認知した。
「お前は、ここから"邪魔"になりそうだから。消えて貰う…」
その瞬間、ロイが珍しく急ぎ、
観客席の中にいる1人に向かってナニかの合図を送る。すると、
「グワッ!」
3匹いる中で1匹だけ何かに当たりその場で転ぶ。
「痛ッ!俺はさっき治療が終わったばっかなんだぞ!」
誰に説教をしているのか分からないが、
先程のチーム「月駆者」の将軍が会場の真ん中に立っている。
「…え?どういう‥ことだ?」
将軍も何が起きたのか分からず、ただ其処に立つ。
其処にやって来たのは…
「おいお前!規約違反だ!大人しく連行されろ!」
トーナメント実行委員会長だった。試合は中断となりこの状況で試合結果が判明する。
[太字][中央寄せ]第42話「ルータ」[/中央寄せ][/太字]
試合中に規約に反した者が現れた場合はその者を現行犯で捕らえた瞬間の
結果を算出する。そして、規約に反した愚か者はそのまま…処刑される。
[中央寄せ]チーム「幻想郷」の戦闘不能者は2人、[/中央寄せ]
[中央寄せ]チーム「魏悪鬼」の戦闘不能者は…3人。[/中央寄せ]
[斜体][太字]結果は…チーム「幻想郷」の勝利[/太字][/斜体]
最後の土壇場でロイが零の扇を掴み、超高速で首3つを切り落としたのだ
そしてそのまま試合は終了し、結果として幻想郷が勝利を納めたのだ。
「ふぅー、負けるところだったわ…」
「流石、"鬼"って感覚ですね~。強いです。」
「まぁ‥準備運動にはなったな…、必要なくなったけど。」
「グングニルが‥欠けちゃった。」
「私の玩具が‥」
「やっぱり、弾幕はパワーだぜ!(?)」
と、各々感想を持った頃、慌てて先程の会長が休憩所を訪れた
「す、すいません!ルータ様を見ませんでしたか?」
何やら問題が起きたらしい。ルータ‥もう詳細は省こう。
「見てませんが…何か問題が起きたんですか?」
霊夢は持ち前のコミュ力で話し掛ける。
「はい‥。ルータさんの行方が突然分からなくなってしまったんです…」
ルータがいない。つまり決勝戦は行えない。ということだろう。
[中央寄せ]~数時間後~[/中央寄せ]
今度はゆったりとした足取りで休憩所へと向かい、頭を下げる。
「この後閉会式を行いますので会場にお越しになって下さい」
上層部の会議の結果、トーナメントは断念せざるを得ないという判断に
至ったらしい…。
「仕方ねぇ‥行くか…」
[中央寄せ]~数十分後~[/中央寄せ]
「割と涼しい時間帯で良かったわね、ロイ。ぶつぶつ言ってたし…」
今は夜の7時。涼しい…というよりは寒いといった感じだろう。
そして、今は幻想郷までの帰路を辿っている。
休憩所でのいざこざも終わりを向かえ、再度会場に立つ。
次の相手は「[漢字]月駆者[/漢字][ふりがな]むらまさ[/ふりがな]」より格段に強い「[漢字][斜体]魏悪鬼[/斜体][/漢字][ふりがな]なまはげ[/ふりがな]」。
だがチーム「幻想郷」も第一試合とは異なりロイ以外にも誠也達も戦闘に
介入する。…名前でも認識可能だが前回(第38話)と同じ様に解説すると
今回の相手は全員が「鬼」、又は鬼の派生系だ。
そして「鬼」は最強の種族となっている…。
これよりも詳しく知りたい場合は前回を確認する事を推奨する。
「あ、あれが…"鬼"‥?」
霊夢が指を指した方向から相手のチームが続々と会場に足を踏み込む。
その中でも一際目立ったのは…
「お、見えてきましたで皆さん…」
[漢字]黒邪[/漢字][ふりがな]こくじゃ[/ふりがな] [漢字]雫[/漢字][ふりがな]れい[/ふりがな]。この辺りでも有数の実力者だ。
寄せ集めの5匹の鬼を束ねている。
「パチュリーが言ってたわ…万全な状態でなくても、鬼は群を抜くって」
レミリアは冷や汗を書きながらも情報の伝達を行う。
…段々と過呼吸になる、きっと彼女の能力
[中央寄せ][斜体]「運命を操る程度の能力」[/斜体][/中央寄せ]
が関係していることは明白である。きっとこの後の
"恐ろしい運命"を感じ取ってしまったのだろう…。
いつの間にか開戦のゴングは響いており、鬼の1匹がレミリアの方向に突撃している。
「余所見はアカンで!」
すると鬼はペースを落とさずに体制を変化させレミリアに蹴りを入れる。
それをレミリアは皮一枚で回避する。
だがしかし、避けきれなかったのか蹴られ掛けた箇所は皮が切れ、血が滴っている。
レミリアは覚悟を決めたのか、呼吸を安定させグングニルを召喚する。
「…ここからは、私も本気よ」
[太字][中央寄せ]第41話「サヨナラ霊夢」[/中央寄せ][/太字]
「じゃあ、俺の相手はお前ってことか」
雫に向かって指を指すロイ。特に警戒も無く、そのまま近づく。
「人に指を指すなんて‥行儀が悪いですよ」
ロイが瞬きをした瞬間、右手に激痛が走る。
よく見ると鉄で出来ている扇がロイの左腕を半ば貫いたのだ。
「へぇー、最近の鬼はこんだけ強くなったんだ…成長したんだね」
観客席から聞こえる声に誰も耳を傾けない。
それと同様に他の観客はこの状況で今日一番の盛り上がりが起きている。
「折角、参加型で集まって貰った人だからな。丁重に扱うか…」
多少メタい発言を溢しながらもロイと零との戦闘は始まった。
問題は誠也と霊夢の相手達だ。
2vs2なのだが鬼は全体的に身体能力が人間とは段違いだ。
その為か、幻想郷最強の霊夢の呼吸が荒くなる。
「霊夢さん、ハァ、大丈夫ですか?‥ハァ」
「誠也こそ、ハァハァ、大丈夫なの?ハァハァ…」
それに対して鬼は傷こそ有るものの、体力には余裕がありそうだ。
だが、1つだけ気になることがある。
剣士である誠也が一度も刀を握っていないのだ。
ましてや、冴も鍔も触れない。
「取りあえず、先に強そうなお前だな」
巨大な鬼が疲れきった誠也の腹に膝蹴りをする。
すると誠也はその場に血を吐きながら力尽き、倒れた。
「霊夢!大丈夫かッ!」
箒に乗りながら攻撃を避けるので精一杯な魔理沙は霊夢に声を掛けた瞬間
鬼の攻撃に被弾し地面に背中から落ちる。
「ま!魔理沙!大丈夫!?…とも言えないんだった」
呼吸を時間と共に安定させ霊夢はゆっくりと立ち上がり、
3匹の鬼が周囲に存在することを認知した。
「お前は、ここから"邪魔"になりそうだから。消えて貰う…」
その瞬間、ロイが珍しく急ぎ、
観客席の中にいる1人に向かってナニかの合図を送る。すると、
「グワッ!」
3匹いる中で1匹だけ何かに当たりその場で転ぶ。
「痛ッ!俺はさっき治療が終わったばっかなんだぞ!」
誰に説教をしているのか分からないが、
先程のチーム「月駆者」の将軍が会場の真ん中に立っている。
「…え?どういう‥ことだ?」
将軍も何が起きたのか分からず、ただ其処に立つ。
其処にやって来たのは…
「おいお前!規約違反だ!大人しく連行されろ!」
トーナメント実行委員会長だった。試合は中断となりこの状況で試合結果が判明する。
[太字][中央寄せ]第42話「ルータ」[/中央寄せ][/太字]
試合中に規約に反した者が現れた場合はその者を現行犯で捕らえた瞬間の
結果を算出する。そして、規約に反した愚か者はそのまま…処刑される。
[中央寄せ]チーム「幻想郷」の戦闘不能者は2人、[/中央寄せ]
[中央寄せ]チーム「魏悪鬼」の戦闘不能者は…3人。[/中央寄せ]
[斜体][太字]結果は…チーム「幻想郷」の勝利[/太字][/斜体]
最後の土壇場でロイが零の扇を掴み、超高速で首3つを切り落としたのだ
そしてそのまま試合は終了し、結果として幻想郷が勝利を納めたのだ。
「ふぅー、負けるところだったわ…」
「流石、"鬼"って感覚ですね~。強いです。」
「まぁ‥準備運動にはなったな…、必要なくなったけど。」
「グングニルが‥欠けちゃった。」
「私の玩具が‥」
「やっぱり、弾幕はパワーだぜ!(?)」
と、各々感想を持った頃、慌てて先程の会長が休憩所を訪れた
「す、すいません!ルータ様を見ませんでしたか?」
何やら問題が起きたらしい。ルータ‥もう詳細は省こう。
「見てませんが…何か問題が起きたんですか?」
霊夢は持ち前のコミュ力で話し掛ける。
「はい‥。ルータさんの行方が突然分からなくなってしまったんです…」
ルータがいない。つまり決勝戦は行えない。ということだろう。
[中央寄せ]~数時間後~[/中央寄せ]
今度はゆったりとした足取りで休憩所へと向かい、頭を下げる。
「この後閉会式を行いますので会場にお越しになって下さい」
上層部の会議の結果、トーナメントは断念せざるを得ないという判断に
至ったらしい…。
「仕方ねぇ‥行くか…」
[中央寄せ]~数十分後~[/中央寄せ]
「割と涼しい時間帯で良かったわね、ロイ。ぶつぶつ言ってたし…」
今は夜の7時。涼しい…というよりは寒いといった感じだろう。
そして、今は幻想郷までの帰路を辿っている。
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