二次創作
東方異闘録
[太字][中央寄せ]第34話「常識とは」[/中央寄せ][/太字]
ニヤリと笑ったロイの顔に笑みが零れる
下ろしていた顔を再び上げ、月駆者の将軍の顔を確認する。
不備がないことを確認して口を開ける
「お前、人間だろ。なんでこのトーナメントに参加してんだ?
死ぬぞ?」
突然の出来事で会場が静かになり、先程までの熱気が感じられない。
「ああ、そうだ。何故気が付いたんだ?」
割とあっさりと頷いた、動揺はしていないような様子だが、
流石に訳を聞いてきた。
「お前だけ他と"違った"からな。気付くのは当然の結果だ」
何が違ったのか…この際は放っておこう。
会場が静かになってしまって、少し戦いにくい空気が流れている。
そんな中でも動いたのは[漢字]相手[/漢字][ふりがな]かげまさ[/ふりがな]だった。
「人間とか、この際どうでも良いかならぁ、アンタが死ぬ結果は変わんねぇな!」
敵の武器は短刀であり、短刀の中でもかなり短い。簡単にいうと、握り拳の横幅ほどだ。
ロイとの距離が段々と短くなるなか、霊夢たちは動かなかった。
~数10分前~
「おい霊夢」
「どうしたのロイ?」
「次の月駆者戦は俺だけで戦いたい。準備運動がしたいんだ」
「ダメよ!ロイ!危険すぎる」
「そうですよロイさん!月駆者は毎年2位か3位の強豪なんですよ!!」
「別にいいだろ。2位か3位だろ?雑魚だよ」
「常識的に考えて!ロイがどれだけ強くっても1vs5は勝てないわよ」
「じゃあ何か賭けてやる。何がいい?」
「なら宴会の準備全部やらせようぜ!霊夢!」
「…負けたら許さないからね」
「負けたら自分が切り刻むので覚悟しといて下さい」
「へぃへぃ…負けるわけねえだろ…」
[水平線]
[太字][中央寄せ]第35話「究極の打開策」[/中央寄せ][/太字]
「遅いんだよ、お前らは」
突進してきた短刀男を空中に避け、圧倒する。
だが、空中は格好の的。月駆者の[漢字]弓使手[/漢字][ふりがな]アーチェリー[/ふりがな]が猛毒が塗られた矢を一本、ロイに向けて放つ。
「だから、遅いっていってんだよ。学ばねぇな…」
ロイは空中で[太字]能力[/太字]を発動し、矢の動きを止めた。
静まり返った会場に再び熱狂が飛び交ってきた。
「おいおい嘘だろ!?能力はルータさんの能力で封じたハズだろ!?」
この摩訶不思議な状況に追い付けたのは、片手で数えられる程だった。
「こ、こんな化け物が…この世に存在するのか」
先程までロイと悠々と会話していた月駆者の将軍だが、この状況に頭が追い付けていないのか、気が狂い始めた。
「誰が化け物だ?この会場ごとお前らを[漢字]地獄[/漢字][ふりがな]じごく[/ふりがな]に送ってやろうか?」
地獄は地獄天とは違い、死んだらたどり着ける場所であり。
基本的に行き来は不可能である。
「お、お助けをォォ!我らが信仰神・ライ様ー!」
ライ、生命を司る最高神。信仰率が異常に高く、信仰したものには永遠の命を授けられた者もいるらしい…。
噂だが、[漢字]神力[/漢字][ふりがな]バフ[/ふりがな]を授けることも可能らしい。
(もし、実際にライ様が存在するのなら、永遠なる忠誠を誓ったあの日から30年の今日、私に神力をお恵みください。)
『仕方ないですね…今だけですよ。』
途端に先程までの動揺が嘘の様に立ち上がった。
「これこそが真の[太字]"究極の打開策"[/太字]!!お前にトドメを刺してやる!」
「はぁーあ、眠たいからさっさとやるぞ」
[太字][中央寄せ]第36話「月駆者の名に懸けて」[/中央寄せ][/太字]
まるで人間とは思えない。これは遥か昔に滅んだ《大魔族》に近い雰囲気だ。
「これからは将軍同士の戦いだ!!他の者は引っ込んでろ!」
妙に後ろに下がるのが早い。恐らくこの状況には慣れているのだろう。
「俺は宴会の準備はしたくねぇからな。少し手加減はしてやるが殺す気で掛かってやるよ」
「おう!月駆者の名に懸けて、此処は負けるわけにはいかねぇんだ!」
するとロイは少し前にコピーした咲夜のナイフを手に敵に近づく。
神力を手に入れた月駆者は動体視力も格段に上がっており、ロイの攻撃を防御する。
「うおおおおお!!!」
(なんやコイツ…、俺は手加減マシマシで30%くらいしか出してねぇぞ…
本気でやってんのか?本当に…、ちょっと力入れるか)
すると段々とロイが押し返し結果的には敵の腹をえぐった。
そこら中には血が飛び散っている。
[小文字]「こ、ガハッ、降ふk、グハッ、降伏…する」[/小文字]
そのままバタッと倒れ、ロイの勝利は確定付けられた。
「…呆気な…はぁー」
準備運動にもならなかったと、内心悲しんでいるロイだった。
(敵の将軍はギリギリ生きてました)
ニヤリと笑ったロイの顔に笑みが零れる
下ろしていた顔を再び上げ、月駆者の将軍の顔を確認する。
不備がないことを確認して口を開ける
「お前、人間だろ。なんでこのトーナメントに参加してんだ?
死ぬぞ?」
突然の出来事で会場が静かになり、先程までの熱気が感じられない。
「ああ、そうだ。何故気が付いたんだ?」
割とあっさりと頷いた、動揺はしていないような様子だが、
流石に訳を聞いてきた。
「お前だけ他と"違った"からな。気付くのは当然の結果だ」
何が違ったのか…この際は放っておこう。
会場が静かになってしまって、少し戦いにくい空気が流れている。
そんな中でも動いたのは[漢字]相手[/漢字][ふりがな]かげまさ[/ふりがな]だった。
「人間とか、この際どうでも良いかならぁ、アンタが死ぬ結果は変わんねぇな!」
敵の武器は短刀であり、短刀の中でもかなり短い。簡単にいうと、握り拳の横幅ほどだ。
ロイとの距離が段々と短くなるなか、霊夢たちは動かなかった。
~数10分前~
「おい霊夢」
「どうしたのロイ?」
「次の月駆者戦は俺だけで戦いたい。準備運動がしたいんだ」
「ダメよ!ロイ!危険すぎる」
「そうですよロイさん!月駆者は毎年2位か3位の強豪なんですよ!!」
「別にいいだろ。2位か3位だろ?雑魚だよ」
「常識的に考えて!ロイがどれだけ強くっても1vs5は勝てないわよ」
「じゃあ何か賭けてやる。何がいい?」
「なら宴会の準備全部やらせようぜ!霊夢!」
「…負けたら許さないからね」
「負けたら自分が切り刻むので覚悟しといて下さい」
「へぃへぃ…負けるわけねえだろ…」
[水平線]
[太字][中央寄せ]第35話「究極の打開策」[/中央寄せ][/太字]
「遅いんだよ、お前らは」
突進してきた短刀男を空中に避け、圧倒する。
だが、空中は格好の的。月駆者の[漢字]弓使手[/漢字][ふりがな]アーチェリー[/ふりがな]が猛毒が塗られた矢を一本、ロイに向けて放つ。
「だから、遅いっていってんだよ。学ばねぇな…」
ロイは空中で[太字]能力[/太字]を発動し、矢の動きを止めた。
静まり返った会場に再び熱狂が飛び交ってきた。
「おいおい嘘だろ!?能力はルータさんの能力で封じたハズだろ!?」
この摩訶不思議な状況に追い付けたのは、片手で数えられる程だった。
「こ、こんな化け物が…この世に存在するのか」
先程までロイと悠々と会話していた月駆者の将軍だが、この状況に頭が追い付けていないのか、気が狂い始めた。
「誰が化け物だ?この会場ごとお前らを[漢字]地獄[/漢字][ふりがな]じごく[/ふりがな]に送ってやろうか?」
地獄は地獄天とは違い、死んだらたどり着ける場所であり。
基本的に行き来は不可能である。
「お、お助けをォォ!我らが信仰神・ライ様ー!」
ライ、生命を司る最高神。信仰率が異常に高く、信仰したものには永遠の命を授けられた者もいるらしい…。
噂だが、[漢字]神力[/漢字][ふりがな]バフ[/ふりがな]を授けることも可能らしい。
(もし、実際にライ様が存在するのなら、永遠なる忠誠を誓ったあの日から30年の今日、私に神力をお恵みください。)
『仕方ないですね…今だけですよ。』
途端に先程までの動揺が嘘の様に立ち上がった。
「これこそが真の[太字]"究極の打開策"[/太字]!!お前にトドメを刺してやる!」
「はぁーあ、眠たいからさっさとやるぞ」
[太字][中央寄せ]第36話「月駆者の名に懸けて」[/中央寄せ][/太字]
まるで人間とは思えない。これは遥か昔に滅んだ《大魔族》に近い雰囲気だ。
「これからは将軍同士の戦いだ!!他の者は引っ込んでろ!」
妙に後ろに下がるのが早い。恐らくこの状況には慣れているのだろう。
「俺は宴会の準備はしたくねぇからな。少し手加減はしてやるが殺す気で掛かってやるよ」
「おう!月駆者の名に懸けて、此処は負けるわけにはいかねぇんだ!」
するとロイは少し前にコピーした咲夜のナイフを手に敵に近づく。
神力を手に入れた月駆者は動体視力も格段に上がっており、ロイの攻撃を防御する。
「うおおおおお!!!」
(なんやコイツ…、俺は手加減マシマシで30%くらいしか出してねぇぞ…
本気でやってんのか?本当に…、ちょっと力入れるか)
すると段々とロイが押し返し結果的には敵の腹をえぐった。
そこら中には血が飛び散っている。
[小文字]「こ、ガハッ、降ふk、グハッ、降伏…する」[/小文字]
そのままバタッと倒れ、ロイの勝利は確定付けられた。
「…呆気な…はぁー」
準備運動にもならなかったと、内心悲しんでいるロイだった。
(敵の将軍はギリギリ生きてました)
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