聖女と悪役令嬢は、いろいろあって、タッグを組む
「さて、本題に入りますか」
「えぇ。」
ごくっ…
私はつばを飲む。
ちょっと、圧が…
怖い…
いや、弱気になってはダメよ。
エミたちをおびえさせないように!
「単刀直入に言う、[太字]君は侍女たちになにかした?[/太字]」
「いえ、何も。私はただ、見てるだけです」
うん。
少しは手伝ってあげろ。
「そう、なら、この傷は?」
そう言って、エミに合図を送った。
「あ、ハイ!」
エミは1人の侍女を連れてきた。
「クロミ様、はじめまして。私は、アリサと言います」
「ね、アリサ。傷、見せてくれる?」
「はい…これ、です…」
見せようと、アリサがイザベラの方に手を伸ばした。
すると、イザベラはその手を叩こうとしたのだ。
「あ…」
私は、ギリギリのところでイザベラの手を掴んだ。
「ぅ…」
けっこう、力がある。
ほとんど、”空中の腕相撲状態”だ。
「なに、してんの?」
私は聞いた。
「っ…」
イザベラは困ったように、
言葉を探した。
「いつも、こんな事、やってるから…、でしょ?」
「ぅぅ…、申し訳ございませんでした…」
「うん。でもさ、謝るだけだったらさ、何にも変わらないかもよ?また叩くでしょう?どうするの?」
「え…、わ、私が…せ、責任…を…ハァ」
「どう、責任を取る?」
「や、辞める?」
なんで、”?”なのよ!
「じゃ。手続き、してくるね〜、エミ」
「は、ハイ!」
部屋を出る。
「はぁぁぁぁぁ〜、つっかれったあああ!」
「お疲れ様です。ありがとうございます!」
「いや、エミのため、だよ」
「え?あ、あの。ほんとにありがとうございます!」
★
そして、数時間後。
イザベラは屋敷を出ていった。
「あのー。思ったのですが、次のリーダー、誰なんですか?」
「へっ!?」
そ、そんな事、考えてなかった…
「それはそれで、嬉しいんですが…」
「えー、リーダー、いらないよね?」
エミは困ったように
「考えたこと、ありませんでした…」
と、言った。
「まぁ、そうよね〜」
どこにでも、リーダー、リーダーみたいな人はいるもんね〜
「んー。とりあえず、私がするかぁ〜」
「えぇ?魔法学校、どうするんですか!?」
ま、マホウガッコウ?
「あぁぁぁ!忘れてた…」
どうしよ。
★
「――ということがありまして…」
「そう、か」
今、私たち(エミと私)は最初にいた老人に話を聞いてもらっている。
「あの、どうしたらいいと思いますか?」
「そうだなぁ。んー、誰かいい人…あ!私の親戚はどうだ?」
「し、親戚、ですか?」
「ああ、そうだ」
「し、しかし…良いのですか?聞いてくれるんですか、お願い…」
「ああ、大丈夫、大丈夫。私はな、国王だからなぁ!わっはははははは…」
え…初めて聞いた。
ええええええええええええええ。
「なんか、すいません」
「いやいや、大丈夫。まあ、私はな、大丈夫、がモットーなんだあああ」
じ、自慢されても…
困ります…
「ま、そういうことで、私の親戚に決まりじゃああ!」
喋り方、老人化した?
「じゃあな」
とことことこ
いっちゃった…
「まぁ、これでリーダーの心配は無くなるなぁ」
よかった、よかった。
私は、外を見る。
「えぇ!?もう夕方!?」
空はオレンジ色に染まっていた。
「そうですね。時間が経つの、速いですね。明日、学校なので、早く寝ましょう!」
「そうするわ…って、ご飯は!?」
「あ!忘れてました…テヘ」
エミは照れながら言った。
照れる顔も可愛いな。
「忘れてました、じゃないのよぉ!?」
「す、すいません!」
「もー、分かってくれたらそれでいいよ〜。でも、仏の顔も三度まで、よ〜」
「ナニソレ…あ…なんですかそれは…」
ふっ…
最初、本音が漏れてたけど…w
「えぇ。」
ごくっ…
私はつばを飲む。
ちょっと、圧が…
怖い…
いや、弱気になってはダメよ。
エミたちをおびえさせないように!
「単刀直入に言う、[太字]君は侍女たちになにかした?[/太字]」
「いえ、何も。私はただ、見てるだけです」
うん。
少しは手伝ってあげろ。
「そう、なら、この傷は?」
そう言って、エミに合図を送った。
「あ、ハイ!」
エミは1人の侍女を連れてきた。
「クロミ様、はじめまして。私は、アリサと言います」
「ね、アリサ。傷、見せてくれる?」
「はい…これ、です…」
見せようと、アリサがイザベラの方に手を伸ばした。
すると、イザベラはその手を叩こうとしたのだ。
「あ…」
私は、ギリギリのところでイザベラの手を掴んだ。
「ぅ…」
けっこう、力がある。
ほとんど、”空中の腕相撲状態”だ。
「なに、してんの?」
私は聞いた。
「っ…」
イザベラは困ったように、
言葉を探した。
「いつも、こんな事、やってるから…、でしょ?」
「ぅぅ…、申し訳ございませんでした…」
「うん。でもさ、謝るだけだったらさ、何にも変わらないかもよ?また叩くでしょう?どうするの?」
「え…、わ、私が…せ、責任…を…ハァ」
「どう、責任を取る?」
「や、辞める?」
なんで、”?”なのよ!
「じゃ。手続き、してくるね〜、エミ」
「は、ハイ!」
部屋を出る。
「はぁぁぁぁぁ〜、つっかれったあああ!」
「お疲れ様です。ありがとうございます!」
「いや、エミのため、だよ」
「え?あ、あの。ほんとにありがとうございます!」
★
そして、数時間後。
イザベラは屋敷を出ていった。
「あのー。思ったのですが、次のリーダー、誰なんですか?」
「へっ!?」
そ、そんな事、考えてなかった…
「それはそれで、嬉しいんですが…」
「えー、リーダー、いらないよね?」
エミは困ったように
「考えたこと、ありませんでした…」
と、言った。
「まぁ、そうよね〜」
どこにでも、リーダー、リーダーみたいな人はいるもんね〜
「んー。とりあえず、私がするかぁ〜」
「えぇ?魔法学校、どうするんですか!?」
ま、マホウガッコウ?
「あぁぁぁ!忘れてた…」
どうしよ。
★
「――ということがありまして…」
「そう、か」
今、私たち(エミと私)は最初にいた老人に話を聞いてもらっている。
「あの、どうしたらいいと思いますか?」
「そうだなぁ。んー、誰かいい人…あ!私の親戚はどうだ?」
「し、親戚、ですか?」
「ああ、そうだ」
「し、しかし…良いのですか?聞いてくれるんですか、お願い…」
「ああ、大丈夫、大丈夫。私はな、国王だからなぁ!わっはははははは…」
え…初めて聞いた。
ええええええええええええええ。
「なんか、すいません」
「いやいや、大丈夫。まあ、私はな、大丈夫、がモットーなんだあああ」
じ、自慢されても…
困ります…
「ま、そういうことで、私の親戚に決まりじゃああ!」
喋り方、老人化した?
「じゃあな」
とことことこ
いっちゃった…
「まぁ、これでリーダーの心配は無くなるなぁ」
よかった、よかった。
私は、外を見る。
「えぇ!?もう夕方!?」
空はオレンジ色に染まっていた。
「そうですね。時間が経つの、速いですね。明日、学校なので、早く寝ましょう!」
「そうするわ…って、ご飯は!?」
「あ!忘れてました…テヘ」
エミは照れながら言った。
照れる顔も可愛いな。
「忘れてました、じゃないのよぉ!?」
「す、すいません!」
「もー、分かってくれたらそれでいいよ〜。でも、仏の顔も三度まで、よ〜」
「ナニソレ…あ…なんですかそれは…」
ふっ…
最初、本音が漏れてたけど…w
このボタンは廃止予定です