聖女と悪役令嬢は、いろいろあって、タッグを組む
クロミside
はっ!?
私は目を開けて驚いた。
豪華な部屋の中心に私、
私を囲むようにして沢山の人がいる。
ここは、どこ…
ハッ、車にひかれて頭がおかしくなったのか。
そういうことか。
私が目覚めてから、周りにいる人はワーワー騒いでいたが、
ある老人が姿を表すと、急に静かになった。
へぇー。
この人が偉い人?
「あの、ここはどこですか?もう、家に帰っていいですか?明日にはまた、授業があるんですよ?勉強しなくていいんですか?」
私ったら、初対面の人に質問攻めしてしまった。
普段は静かなのに。
「ホウぅ、君。名前は?」
な、名前?
「黒林クロミ…です…が?」
周りがざわつく。
「[太字][大文字]あの![/大文字][/太字]さっきからなんなんですか?これは夢ですか?」
「いや、夢ではない」
はい?
夢じゃなければ何だというんですか?
「[太字]召喚[/太字]、だ」
しょ、召喚?
意味が分からない。
「[小文字]私、ホントに頭、おかしくなったの?[/小文字]」
私はボソッとため息交じりで言う。
「おかしくはないと、思いますが?それでは、こちらにどうぞ」
「?」
水晶?
「触れてください」
は、はぁ?
私は仕方なく、触れる。
すると、目の前に「ステータス」と出てきた。
「なんだこれ?」
内容はこんな感じだ。
[水平線]
[明朝体][太字]ステータス[/太字]
黒林 クロミ 様
Lv.∞
属:???
体力:100/100
[/明朝体]
[水平線]
た、体力まで表示されるの?
「なななななななな…」
老人は私のステータスを見て、
固まってしまった。
「ん?どうしました?」
「[大文字]属性が”?”だとぉぉぉ!?[/大文字]」
はぁ、そういうこと。
って、確かに、
???だ。
「えぇ!なら、[太字]聖女かどうかが分からないってこと[/太字]?」
せ、聖女…ですか
ファンタジー小説によく出てくる…
で?
なんで、聖女?
「じ、実は…最近、魔物の出現が多くなっていまして…魔王の封印がとける前兆だとか言われていまして…それで、聖女様を召喚しましょう、ということになり、あなた様が現れたのです」
護衛みたいな人が教えてくれる。
ま、魔王?
そんなのがいるのか。
強いんだろうな。
イケメンかな?
いやいや。人かどうかも分かんないし…
イケメンに興味はないし、
一ミリも!!!!!
「で、私は何をすればいいの?」
「ななななな…」
いつまで固まってんの?
「あの、何をすれば良いのでしょうか?」
「なななnっ?はっ!申し訳ございませんっ!」
「属性が分からないことには聖女かどうか、分かりません。ということで、クロミ様、あなたには魔法学校に転入してもらいます!魔法学校は昨日が入学式だったので、安心してください」
あ、安心できるか?
普通。
知らないとこに来て、
今度は「転入してください」なんて。
「あの、明後日でいいですか?状況を整理したいので」
「えぇ。もちろんです。侍女は何人にしますか?」
侍女…か。
「0人で」
「はっ!?いや、いや。強制的に1人以上とさせていただきます!」
はぁ…
「分かりました、なら、1人で。しかし、[太字]条件[/太字]をつけさせていただきます!」
「はい!条件次第ですが、侍女は1人で。それで、条件というのは?」
「それは―――」
はっ!?
私は目を開けて驚いた。
豪華な部屋の中心に私、
私を囲むようにして沢山の人がいる。
ここは、どこ…
ハッ、車にひかれて頭がおかしくなったのか。
そういうことか。
私が目覚めてから、周りにいる人はワーワー騒いでいたが、
ある老人が姿を表すと、急に静かになった。
へぇー。
この人が偉い人?
「あの、ここはどこですか?もう、家に帰っていいですか?明日にはまた、授業があるんですよ?勉強しなくていいんですか?」
私ったら、初対面の人に質問攻めしてしまった。
普段は静かなのに。
「ホウぅ、君。名前は?」
な、名前?
「黒林クロミ…です…が?」
周りがざわつく。
「[太字][大文字]あの![/大文字][/太字]さっきからなんなんですか?これは夢ですか?」
「いや、夢ではない」
はい?
夢じゃなければ何だというんですか?
「[太字]召喚[/太字]、だ」
しょ、召喚?
意味が分からない。
「[小文字]私、ホントに頭、おかしくなったの?[/小文字]」
私はボソッとため息交じりで言う。
「おかしくはないと、思いますが?それでは、こちらにどうぞ」
「?」
水晶?
「触れてください」
は、はぁ?
私は仕方なく、触れる。
すると、目の前に「ステータス」と出てきた。
「なんだこれ?」
内容はこんな感じだ。
[水平線]
[明朝体][太字]ステータス[/太字]
黒林 クロミ 様
Lv.∞
属:???
体力:100/100
[/明朝体]
[水平線]
た、体力まで表示されるの?
「なななななななな…」
老人は私のステータスを見て、
固まってしまった。
「ん?どうしました?」
「[大文字]属性が”?”だとぉぉぉ!?[/大文字]」
はぁ、そういうこと。
って、確かに、
???だ。
「えぇ!なら、[太字]聖女かどうかが分からないってこと[/太字]?」
せ、聖女…ですか
ファンタジー小説によく出てくる…
で?
なんで、聖女?
「じ、実は…最近、魔物の出現が多くなっていまして…魔王の封印がとける前兆だとか言われていまして…それで、聖女様を召喚しましょう、ということになり、あなた様が現れたのです」
護衛みたいな人が教えてくれる。
ま、魔王?
そんなのがいるのか。
強いんだろうな。
イケメンかな?
いやいや。人かどうかも分かんないし…
イケメンに興味はないし、
一ミリも!!!!!
「で、私は何をすればいいの?」
「ななななな…」
いつまで固まってんの?
「あの、何をすれば良いのでしょうか?」
「なななnっ?はっ!申し訳ございませんっ!」
「属性が分からないことには聖女かどうか、分かりません。ということで、クロミ様、あなたには魔法学校に転入してもらいます!魔法学校は昨日が入学式だったので、安心してください」
あ、安心できるか?
普通。
知らないとこに来て、
今度は「転入してください」なんて。
「あの、明後日でいいですか?状況を整理したいので」
「えぇ。もちろんです。侍女は何人にしますか?」
侍女…か。
「0人で」
「はっ!?いや、いや。強制的に1人以上とさせていただきます!」
はぁ…
「分かりました、なら、1人で。しかし、[太字]条件[/太字]をつけさせていただきます!」
「はい!条件次第ですが、侍女は1人で。それで、条件というのは?」
「それは―――」
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