キミにどきどき止まらない!
#1
1.どきどきさせる宣言(心楓side
───今日も葉月くんが目の保養だぁ…!!
───オーラがすごいよぉ…!!
葉月くんが歩いているだけでさえ、女の子たちは足を止めて振り返る。
私も葉月くんが歩いてる姿をうっとり見つめる。
あぁ...もう、だめだぁ.......
葉月くんを不足してとても我慢出来ない!!
「葉月くーーーんっ…!!」
私は風の速さで葉月くんに駆け寄った。
「みふ、なに…朝から怖いんだけど?」
しまったぁぁぁ…。
私ったら…葉月くんが好きすぎて葉月くんと10センチ程の距離まで来てしまった。
「あっ…ごめんなさい!葉月に早く会いたくって!!」
葉月が少々呆れ顔で私を見る。
「彼女だからって、毎日一緒に登校しようとしなくてもいいんだよ?」
なっ…!!!
葉月くんったらクールなんだからっ…
***
特進科の葉月くんと、普通科の私では、下駄箱が少し離れた場所にある。
ローファーを脱いで上靴に履き替えると、校舎に入っていく親友の[漢字]彩葉[/漢字][ふりがな]いろは[/ふりがな]を発見した。
「[漢字]彩葉[/漢字][ふりがな]いろは[/ふりがな]〜!そ・う・だ・ん!!」
「なに〜?また葉月くんについて恋愛相談??
私は心楓の相談窓口じゃないんだからっ!」
「彩葉せんせ〜!
葉月くんが、毎日一緒に登校しなくていいって言ってて寂しいよ〜!!」
「そりゃぁ…!
心楓といつも一緒だったら、たまには1人で登校したくなる日も来るんじゃないの〜??」
「ひっどい!彩葉は味方してよねっ!」
「まぁまぁ?」
「もぅ…葉月くんに近づきたいだけなのにっ!」
ぎゃぁっ!!!
突然手首を引っ張られて、私の教室と反対の方向へ向かう廊下に。
そして
葉月くんが私の手首を掴んで自分の方向へと引き寄せた。
「きゃっ……!?」
「これで近づいた?」
葉月くんの艶やかな黒い髪も、整った顔も、形のいい唇も目の前にある。
「そういうわけじゃっ…、葉月くんはずるいよ!」
いつもクールでなかなか掴めないところばかりなのに、いきなりそんな甘いことをしてきて、もっとドキドキさせてくる。
いつもいつもいつも、わたしばかりドキドキしてる。
「は。なに?」
「だって、ドキドキさせてくる葉月くんはずるい……なのに葉月くんは、全然ドキドキしてくれない……!」
半分叫んでいたかもしれない。
私じゃドキドキさせられないことは分かっているつもり。
「んじゃ、ドキドキさせて?」
「えっ…?」
ドキドキさせて?
葉月くんがそう言ったの??
確かめるように目の前の葉月くんに視線を送る。
私はゴクリと喉を鳴らした…。
「も、もちろんっ…!」
あ……地雷を踏んだ?
すごい勢いで言ってしまったから少し焦る。
自信もないし、そんな方法もなにもわからないけど、葉月くんをドキドキさせてみせますっ…!!
「そのかわり───」
「うん?」
「俺も手加減しないよ?」
「手加減って……葉月くんは今も手加減してないから…そのままでしょ?」
「さぁ…?」
「葉月くんのことをドキドキさせてみせるから覚悟しておいてくださいっ!」
自信満々に宣言してみせる私。
「覚悟するのはお前の方かもね?」
「わ、私…?」
「ドキドキしすぎて倒れないようにね?」
葉月くんが私の耳元で甘く囁いた……。
葉月くんの吐息が耳にかかって今にも気絶してしまいそうだったなんて。
これから葉月くんをドキドキさせる宣言をしておいて言えるはずのないものだった。
───オーラがすごいよぉ…!!
葉月くんが歩いているだけでさえ、女の子たちは足を止めて振り返る。
私も葉月くんが歩いてる姿をうっとり見つめる。
あぁ...もう、だめだぁ.......
葉月くんを不足してとても我慢出来ない!!
「葉月くーーーんっ…!!」
私は風の速さで葉月くんに駆け寄った。
「みふ、なに…朝から怖いんだけど?」
しまったぁぁぁ…。
私ったら…葉月くんが好きすぎて葉月くんと10センチ程の距離まで来てしまった。
「あっ…ごめんなさい!葉月に早く会いたくって!!」
葉月が少々呆れ顔で私を見る。
「彼女だからって、毎日一緒に登校しようとしなくてもいいんだよ?」
なっ…!!!
葉月くんったらクールなんだからっ…
***
特進科の葉月くんと、普通科の私では、下駄箱が少し離れた場所にある。
ローファーを脱いで上靴に履き替えると、校舎に入っていく親友の[漢字]彩葉[/漢字][ふりがな]いろは[/ふりがな]を発見した。
「[漢字]彩葉[/漢字][ふりがな]いろは[/ふりがな]〜!そ・う・だ・ん!!」
「なに〜?また葉月くんについて恋愛相談??
私は心楓の相談窓口じゃないんだからっ!」
「彩葉せんせ〜!
葉月くんが、毎日一緒に登校しなくていいって言ってて寂しいよ〜!!」
「そりゃぁ…!
心楓といつも一緒だったら、たまには1人で登校したくなる日も来るんじゃないの〜??」
「ひっどい!彩葉は味方してよねっ!」
「まぁまぁ?」
「もぅ…葉月くんに近づきたいだけなのにっ!」
ぎゃぁっ!!!
突然手首を引っ張られて、私の教室と反対の方向へ向かう廊下に。
そして
葉月くんが私の手首を掴んで自分の方向へと引き寄せた。
「きゃっ……!?」
「これで近づいた?」
葉月くんの艶やかな黒い髪も、整った顔も、形のいい唇も目の前にある。
「そういうわけじゃっ…、葉月くんはずるいよ!」
いつもクールでなかなか掴めないところばかりなのに、いきなりそんな甘いことをしてきて、もっとドキドキさせてくる。
いつもいつもいつも、わたしばかりドキドキしてる。
「は。なに?」
「だって、ドキドキさせてくる葉月くんはずるい……なのに葉月くんは、全然ドキドキしてくれない……!」
半分叫んでいたかもしれない。
私じゃドキドキさせられないことは分かっているつもり。
「んじゃ、ドキドキさせて?」
「えっ…?」
ドキドキさせて?
葉月くんがそう言ったの??
確かめるように目の前の葉月くんに視線を送る。
私はゴクリと喉を鳴らした…。
「も、もちろんっ…!」
あ……地雷を踏んだ?
すごい勢いで言ってしまったから少し焦る。
自信もないし、そんな方法もなにもわからないけど、葉月くんをドキドキさせてみせますっ…!!
「そのかわり───」
「うん?」
「俺も手加減しないよ?」
「手加減って……葉月くんは今も手加減してないから…そのままでしょ?」
「さぁ…?」
「葉月くんのことをドキドキさせてみせるから覚悟しておいてくださいっ!」
自信満々に宣言してみせる私。
「覚悟するのはお前の方かもね?」
「わ、私…?」
「ドキドキしすぎて倒れないようにね?」
葉月くんが私の耳元で甘く囁いた……。
葉月くんの吐息が耳にかかって今にも気絶してしまいそうだったなんて。
これから葉月くんをドキドキさせる宣言をしておいて言えるはずのないものだった。
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