太宰が意識不明になってから1年半
安楽死にするか延命処置するかで反論が起きた。
楽にしてあげようと考えと意識が戻るかもしれないから延命治療。と言う考えのだ。
安楽死の方に傾いていたがある言葉によって延命処置に変わった
​[中央寄せ][大文字]大切な人を奪わないで。失いたくない。あの人のように[/大文字][/中央寄せ]

感情を読み取りにくい彼女の初めて見せた顔にみんな驚き延命処置になった
それから毎日太宰の病室に通いお世話してずっと意識が戻ることを願った。
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だけど彼女の目[打消し]絶望の目だった[/打消し]

[水平線]
魃）太宰…私ねもうすぐ死のうかなって、太宰が起きるまでここにいたいけどもう限界かもしれない。
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いつも通り顔の口角を少しでもあげることなく静かにそう目を閉じて眠り続ける太宰に告げた。
もう手は細く骨が浮き上がってきている。
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病室を出ようと立ち上がると服の裾を軽く掴まれた感覚がして振り返ると太宰が目を覚ましてこちらを見つめていた。ずっと喋っていなかったから声が出ないのだろうか喋らない。
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太宰が少し目を細め頑張って笑おうとしてくれてそれを見た瞬間我慢していた涙が溢れてきて抱きついてしまった。
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ずっと太宰は優しく撫でて手を握ってくれた。落ち着いた後ナースコールをし他のみんなにも連絡を入れて1日が終わった。
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​ー数週間後ー
明日退院。
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中也）よぉ、太宰。手前が安楽死と決められそうな時延命処置になんでなったかわかるか？毎日お世話してたやつとか
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太宰）さぁ？誰だい？
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中也）魃だ。必死に延命処置荷説得してたぞあいつ
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太宰）私が目を覚ました時ボロ泣きしてた魃か、笑
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中也）手前元から起きてて測って魃の服つかんだろ
いつも通りキレながら言うすると

魃）あ、中也も来てたんだ
太宰の病室に入ってきて笑顔で話しかける
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太宰）ボロ泣きだった魃〜私がいなくて寂しかったかい？
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魃）そりゃまぁ、、

太宰）ふふふ、嬉しいねぇ、あ、そうだ国木田くん達は泣いていたかい？
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魃）悲しそうな顔はしてたような、？自分のことしか考えてなかったからなぁ、笑あと言いたいことがあって、
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『生きてくれてありがとう、笑』