[太字]謎[/太字]

「血液鑑定はな、その血液に似ているやつを探してヒットさせる。お前の血液は登録されてなかったし、似ている血液も日本人しか登録されてなかった。そうゆうことだ。」
親族が登録してなかったから当然なのか？…
「あとお前は調べたところによると親がいないそうだな。事故かなんかで」
「そうですけど…何か関りが？」
「親が居ない。これは日本人家系ではありえん、[大文字]一つの家系以外は[/大文字]代々守られているからな。」
「一つの家系？…」
「カード、いや魁人、それ話すの？」
「ああ。その一つの家系というのが笠蔵家の罪を犯した家系だ。それが俺たちの敵家というわけだが…。まあ、だからこの国からも嫌われているし、あっちの陣営の国もその家系の奴を嫌っている。そしてお前はこの家系。解るな？」
「一部の過激組織がその家系の人を全滅させる事件が発生した。」
「しかもその事件の犯人はその家系を嫌っている家の総長なんだ。」
「すまんな、その犯人というのが俺の父だ。ここで謝らせてもらう」
（そうなんだ…）
「で、でも魁人さんはなんも悪くないですよ！」
「だけどな、現総長として謝る。」
（いい人だな…）
「お前はこの特殊家系だ。だからソーダがここに特別研究員としているんだぞ。お前を守るためにな。」
「颯太くんはそのために来たの？！」
「そうだぞ。」
照れたように言う。可愛い。
「とりまお前の安全は守りながらやる、だからこの研究は安心してくれ。」
「はい！」

「研究の話するか。本題に移ろう。」