冷泉さんに恋愛相談


　　　
冷）恋とは脳内物質の作用。ただし、あいつに通じるかは分からない。

どこからかホワイトボード（バカでかい）を取り出してきて、何かを描く
笠）？

この人は何をしてるんだ…


冷泉さんはホワイトボートに「行動特性」だとか、「感情刺激」なんかを描きだした。


冷）颯太は衛り人。任務モードでは感情の起伏が少ない。つまり、"非日常的刺激"によって感情のギアが変わる

冷）ここに、君の“突発的な感情表現”が加われば…彼の行動特性に干渉できるはず


（何を言ってるんですか？）


私が困惑していると

冷）あいつはずっと受け身なんだ。俺と話してるとき。
冷）そしてあいつは身を滅ぼす勢いで仕事をしている。狂ったようにな。
冷）あまり人付き合いもないんだ。


困惑が増加した。

冷泉さんは少なくとも…私と楽しく話していたのを見ていただろう。

笠）そうなんですか…？


冷）そうだ、君には恐ろしく親密に接している。あんな颯太初めて見た。

そうなんだ…

私にだけあんな親切に、親密に…


ん？つまり
笠）えっ。

冷）君が特別な存在…なんだと思う。

冷）仕事を忘れて、楽しく話せる存在。それが君なんじゃないかな。

笠）そうなんですか

冷）まあ、あいつはこの仕事に執着されてるから。その呪縛から解放されるのは相当にうれしいんだろうな。


笠）仕事に執着されてる？

そうなのか…？聞いたことないけど。

冷）あいつは頑張ってるさ。最近眠らずだよ。

笠）噓でしょ…

冷）君が居てくれるだけで良いと思うんだ。だから、自分から突っ込んでいけ。

笠）そうですか、ありがとうございます。


颯太くんが最近寝てない？

　不安

この文字しか思い浮かばない。だいじょうぶなの？