これは2580年春、鳥取県のとある一角で起きた事件の話だ。今の私たちと変わらない暮らしをしていた当時5歳の、直吉は自宅の窓のない部屋から忽然と姿を消した。だが、彼は消えたわけではない。なんと、千年前の戦国時代にタイムスリップしていたのだ!未来の記憶を失った彼はこの怒涛の時代をどうやって生き延びていくのか?

1945年　大日本帝國　太平洋戦争末期　日本は、敵　米海軍の航空母艦に250キロ爆弾をくくりつけた零戦をそのまま体当たりさせる「特攻」という暴挙に出た。
俗にいう「カミカゼ」である。
特攻に成功した しなかったというのは、航空基地の地下室にある電信室からモールスを用いて判断される
これは戦いから離れた地下深くの電信室の話である。

彼の話

神様たちが会議をしている
どうやら生き物の話をしているようだ