ある日突然親友が学校に来なくなった。親友の名前は「詩彩良」。僕（有咲）は心配になって詩彩良の家に行ったが詩彩良はいなくてその代わりに彼女の親から衝撃的なことを伝えられる。親友を大切に思う僕の感動ストーリー。

桜藤学園は、特殊能力を持つ者だけが通える学校。
無能力だった小篠純夏は、両親からもらったネックレスをきっかけに、念願の入学を果たす。新しい学校生活で、心を読む白旗佑夏、遠距離操作の長柄むつこ、記憶を暗記する板本万里佳と出会い、少しずつ友情を育む。能力を使ったユニークな行事や体育祭を通じて、純夏は自分の成長を感じる。新たな学園生活は、友情と成長の物語へと繋がっていく──。

知ってる気がするんだ。



君のことも。この世界も。



だけど思い出せないんだ。

友人の後日談

＿今日もきこえる、音…。
これは誰かの記憶にある時雨中学校吹奏楽部のお話。
どんな曲にも、全力で。

私（瀬菜）の親友だった真衣が事故に遭って記憶喪失をしてしまった。
初めて学校に来るなり、みんなを見ると全く別の国に来ているような感じだった。
私は笑顔で話しかけた。
「真衣、久しぶり！」

すると真衣が怪訝な顔をしていった。
「あなたは、誰？」

私は逃げ出した。
なのに…私の中から別の力がぐんぐん伸ばし出てきて…