高校三年生の翔太は、卒業を控えた冬の北海道で、進路や仲間との別れに悩んでいた。地元の特産「稚内大豆」を使った料理を楽しみながら、幼なじみの涼子に「いつか大豆を育ててみなよ」と言われ、その言葉が心に残る。進学先は東京だが、翔太はいつか北海道に戻り、大地を育てる夢を抱くようになる。雪降る町で、彼の未来が静かに決意される。

私は唯一の味方だった父と別れ、永遠の親友が自殺し、自傷を続ける。引きこもった私を救ってくれるのは一体。。

夏は蝉の声。海の音。公園で遊ぶ子供たちの声。そして
君の声_________。
今までの夏は、息を潜めて静かに勉強して、課題して、夏祭りなんて行かなくって、海なんて尚更行かなくって、花火も見てなくて、ただただ静かに生きてた。
けど、君のおかげで世界が変わった_________。

　あることがきっかけで不登校気味の男子中学生、実陽（みはる）。そんな実陽の元に一通の招待状と写真が送られてくる。招待状に書かれた場所は、有名な大きなサクラの木のある公園。そこで一人の少女と出会う。

　「　実陽君、　&