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ここから点を取らないとチームZは完全に負ける




「おっしゃ！！このまま一気に攻めるよ！攻めるよ！」

『成早に2枚もついてたら…』

「させるかぁ！！」

「あ！」

「クソ…すまん成早！」

「守れ！！これ以上点は取らせんな！！チームY！！負けたら終わりだぞ！！」

「おぉ！！」

「ひるむな！押し切るぞチームZ！」

「いける！いけるって！相手ビビってる！」

「攻めろ！攻めろ！」

「よこせボール！」

「奪われんな！」

「クソ！頼む二子！」

『やば……潔！』

「お前へのパスは俺が全部狩る！」

「…うっとうしい人ですね」




二子に渡るはずのボールは潔によって守られ、2人は並行して走り出した




「キミ達も聞いたんですよね？絵心からの「武器を持て」って言葉。そん時考えたんです。僕…「自分の武器ってなんだろう」って。 “青い監獄„ に来る奴らって皆凄い才能の持ち主じゃないですか。ましてや大川くんになんて単純なシュート技術じゃ勝てっこない。でも、僕は負けるワケにはいかないんです。足が速いワケでも強靭な身体(フィジカル)があるワケでもない僕が “青い監獄„ で生き残るための武器は…フィールドを的確に把握できるこの眼と他人を使うことに長けたこの脳ミソなんです。僕を止められても発想(アイディア)は止まりませんよ」




二子の言っている意味がよく分からない。一体どういう意味で言ったんだろ…





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