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文才無しの読書家が小説を上手く書く方法求ム!
-以下のレスへ返信します-
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No.3
Observer01
2025/04/12 17:56
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決してプロというわけではありませんが、私の知る限りのことをお伝えします。
まず始めに、小説や漫画を含む、あらゆる物語にはその流れにパターンがあります。「ラスボスを倒す話」、「恋をする話」……など、その種類は細かく分けても数えられる程度で、研究者によっては10種類未満とする人もいます。例えば、異世界転生かつ戦闘ものであれば、殆どの作品は「ラスボスを倒す話」(ラスボスを倒せずバッドエンドで終わる可能性を考慮するなら、ラスボスを倒そうとする話)といえます。無論、例外もありますが。
ストーリーがパターンであるのなら、一体どこでオリジナリティーを出すのかというと……ズバリ、
「シーン」
です。といっても、これだけでは分かりにくいと思うので、ここで私の知人がしていた面白い例えを紹介します。以下の数式を見てください。
1十1十1十1十1=5
2十1十2=5
どちらも5を表す数式で、5はストーリーを表しています。同じ5でも1だけで作った5と2と1で作った5では印象が違うかと思います。これがシーンが重要である理由なんだ……と、私の知人が言っていました。
では具体的に、シーンを変えるにはどうした良いのかというと……それは、キャラクターを虐めることです。虐めるというと、あまり良い印象がしないかと思いますが、実はシーンを面白くするうえで最重要なことだったりします。キャラクターが自らに与えられた試練を乗り越えていく、または吞まれていく様子を見て読者は感動します。
例えば、敵と遭遇する、告白した相手に振られる、トラウマを思い出す、突然雨が降り出す、などです。
これらの試練は障害と呼ばれ「事件」「事情」「事実」の3つに分類されます。
敵と遭遇する、告白した相手に振られる、この2つは事件です。事件とは突発的に生じた障害のことを指します。障害の殆どはこの事件であり、使い勝手の最も良い障害といえます。
トラウマを思い出す、は事情です。外的要因ではなく、主人公または障害が降り掛かったキャラクター自身の過去が起因して起こります。事件とは異なり、特定の状況に陥った際に生じることがあらかじめ決まっており、使いこなすにはかなり早い段階から、綿密に設定を組む必要があります。また、事情にはキャラクターに深みを出す機能もあるので、キャラクターの存在感を強めたい際にも有用です。
突然雨が降り出す、は事実です。偶然起きた出来事のことで、事件に発展する入りとして使うこともできます。ただし、あくまで起こった理由は“偶然”なので、何度も使っていると飽きられます。
そして、これらの障害の解決方法にキャラクターの個性を出してあげると……オリジナリティーを出しつつ、キャラクターをより際立たせることができます。
キャラクターの個性を出す、と先述しましたが、そこには臨場感の出し方や読者を感化出来る文章の書き方が深く関わっています。そもそも、臨場感とは実際にその場にいるかのような感じのことです。臨場感がなくなる原因は基本的に説明っぽい文章が多すぎることです。ここで注意したいには説明っぽい文章とは地の文(ト書き)のことではありません。前提としてあらゆる文章は直接的または間接的に物事を説明しています。
例)「おはよう、太郎君!」
例文は完全にセリフですが、「おはよう」から時間が朝であること、全体から太郎君と太郎君に話しかけている人物がそれなりに親しそうな関係であることが読み取れます。ですが、このセリフに説明っぽさはありません。地の文もまた同じで、仮に内容が完全に説明を目的としたものであったとしても説明っぽさをなくしてあげることが大切です。
例2)私は結局、その提案を受け入れた。
例3)正直、「面倒くさいな」と思いつつも私はその提案を受け入れた。
いわゆる心情セリフを多めにして、地の文の量を減らす。キャラクターの考えが明確化され、読者が没入しやすくなります。また、心情セリフや地の文にもキャラクターの個性を出してみると上手くいくかもしれません。
例4)正直、面倒くさいなぁ。でも、受け入れないと話が進まなそうだし……仕方がないか。
ただ、ここまで心情セリフっぽくしてしまうと逆に良くないという方も一定数いらっしゃるので、実際に書いてみて、自分で書いたものを読んでみて……そのうえでもう一度考えてみれば良いかと思います。
正直私もまだまだ初心者なのでアドバイスできることには限界があるのですが、少しでも参考になると幸いです。[No.3] ID:289IBAVUlja9s
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【No.3への返信】
きゅうりむし
2025/04/12 20:10
成る程、参考になる貴重なアドバイス、ありがとうございます!
我はあまり、物語の〆方……つまり、ENDを決めてから、始めてみると言うパターンは無いので、最初にENDを考えてみるってのも、あまり関係無いかもしれませんが思いました。
で、シーンに関しては、数式で説明していただいた通り、1つのENDで〆るにしても、色んなパターンを作れる、と言った意味合いかと、我は思いましたが、これに関しては我の読み手として不足している力があるかもしれないので、勝手に想像して言わせていただきます。例えば、流れとして、ハッピーエンドの恋愛モノ。
現状→出来事→すれ違い→告白→ENDみたいな、単純な方式だと1 1 1 1 1となる、みたいな認識でよろしいと我は思っています。
で、後々にまた触れさせて頂きますが、具体的にシーンの作り方と絡めると
出来事→(告白 トラウマ)→すれ違い→END(ハッピーエンド)の様な認識であっていれば良いのですが……こんな感じでしょうか、2の作り方と言うものは、(すみません、読解力も欠けていて…)
で数式で例えられたので我が途中で思いついたのは、我程度な者には難しいのかもしれませんが、掛け算と言うか、複雑な物語、って感じでして、勝手なやり方ですけど、例えば、告白(過去)×今×告白(現在或いは、未来)の様な複雑な絡ませ方、みたいなのが難しいかもしれませんが、可能じゃないのかなと、……まぁ、ド素人な考え方なのですけど、足し算方式の方法を見習って掛け算、や割り算、引き算、という様々なのを組み合わせて述べていただいた5を作る、みたいなのも我としては良いのかと、勝手ですけど、想像させて頂きました、(スミマセン……)
それで、シーンの作り方と言いますか、変え方で述べられた、事件、事実、事情は大変、参考になるものでした!我の語彙力ではどうしても伝えにくい具体的な感謝なのですが、参考にさせていただきたいと思います!恐らく、そういうものも臨場感等に繋がると思うので、
やはり、個性というものは作者の書き方に直結するものなので、何度も読み返して妥協なしで手直しをするというのが良いと分かりましたので、他の方の返信でも述べましたが、何度も読み返して書き直すというのをしようと思います、
色々と、アドバイスをくださり、ありがとうございます![No.4]ID:4is.cfhYEqxnw
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