当サイトに投稿された小説への盗作疑惑通報に関してのお知らせです。

もし、盗作の疑いのある小説を見かけましたら、トラブルを避けるためにもコメント欄で確認するのではなく、管理者へ通報をお願いします。

盗作の疑いのある作品について、通報いただいております皆様には改めてお礼申し上げます。
通報されたもののほとんどが、別サイトで投稿された小説、動画、インターネットミームなどの盗作としか思えないものであり、とてもありがたく思っております。
　
しかし中には、結果的に盗作ではなかった、というものも混じっています。
また「盗作」と通報する前に一度確認をしていただきたいこともあります。

例えばこのようなことがありました。
　

事例（１）

Aさんというユーザーが、Bさんというユーザーの投稿している小説に対して「Bさんが私の小説をパクっているようです」と通報してきました。

確認したところ、お話の内容は全く違うのですが、お話の傾向が似ているように思えなくもない、という程度でした。

しかし、ユーザー本人が盗作と思われており、通報を受けた以上、確認しないわけにはいきません。
この通報を受け、私はBさんに「盗作の覚えはありますか。あれば小説の削除をしてください。なければ削除はしなくて大丈夫です。」と管理者メッセージを送りました。

すると「盗作をした覚えは全くありませんが、念のため、その小説を削除します」と、その小説を削除してしまいました。
さらにそれだけではなく、他にも投稿していた同じような傾向の小説まで削除してしまったのです。

管理者から盗作についての確認があったとしても、覚えがないのであれば小説の削除や修正をする必要は全くありません。

覚えがないのであれば、それでいいのです。
それで削除をしてしまえば、やはり盗作だったのか、と相手に印象付けてしまう可能性もあります。

よっぽど、誰が見ても他の作品に似ているような内容ではない限り、盗作と認められることはありません。
例えば、未来から来たロボットが便利な道具で助けてくれる、鬼にされた妹を人間に戻すため修行の旅に出る、といったお話を「オリジナル」で公開していれば、本人が「盗作ではない」と言い張っても、それは盗作と認められ、規制されます。

盗作の覚えがないのであれば、小説の削除はしないでいただきたいです。

事例（２）

「命短し…」というフレーズが、あるユーザーのタイトルの盗作ではないか、との通報がありました。

この場合、「命短し」というフレーズは「よく使われるフレーズの一つ」として、盗作ではないと判断いたします。

「命短し…」というのは「ゴンドラの唄」という1915年（大正４年）の流行歌の１フレーズ「命短し恋せよ乙女」が元となっています。（ちなみに、この歌は作詞家さんの没後５０年以上が経過しているため、歌詞の著作権は切れています。）

このフレーズは、長年まるで「ことわざ」のように民衆の間で使われており、映画「命みじかし、恋せよ乙女」、クリープハイプの「イノチミジカシコイセヨオトメ」など、上記フレーズをもとにしたタイトル作品も発表されています。

このように、すでにひとつの完成された単語、言葉として定着しているものに関しては、盗作とは認められません。もし「このフレーズが似ている。盗作ではないか」と思われた場合は、一度検索をしてみてください。もしかすると、すでに使い回されて浸透している言葉かもしれません。

ちなみに、法的には「一部のフレーズが似ている」程度では著作権を侵害している、と認められることはないと思います。