当サイトの「病みアピ」、「病み小説」の見解

「病み小説」、「病みアピ」が、見る人を不快にする小説として通報が寄せられることがありますが、そのことに関して当サイトの見解をお知らせしておきます。

結論

補足

  • 「病みアピ」をしてしまう方が病んでいることは間違いない、ということ
  • 「病みアピ」を不快だと思う方も病んでいるかもしれない、ということ
  • 「リア充アピ」をする人もどこかしら病んでいるということ
冒頭に書いたように、たまに「病みアピ」小説を削除して欲しい、といった通報が寄せられることがあり、中には「あとがきが不快」、「活動報告が不快」とまでいった通報もあります。

ちなみに「病みアピ」というのは「病みアピール」、「病んでいるアピール」の略で、いかに自分が病んでいるかをアピールする内容のものです。
「病んでいる」というのは、主に体調不良や精神的な疲弊などのことですが、それとともに、家族や学校などでの人間関係の不調、(真偽は別として)自分の不遇な環境なども併せて語られることが多いようです。
とんでもない話ですが「不幸」に憧れて、無理やり自分の「不幸話」を盛ってしまう人もいます。

 
そして「病み小説」ですが、これは「病みアピ」とは別物です
「病み小説」は、主に登場人物が精神的に病んでいたり、精神的に追い詰められたり、といった小説のことで、リストカットやオーバードーズなど、死を匂わせるフレーズがよく出てくるのが特徴です。
ただし、これはあくまで投稿サイトでの「病み小説」であり、プロ作家が書いた「病み小説」(「鬱小説」といった方がいいかもしれません)は全くの別物ですので、誤解なきようお願いします。

「病み小説」といったジャンルの小説があるのかは不明ですが、「小説」として投稿されたのであれば、違反ではありません。
そのため「この小説は病み小説なので違反です」といった通報は受け付けられません。
「病み小説」と「病みアピ」は別物だ、ということを認識しておいて”#病み”タグがあるというだけでの通報はおやめください。

確かに「病み小説」とタグを設定しておきながら、内容は作者の実生活の愚痴だった、ということは往々にしてありますが、こういったものは単に作者の「日記」であり「小説ではない」ので、そういうものは「小説ではない」として通報してください

明らかにただの作者の愚痴だ、と分かるものなら通報もしやすいと思うのですが、中には「病み小説」の登場人物に作者自身を投影しているのではないかと思われるものもあります。
あとがきに「実話です」などと書いてあれば、間違いないでしょう。
そうすれば「はい病みアピだ」と、通報したくなってしまうかもしれませんが、それが「日記」や「メモ」のようなものではなく、「小説」の体を取っているのであれば、特に通報の必要はありません
作者さんがご自分の体験を小説にして、それで心が晴れるのであれば、そっとしておいてあげてください。
「あなたの投稿は不快です」と、わざわざ傷つけに行く必要もないでしょう。
その人の「病みアピ」が不快に感じたら、その方の小説はもう見に行かないことです。もちろん、活動報告もです。

「注目してほしい」、「褒めて欲しい」、「認めて欲しい」という気持ちが十分に満たされていないから、わざわざ「病みアピ」という行動に出てしてしまうのです。
そこでその相手を叩けば、また更に悪化することは目に見えています。

 

対処法は「何もしない」ことです。
なにか声をかけてあげたい、と思われる方もおられるかもしれませんが、残念ながらこのサイトではそういうやり取りは禁止となっています。
かわいそうだとは思いますが、このサイトで「病みアピ」をしても無駄だということをわかってもらうためにはそういった手段しかありません。

「病みアピ」をしている相手をわざわざ傷つけに行く必要もなければ、あなた自身も不快な気持ちになりに行く必要はないのです。
そうすれば、あなたも不快にならなくて済みますし、通報する手間も省けます。

小説内での「病みアピ」を通報するのならまだ良いです。
ですが、あとがき欄まで読んで「病みアピしてます」と通報し、わざわざその作者の小説をすべてチェックし、活動報告まで閲覧して通報してしまうようなユーザーの心理状態も、また異常だと思うのです。

おそらくですが「自分も悩んでいて苦しいのに、この人は病みアピして慰めを待っている」というふうにとらえ、不快な気分になってしまうのでしょう。
だから、こんなものは「小説」とは認められない→通報して削除させたい、という行動に出るのかと思われます。
もしそうだったとしたら、少なからずその方の心は病んでいる、と言えそうです。

悩みは誰でも抱えています。
悩みのない人などいません。

ですが、日常生活が充実している人や、自分の機嫌は自分で取ることができる、ストレス発散の方法を持っている、という方は誰かからの慰めの声は必要ないため、そういった行動はとりません。

自分の置かれた状況に不満を抱き、自分が不満に耐えられる”許容量”を超えてしまったとき「病みアピ」に走りやすいのでしょう。

では逆に「病みアピ」をしていないからと言って、その方の日常生活が充実しているかというと、決してそうとばかりは言えません。
「病みアピ」をすることで、周囲に気を遣わせてしまったり、人が離れていったりすることを知っているので、そういったことはしないのです。

 

また、これは「病みアピ」よりも圧倒的に数は少ないのですが「リア充アピ」をしてしまう方もいます。
が、これもほとんど「病みアピ」と同じです。

いかに自分が充実しているかをアピールして、誰かから称賛や羨望の眼差しを受けたい、という願望からくるものでしょうが、結局は誰かから褒められたいという欲求からくるものです。つまり、褒められ足りない、ということです。

 
これは恥ずかしいことではありません。
人間なら、誰しもが他の誰かから優しい言葉をかけてもらわなければ、埋まらない心の穴があるものです。
特に10代などは、人間関係に悩みやすい時期です。
悲しい気持ちになることは毎日あります。
自分の正体を知らない、ネット上の誰かから慰めてもらいたい気持ちはよくわかります。

でも、残念ながら「NOVEL CAKE」は
誰かからなぐさめてもらう場ではないのです。

つらい気持ちになったなら「ニフティキッズ」などで話をしてみることをおすすめします。(「病みアピ」だけでもたくさんトピックがあります。)

◆ニフティキッズ
病みアピやめたい
病みアピになってしまいます
「病みアピ」と言われる時の対処法」 

ここまで読んでいる方はおられないでしょうが、まとめは冒頭に書いてあるとおりです。
「病みアピ」と「病み小説」は別物だと認識していただき、安易に通報したり、相手を傷つけにいくことはやめておきましょう。

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